晩秋の荘川の里
厳冬の奇跡霧氷
荘川桜
日本最大級の荘川五連水車と白山をのぞむ蕎麦畑
飛騨と聞くと全国の皆さんは、恐らくまず一番に先日、世界文化遺産の一つに登録された「高山祭」の高山を連想されると思います、次に世界遺産の「合掌造りの郷」白川郷、そして「古川祭・起し太鼓」の古川、「スーパーカミオカンデ」の神岡、さらに温泉郷の「平湯」、順位の多少の違いはあるが、当たらずと雖も遠からずではないかと思います、如何ですか?
本日ご紹介するのは、東海地方の地元の方たちでさえ、名前は聞いたことはあるが、どんな所なのか行ったことがないと言われる方が多い「飛騨高山の奥座敷」ともいうべき【荘川(しょうかわ)】です。荘川は自然環境に恵まれた心が癒される水と桜と森の郷です。
2016 年 の 拡 張 登 録 の 承 認 に よ り 、 荘 川 地 域 全 域 が 白 山 ユ ネ ス コ エ コ パ ー ク の エ リ ア と な り ま し た 。荘川には 自 然 、 ふ る さ と の 景 色 が 満 ち あ ふ れ て い ま す 。
実は、50年以上飛騨に通っているにも関わらず、かく言う私もその内の一人で、荘川と聞くと静かな山の中の別荘地、ついで、鮎やあまご釣り位しか(失礼)頭に浮かびませんでした。
今回、世界文化遺産の一つに登録された日本の【山・鉾・屋台行事】の朗報に接し、飛騨の再調査をしはじめて「荘川」の事を詳しく知ることが出来たわけです。
それでは、まず荘川の歴史から紹介致します。
荘川の歴史
江戸時代末期までは、現在の「荘川」と世界遺産の「白川郷」は一つの村で、「白川郷」と呼ばれていたそうです。
はじめて知りました!
富山県まで流れている庄川の最上流にあった村が現在の「荘川」で、下流の村が現在の「白川郷」だそうです。明治に入り白川郷が二分割され、先に下流の村が「白川郷」と言う名前を登録され、困った上流の十八ヶ村は、かって白川と呼ばれていた川に荘園が出来て庄川と呼ばれたので、村の名前を「荘川」と名づけたそうです。
飛騨弁を研究されている大西佐七さんによると「飛騨で最も早く開けたのが、現在の荘川・白川郷のある地で、平安末期に藤原氏が白川荘という荘園を所有していた。」とのことです。
文化
荘川民謡
民謡は、谷や川に沿って伝わると云われ、それに沿う街道を運ばれます。ここ荘川でも、「庄川」に沿う「白川街道」により伝えられた民謡や、郡上へ通じた「郡上街道」を通して持ち込まれた様々な民謡が伝承されています。山深い隔絶された地域で、それらの民謡が歌い継がれて発達成長し、荘川地区独特の民謡となり、現在も民謡保存会の皆様により保存・伝承活動が続けられています。又地域の産業とともに創作された様々な歌が伝承されていますが、本サイトでは、「盆踊り歌」「祝座敷歌」の一部を紹介いたします。
荘川盆踊り歌
荘川甚句
飛騨にある唯一の「甚句」です。「返し」があり相撲甚句との関連は不明ですが、荘川を代表する民謡の一つで、「日本民謡大観」(日本放送協会編)に楽譜つきで紹介されています。
荘川千本搗き
伊勢神宮の遷宮の際に行われる地搗き作業に由来しています。伊勢音頭に起源があるようで、その特徴を残しています。荘川を代表する民謡の一つで、「日本民謡大観」(日本放送協会編)に楽譜つきで紹介されています。
荘川よいとそれ
囃しに「ヨイトソレ」と言うのでこの題名になっています。長野県諏訪地方の盆踊り歌で、糸引き工女達が持ち込んだもので、飛騨中にわたっています。荘川では、三味線、太鼓などで華やかな盆踊り歌となっています。
荘川えっさえっさ
荘川を代表する軽快な歌で、誰でも手をつなぎ踊りの輪の中に入って行ける良さがあり、七七調口説き節なので長時間にわたって歌われます。
荘川ドッコイサ
郡上方面と荘川は昔より密接な関係があり、郡上街道を通じて文化的・経済的な交流がありました。この曲も石徹白(いとしろ)方面よりわたって来たもので、荘川各地の盆踊り歌、回壇踊りで盛んに踊られる軽快な曲です。
祝座敷歌
荘川おけさ
