福井の伝統的民家 越前町江波地区(平成26年度指定地区)
推進地区の区域
越前町江波 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 80世帯
伝統的民家等 13戸
地区の歴史・特徴
大昔、沼地であった江波は、継体天皇が上戸のちょうし口を開いて沼の水を排出したことで今日の耕地になったとされ、集落を流れる川は天皇が開いたので、天王川と名付けられたと伝えられている。地区内には、漆喰の白壁と屋根を支える構造材が縦横に美しく見える伝統的民家が数多く連なって美しい農村風景を形成している。
地区で行っている主な活動
・神社や集落内の環境美化活動
・木製ゴミステーションの設置による集落景観づくり
福井の伝統的民家 永平寺町栃原地区(平成26年度指定地区)
推進地区の区域
永平寺町栃原 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 90世帯
伝統的民家等 23戸
地区の歴史・特徴
栃原は三方を浄法寺山地に、南は九頭竜川を臨む場所に位置し、建久元年(1190)には栃原の地名が存在していたとされている。区内からは縄文期の土器等が出土し、早くから人類が居住していたことが分かっている。また、鷲ヶ岳から栃原に流れ込む時能川の由来は、南北朝の争乱期の武将が居城していたことから、その名前がついたとされている。地区内には農家型の伝統的民家が多く残り、古くからの農村風景が残る地区である。
地区で行っている主な活動
・時能川の清掃などの環境美化活動
・タンタン清水の維持・管理
福井の伝統的民家 坂井市竹田地区(平成26年度指定地区)
推進地区の区域
坂井市竹田 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 140世帯
伝統的民家等 40戸
地区の歴史・特徴
竹田地区は国道364号線の県境に位置し、丈競山や火燈山に囲まれた自然豊かな地区である。藩政時代には山口村、吉谷村は丸岡藩、山竹田村、上竹田村は福井藩の支配下に置かれたが、明治時代になると、大字を上竹田、山口、吉谷、山竹田とし全体を竹田村と名付けられた。地区内には国の重要文化財に指定されている坪川家住宅や加賀の赤瓦の文化の影響を受けた住宅による独特な集落景観が形成されている。
地区で行っている主な活動
・旧竹田小学校を活用したまちづくり
・旧吉谷歴史探索道の環境整備
福井の伝統的民家 鯖江市中戸口地区(平成26年度指定地区)
推進地区の区域
鯖江市中戸口 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 60世帯
伝統的民家等 19戸
地区の歴史・特徴
中戸口地区は水谷山の西南山麓に位置し、伝統的民家が数多く残る北中山地区の中でも特に重厚な伝統的民家が集積しており、山林や田圃の他、朝倉氏に関係する馬道や、集落内に湧き出るお清水等により形成される福井らしい農村集落景観が残る地区である。
地区で行っている主な活動
・湧き出るお清水の維持管理
・馬道街道の整備
福井の伝統的民家 美浜町佐柿地区(平成26年度指定地区)
推進地区の区域
美浜町佐柿 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 80世帯
伝統的民家等 11戸
地区の歴史・特徴
佐柿地区は、戦国時代に国吉城の城下町として町割りされたところで、地区の中を南北に走る旧丹後街道もこの時整備されている。地区内を曲折する街道の面影は現在も残っており、伝統的民家とともに歴史的町並みを残している地区である。
地区で行っている主な活動
・国吉城を中心としたイベントの開催
・地区を歴史を案内する看板の設置
福井の伝統的民家 おおい町名田庄納田終地区(平成26年度指定地区)
推進地区の区域
おおい町名田庄納田終 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 60世帯
伝統的民家等 28戸
地区の歴史・特徴
納田終は陰陽道宗家土御門(阿部)家の領地であったこともあり、多くの史跡や社寺が点在し、祭祀、慣習などの民俗行事は多彩で、この地ならではの特色がみられる。文化財も豊富で、薬師堂、賀茂神社本殿を始め、土御門家墓所とその周辺にある陰陽道関連遺跡や茅葺屋根の伝統的民家などの文化財群、野鹿谷のシャクナゲ自生地、野鹿の滝などの特徴的な文化財が数多く所在する。
地区で行っている主な活動
・茅葺き文化財の維持・保全のための茅刈り
・土御門家に関わる伝統行事の継承
福井の伝統的民家
