秘境とは世界に知られぬ土地・・・
日本の原風景が残る山里・・・遠山郷「下栗の里 」
信州最南端の地 遠山郷 。深い山、谷、崖と共にひっそりと暮らし、いにしえの記憶を今も護り続けていている秘境ー下栗の里。
日本の原風景が残る隠れ里です 。
谷底に向かって標高800m~1100mの間に耕地や民家が点在する里には、大地と人の温もりがあります 。
下栗の里は2009年「にほんの里100選」に選ばれました。
下栗の里は、南アルプスを望む長野県飯田市上村にあります。傾斜30度余の山腹を切り開いたこの土地は、近隣で縄文時代の土器が出土するなど、古くから自然の恵みを求めて人々が暮らしてきた場所です。
倭(やまと)は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠(やまこも)れる 倭しうるはし
この里は、日本の原風景が残る里として、「まほろば」と呼ぶにふさわしい地です。
里では、いも類、雑穀類(稗、蕎麦、粟、黍等)や豆類、椎茸などの作物が多く収穫されています。
さらに、いつも笑顔で元気な里のおばあちゃんたちの温かい優しい手で、これらの作物からいも田楽や豆腐といった自然食品が作られています。
きっと、おばあちゃんたちは「里を訪れる人は皆、家族」と思い、それは長い旅をして帰ってくる孫たちを迎え、心身を癒してあげるため、真心をこめて作ってくれているのかも・・・
神様の湯治場と名水・観音霊水
神様の湯治場の伝説がある秘境の谷に湧いた天然温泉「かぐらの湯」
日本の原風景が残る場所下栗の里
南アルプスの雄大なパノラマを望むしらびそ高原
南アルプスの恵みをたっぷり含んだ名水・観音霊水
山と渓谷に囲まれた里山がここにあります。
神様の湯治場 天然温泉「かぐらの湯」
日本を南北に分断する中央構造線。 ここ遠山郷で、遠山川断層と赤石断層が交差しています。 この地域独特の断層の上からは、 天然の「気」が発生しているといわれています。 全国でも珍しい42.5度のナトリウム・カルシウム塩化物泉は、 神事を大切にするこの地にあって、まさに神からの宝物です。 大自然の個性的な趣と心と身の癒しに加え、 神にも出会えそうな、心あらたかなひとときを満喫してください。
※中央構造線の謎
中央構造線は、地学ファンのみならず、さまざまな分野から注目を集めています。
「中央構造線の謎を探る会」の代表を務める後藤拓磨さん(飯田市)は、中央構造線上には重要な聖地が多く、また国譲り神話に関わる神々がこの線上に祀られている、と指摘しています。
確かに、国譲りで敗れた建御名方命は中央構造線上の諏訪大社に祀られていますし、伊勢では伊勢神宮外宮のほぼ真下を中央構造線が走っています。修験道で有名な石鎚山も、この構造線上にあります。
果たして中央構造線と神話・古代史の間には、どのような関係があるのでしょうか。
信州遠山郷の名水「観音霊水 」
観音霊水 六つの願掛け
一、若
二、活き
三、体質
四、健康
五、幸運
六、無事
南アルプスの最南端・遠山郷唯一の独立峰・盛平山の麓にこんこんと湧き出る「龍淵寺 観音霊水」は、今や日本一の鉱物物質含有量を誇るナチュラル・ミネラルウォーターとして注目されています。
戦国時代、遠山氏が領土を収めていた450年以上前に整備され、これまでに一度も涸れたことのない「観音霊水」一度味わってみてください。
伝統の遠山郷 下栗のまつり
遠山郷一体には、鎌倉時代に起源を持つといわれる「霜月祭り」があり、昭和54年2月に国の重要無形民俗文化財に指定され、旧暦の霜月に村内4つの地区(上町、中郷、下栗、程野)に神事が行われています。
さらに下栗には、370年程前の江戸時代から「掛け踊り」が村内では唯一伝わっています。この「下栗掛け踊り」は、豊穣祈願予祝する雨乞い踊りと念仏踊りの形で、毎年8月15日の例祭で行われています。平成11年には「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に指定されました。
次回は、古より連綿と続く伝統の遠山郷 下栗のまつりをご紹介いたします。
鎹八咫烏 記
協力(順不同・敬称略))
遠山郷観光協会
〒399-1311 長野県飯田市南信濃和田548-1 (かぐらの湯となり)アンバマイ館内
10:00~17:00 年中無休 Tel 0260-34-1071 Fax 0260-34-1132
(一社)長野県観光機構
〒380-8570長野市大字南長野字幅下692-2 長野県庁1F
Tel 026-234-7165 Fax:026-232-3233
飯田観光協会(飯田市役所観光課)
長野県飯田市本町1-2
本町プラザ まちなかインフォメーションセンター
Tel 0265-22-4851
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