《おけさ節》は九州で発生した《ハイヤ節》が、日本海側を北上しながら各地に定着したものと言われており、「荘川おけさ」は、越後の《はねおけさ》によく似ており、三味線芸人の「ごぜ」や、庄川での木材運搬の「木流し人夫」たちにより持ち込まれ、変化したものではないかと考えられています。
荘川騒ぎ
「日本民謡大観」によると古い形の《相撲甚句》のくずしであるとされており、ほぼ飛騨全域に分布しています。酒宴の席でのさわぎ歌として、三味線やはやしもにぎやかに誰でもが興に入って歌えます。
荘川しょっしょ
飛騨地方全域に渡って分布している歌で、飛騨を本場としています。「そうそう」→「しょうしょう」→「しょっしょ」と変化し、それがこの民謡の名前になったと思われます。荘白川ではリズミカルで名調子な曲となっています。
荘川輪島
能登輪島方面で素麺製造の粉引き歌として歌われていたものが飛騨地方全域に分布した曲で、各地での変化の状態からみて歴史的にかなり古いものです。最近では《能登麦屋節》としてレコード化されていますが、荘白川ではその古い名前である《輪島》をそのまま伝えています。
荘川古大臣
新潟県中魚沼郡十日町の「広大寺」にまつわるザレ歌が基で、三味線芸人の「ごぜ」さんたちにより日本各地に広まりました。
荘白川には「広大寺節」が《古大臣》として伝えられ、関東の《八木節》はその兄弟歌です。荘白川郷では、三味線伴奏に合わせてリズミカルで独特な味わいの名曲です。
荘川の村芝居(奉納芝居)
荘川の秋は奉納芝居から始まる
荘川秋の例祭にて地域の若者が、赤城山の名月、雪の渡り鳥、曽我兄弟など人情時代劇を奉納芝居として情緒あふれる演技で演じ、会場に集う人々と楽しむ
荘川では、古くから歌舞伎芝居が伝わっていましたが、現在は残念ながらその姿は絶えてしまい、資料にも残っていません。しかし、数少ない農村娯楽の一つとして、各神社での即興芝居などで受け継がれ、後に岐阜から師匠を招いて、大衆演劇の形で演じられ今に至っています。若者が少なくなり芝居ができなくなる神社もありますが、今も、黒谷白山神社、野々俣神社、荘川神社で毎年行われています。
年に一度一夜限りの舞台に、約二週間前から練習を始め本番を迎えますが、プロとちがい全員素人。セリフ忘れや台本に無いアドリブ、時にはカツラがずれたりというハプニングと観ているお客さんからの温かいヤジ、それらが一体となって、田舎の秋の一夜の風物詩となっています。
黒谷白山神社 9月1日
野々俣神社 9月3日
荘川神社 9月14日
荘川桜
荘川桜 空撮
荘川の里に春
荘川の町の誇りである、樹齢500年の『荘川桜』を紹介します。 この荘川桜は元々この場所にあったのではありません。 昭和35年、電源開発株式会社による「御母衣(みぼろ)ダム」建設により、荘川村(現荘川町)中野地区が水没することに伴い、同地区光輪寺と照蓮寺の境内にあった老桜も同じ運命になるはずでした。しかし、電源開発(株)初代総裁高碕達之助氏は、この桜を水没から何とか救いたいと考えました。移植など不可能だという声の中、高碕氏の想いを受け止めた多くの専門家や職人たちの力で世紀の大移植が行われ、この2本の桜は奇跡的に蘇りました。 そして、今日まで「自然の大切さ」・「物への愛情」 ・「 命の尊さ」を、改めて教えてくれる荘川(旧白川郷)の人たちの大切な宝なのです。 荘川桜は、例年4月下旬から5月初旬GWにかけて咲き誇ります。開花時期中には、駐車場で屋台なども出ますので是非お出かけ下さい。 満開の3日間、夜間は午後7時から午後9時まで荘川桜のライトアップがされます。
清流庄川の鮎が準グランプリ獲得
全国56河川の鮎を食べ比べる「第19回清流めぐり利き鮎会」が、高知市で行われ、「清流庄川」の鮎が準グランプリを獲得しました。
生息する環境によって味が変わる鮎を食べ比べ、河川の環境改善に関心を持ってもらおうと、高知県友釣り連盟が毎年開催しているもので、庄川は今年初めて参加しました。庄川の自然環境が良い結果として評価されたと考えています。
今後も河川環境の維持向上に努めます。来年度の友釣りシーズンをお楽しみに!