福井県内には、地域特有の形態や外観を有する伝統的民家や街並みが存在し、地域性や独自性に富んだ景観が形成されています。
県では、「福井県伝統的民家の保存および活用の推進に関する条例」を制定し、伝統的民家の改修等に対する補助や所有者等への情報提供などを通じて保存・活用を図ってきました。
今後は伝統的民家が集積する地区における集落や街並み景観の保全・活用の取組みに対しても重点的に支援していきます。
1 「ふくいの伝統的民家」認定制度について
福井県では、平成18年4月1日より「福井県伝統的民家の保存および活用の 推進に関する条例」を施行し、この条例に基づく施策の一つとして、「ふくいの伝 統的民家」認定制度を開始しました。 この「ふくいの伝統的民家」認定制度は、所有者の申請に基づき県が認定を行 うもので、伝統的民家に誇りを持って住み続けていただき、後の世代に継承して いただくことを目的としています。
2 認定基準
県内のそれぞれの地域で受け継がれてきた「妻壁を柱と梁で格子状とした漆喰
塗の切妻屋根の農家型の民家」や「格子戸等町家の伝統的意匠を基調とした切妻
屋根の町家型の民家」等、外観が典型的な伝統的民家の基準を満たす木造建物ま
たは県の審査委員会が地域固有の伝統的民家と認めたもの。
用語解説
平成27年度指定地区(5地区)
~金森長近公が築いた町割りを今に伝える~
大野市城下町地区
推進地区の区域
大野市泉町一部、明輪町、日吉町の一部、元町、本町、城町、錦町、要町の一部、水落町、中野町の一部 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約980世帯
伝統的民家等 103戸
地区の歴史・特徴
今から430年前に金森長近公が築いた水路やお堀で区画された町割りが残り、伝統的民家や豪雪地特有の土蔵が多数存在している。地区には武家住宅の他、寺町に残る約20ヶ寺もの寺院群も残っており、城下町の風情を今に伝えている。
地区で行っている主な活動
・人力車による街並み案内
・雪見灯篭や寺町万灯会による街並み演出
鯖江市石生谷地区
推進地区の区域
鯖江市石生谷 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 80世帯
伝統的民家等 14戸
地区の歴史・特徴
地名は、石材が産出される谷として知られていたことに由来している。建築用の土台石や墓石、燈籠等に使われる和田石などが産出されていたという。中世の山城の遺構を残す三床山の麓に位置し、伝統的民家がのどかな農村風景に溶け込んでいる。
地区で行っている主な活動
・桜の植栽活動
・水路の環境整備活動
坂井市三国湊地区
推進地区の区域
坂井市三国湊 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 1060世帯
伝統的民家等 119戸
地区の歴史・特徴
地域特有の「かぐら建ての町家」や森田銀行などの歴史的建造物が歴史的街並みを形成している。真言宗の古刹瀧谷寺など約20ヶ寺もの寺院群とともに、かつての水運による物流・文化の拠点としての歴史を今に伝えている。
地区で行っている主な活動
・三国祭りや帯の街流しなどのイベントの開催
・空き家を活用した街づくり
越前町内郡地区
推進地区の区域
越前町内郡 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 90世帯
伝統的民家等 14戸
地区の歴史・特徴
地区に残る日吉神社の境内には群栄塚古墳跡があり、古墳時代から人々が住んでいたとされている。蔵や塀を備えた伝統的民家とともに、昔、寺子屋としても利用された天台真盛宗の等覚寺も一体となって、美しい集落景観を守り伝えている。
地区で行っている主な活動
・天王川の環境美化活動
・日吉神社yでのお薬師さままつり
推進地区の区域
推進地区の区域
越前町岩開 (地区の範囲はこちら)
地区の状況
世帯数 約 40世帯
伝統的民家等 12戸
地区の歴史・特徴
岩開の区名は、この地にあった岩永と開発の両集落が昭和31年頃に合併して誕生したものである。重厚感ある伝統的民家が連坦し、法華宗の大隆寺と一体となって、美しい田園風景を残している。
地区で行っている主な活動
・和田川の環境美化活動
・竜王祭りの継承。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
福井県観光営業部 文化振興課
電話:0776-20-0572 Fax:0776-20-0661
〒910-8580
福井県福井市大手3丁目17-1
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