荘川ウォーク&ノルディック
ウォーキング周遊マップ
荘川町内でのウォーク&ノルディック! 3コース周遊15.3km。 気軽に楽しんで下さい。 マップは「道の駅桜の郷荘川」に設置しています。
高山市荘川町「ダナ高原」から望む白山
白山は高山市荘川町の北西に位置し、その山域は富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県にまたがっています。山頂は、主峰である御前峰(2,702m)を中心に大汝峰(2,684m)、剣ヶ峰(2,677m)の3つの峰で構成されています。
白山
高山植物
白山は、高山帯を有する山として日本で最も西に位置しているため、白山が日本国内での分布の西限又は南限となっている動植物が多く、生物地理学的に重要な位置を占めています。また、白山の高山植物は氷河期からの遺存種と考えられており、遺伝学的にも重要なものです。
このように白山には貴重な高山植物や豊かな自然が残っているため、白山を中心とした範囲が白山国立公園に指定され、さらに白山国立公園の周辺を含む地域が白山ユネスコエコパークに登録されています。
2016 年 の 拡 張 登 録 の 承 認 に よ り 、 荘 川 地 域 全 域 が 白 山 ユ ネ ス コ エ コ パ ー ク の エ リ ア と な り ま し た 。
ササユリ群生地
荘川では、素晴らしい自然の中で、ササユリの勧賞を楽しめます。
・初夏に甘い香りを漂わせるササユリ。以前はどこででもみられた花ですが、近年になり減少しました。
・清楚で可憐なその姿は、気品があり、束の間の休息を与えてくれます。
・町内では惣則地区に大規模な群生地があり(北野農村公園)約1万本のユリを楽しめます。
荘川では地域住民の方が、ササユリの保護育成につとめており、今でもその優雅な姿を観賞することができます。
見頃 6月下旬~7月上旬
川底まで見える!?澄み切った渓流
荘川町内には、清流庄川を本流に、六厩川・三谷川・寺河戸川・一色川・町屋川・御手洗川・尾上郷川の7つの支流があります。
各源流からの水流は澄み切って川底までくっきりと見え、川縁には、春は新緑の中に岩つつじや藤の花、夏は深緑、秋は色とりどりの紅葉が川面に映え四季折々の渓流の美しさを見せてくれます。
魚帰りの滝
荘川で紅葉を見るならココ
三尾河地区、旧軽岡峠口にあり、古来名瀑としてうたわれています。
マスなどの魚が川をのぼってきても、この滝を登る事が出来ず、滝の下に留まってしまい、そのまま下流に戻る事からこの名が付けられました。
秋には、紅葉と滝との景色がすばらしく、荘川町内でおすすめの紅葉ポイントです。また釣りや野鳥観察のポイントでも知られています。
荘川の巨木 七福栃
樹高19m、幹周囲は地上1.5mの高さで6.4m、樹齢推定500年と荘川の栃の木で代表的な巨木です。
名前の由来は、その名の通り地上1.5m付近から株立が7本に分かれ、七福神が大きな株の上で踊っているように見えた事から、命名されました。
この木の見所は、大きな岩石が点在する中、ひときわ大きな巨石を根株がしっかり覆い、生育している所です。
梨子谷林道、高速道路橋梁下より300m徒歩5分。歩道整備はしてありますので、是非一度、ご覧になられては。
治郎兵衛のイチイ
荘川で、日本一の「治郎兵衛のイチイ」にあえる
荘川町惣則地区、北野農村公園にあるイチイは、国指定天然記念物で、樹齢2000年ともいわれ、幹周囲は最大7.95mもあります。
昭和63年度環境庁の巨樹、巨木調査イチイの部で幹周囲日本一となりました。
数年前より傾きはじめた為、地域住民の方が、ワイヤーで補強し、保護に努めています。
豊かな自然に囲まれた荘川で育った「治郎兵衛のイチイ」。その姿は自然の素晴らしさを教えてくれる。
荘川の化石
高山市荘川町には手取層群と呼ばれている約1億6千万年前のジュラ紀から1億2千万年の白亜紀にかけて堆積した、動植物化石が含まれている地層があります。
この地層からは、荘川地域が海の底だった頃の時代、海の水と川の水が混ざり合う汽水域だった頃の時代、淡水域の浅い沼が点在していた頃の時代の化石から見つかります。
荘川町の野々俣地域からは、この地域が海の底だった頃の時代のアンモナイト、ベレムナイトやカニなどの海に生息していた動植物の化石が見つかります。牛丸や牧戸地域では海水と川の水が混ざり合う汽水域に生息していた、シジミ貝の友達や、カキの新種の化石が見つかります。
また、このほかの地域でも淡水域の時代にできた化石の中からは、コリストデラと言う水性ワニ型は虫類の新種や、カメ、トカゲ、魚、カエル、翼竜などの化石の他に、恐竜の化石も発見されています。
恐竜の化石では、皆さん方は覚えてみえないかもしれませんが、映画「ジュラシックパーク」で炊事場まで追いかけてきた、小型で頭の良い小型肉食恐竜「ヴェロキラプトル」や植物食恐竜の「イグアノドン」の化石なども荘川から発見されています。
大気(空気)の澄んだ飛騨荘川で見た夜空
北の空では・・・
北極星とおおぐま座「北斗七星」・カシオペヤ座の星々が輝きあまりにも星の数が多く見えて星座の形を結べなくたいへんである。
夏の夜空には・・・
天の川銀河が白く帯のように輝き、南の空には「さそり・いて座」が鎮座している。
秋から冬にかけ・・・
東の空には「おうし座・オリオン座」が昇ってきて特に冬の夜空は全天で明るい星が多く清冷な大気にチカチカ輝く星座は荘川だけの見物である。
荘川で見た天体ショー
・流れ星
大気の澄んだ荘川では流れ星は暗いものまで多く見られます「しし座流星群」を多くの皆さんが楽しまれました。
・ほうき星
ほうき星(彗星)はあまり明るいものが見られませんが「百武彗星」と「H・B彗星」は長い期間たくさんの星が輝く中を通り過ぎて行く様子を肉眼で楽しみました。
今後も暗い夜空である荘川は色々な天体現象が見られることを期待しています。
錦絵のような紅葉
荘川の秋は訪れが早いため10月上旬には霜が降り、その頃から山々が鮮やかに錦絵のように彩られ、この辺りの地域では一番早く紅葉が楽しむことができます。
一般道や高速道路から気軽に見ることはできますが、おすすめスポットは「荘川であいの森」です。
この場所は、清流の川とナラやモミジなどの広葉樹の森に囲まれており散策道や芝生広場などが整備されて、家族連れでも楽しくゆっくりと遊ぶことができます。
特に御手洗川(みたらいがわ)の渓谷の紅葉は感動そのものですので、ぜひ一度寄ってみてください。
蕎麦畑と白山
荘川そば
美味しい里 清き源水 天の恵み 地のご褒美
荘川そばが産声をあげるダナ高原は、標高1200メートルの高原にあり、別世界を思わせるかのように、吹き向ける風も香ばしく、朝露さえも味わい深い高原地帯です。
自然や時間の流れに逆らわず、天の恵みが蓄えられ花が咲き実を結ぶ荘川のそばが、地のごちそうとして、訪れ頂く皆様の、心と体を癒します。
「荘川で採れた蕎麦は、甘みがあり風味がいい」と、郷土愛に満ちたご主人が打つ蕎麦を求めて遠方から訪れる客も多い人気店 蕎麦正。
おススメは「蕎麦正セット」1,300円。蕎麦は時期によって味が変わるので、その日にあったブレンドでそばを打ち、常に75点の美味さを目指していると主人は言います。それは、いつ来ても美味しいそばを食べていただきたいから。
セットには、荘川で捕れた岩魚を番茶でゆっくり炊き骨まで柔らかくなった姿煮、蕎麦の味を引き立てる生わさび、地の具材一杯の炊き込みご飯や煮物などがつく郷土の味。蕎麦とともに荘川の味を楽しめます。
天然温泉「桜香の湯」(レストランおうか)
荘川ICを降りると、左下に大きな屋根の「桜の郷 荘川 桜香の湯」といかにも温かそうに書かれた文字が目に入ります。
道の駅「桜の郷 荘川」に隣接して「ひだ荘川温泉 桜香の湯」があります。
源泉は、豊富な湯量を誇るナトリウム・炭酸水素塩泉です。ポンプで温泉を汲み上げる方式ではなく、自然に湧き出す珍しい自墳泉です。
建物の中に入ったらまず、上をみてください。丸太の柱、梁(はり)が目に飛び込んできます。ダイナミックな造形を見てください。
大浴場は天然木材をふんだんに使用した大断面構造の清潔感あふれる浴場です。
もちろん露天風呂も完備しています。滝の流れ落ちる音を聞きながらのんびり荘川の満天の星空を眺めるのもおつなものです。 滝の裏側に入れるのを知っていますか?別世界が体験できますよ。 雪の日、雨の日、もちろん良い天気でも幸せな時間をひとり占めできますよ。 個室の貸切風呂が2箇所あります。オープンな雰囲気は露天風呂の感覚でお楽しみできます。ご家族やお体に障がいのある方ものびのびと温泉を堪能できるでしょう。 お気に入りの機器は温泉では日本で始めて導入された、超音波流水システム(フローティングマシン)です。自然の川で受ける水の流れをこのマシンは体験させてくれます。マッサージ効果、リラクゼーション効果を堪能できます。 是非、この感覚を味わってください。
食事処桜香の湯の人気メニューは「鶏ちゃん定食」。荘川地区の飲食店で鶏ちゃんが食べられるのはここだけ。荘川の鶏ちゃんは独自の伝統があり、他地域とは違った味が楽しめます。
若鶏を味噌味に仕立てた鶏ちゃんに野菜の甘みが加わった陶板焼き、ごはんが進みます。ご飯は艶々した飛騨産コシヒカリ。おススメのメニューです。
荘川町中畑のそばの里にある五連水車は、国道から見て左端の最大のものが直径13m。順に直径4.5m、5.0m、5.5m、3.6mの水車が並んでおり、五連水車としては、日本一の大きさです。
水車小屋では、最大の水車の動力を利用し、直径2.2mの石臼を回して(そば)を挽いています。
荘川は、標高800m以上で、冷涼な気候は蕎麦栽培に適しています。そこに、着目し昔から受け継がれたそば文化による新たな村づくりを目指し、平成15年、拠点施設として(そばの里 荘川)をオープンし、五連水車はそのシンボルとして作られたものです。
水車の規模
名称 区分 規模 動力水量毎秒 汲み上げ能力
1号機 木製上掛水車 直径13m幅1.3m 20.0?60.0l –
2号機 木製変則揚水式水車 直径4.5m幅70cm – 3.07l
3号機 木製変則揚水式水車 直径5.0m幅70cm – 1.60l
4号機 木製変則揚水式水車 直径5.5m幅70cm – 1.74l
5号機 木製胸掛式水車 直径3.6m幅45cm – 3.60l
まだまだ、ご紹介したいところは、数々ありますが、ご興味の湧いた方は是非、実際にご自身の足で荘川に行き、荘川の自然を探求されることをお勧めいたします。
それでは、荘川の日本一の連獅子を紹介して本日の最後といたします。
日本一!30頭の連獅子が舞う
山々が真紅に染まる10月、町内各神社より30頭の獅子が集まり、山里の郷愁を想いおこすかのように、壮大な舞をくりひろげます。
町内の人々が集まり、1頭につき3名、笛、太鼓他、総勢120名が獅子の舞を披露します。
ふるさと祭りの目玉として獅子の共演を考案し、各神社にお願いされたところ、30頭の獅子が集まり、行われるようになったそうです。
30頭の獅子は同じように見えますが、各神社により特徴があり、頭(かしら)の形状、舞い方が微妙に違い、それを見比べるのも楽しみの一つです。
ここまでたくさんの獅子が1度に舞うことは日本全国を見ても珍しいです。
連獅子の舞いは午前・午後の2回披露しますのでどうぞお楽しみに。
交通アクセス
※道中お気を付け下さい。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
荘川観光協会
〒501-5413 岐阜県 高山市 荘川町新淵446 TEL:05769-2-2272
荘川町まちづくり協議会
〒501-5413 岐阜県 高山市 荘川町新渕430‐1 TEL:05769-8-6005
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