比較的交通手段が不便のように思われている地方程、ひっそりと伝統美を保ち、日本の美意識の原点を体感させてくれる生きた教えがあります。
神在月に訪ねてみよう!夜を徹して演じられる石見神楽。
百聞は一見に如かず。物凄い迫力!
余りのエネルギーに日本人ならば、何かが目覚める!
「神無月」と一般に呼ばれる10月(旧暦では11月頃)は、出雲では「神在月」と言われ、日本全国から八百万神が集まる特別な月。古くから神にゆかりのある島根に位置する界 出雲から足を延ばして、石見地方に残る伝統芸能「石見神楽」を鑑賞し、神話を感じる秋のご滞在をお楽しみください。
石見神楽
石見神楽の起源は古く、日本神話において天照大御神が天の岩戸(写真)に隠れられ、アメノウズメが、かがり火をたいて舞ったというのが起源とされています。
石見地方では、今では毎週末には各地で「石見神楽」の定期公演が開催されていますが、秋祭りの夜になるとあちらこちらの町の神社で神楽囃子が聞こえ「家内安全・五穀豊穣を願って神様にお神楽が奉納される。楽しみの少なかった昔は、村人たちの娯楽でもあったようです。
The Kannazuki
October called "Kannazuki" and in general (around November in the lunar calendar) is said to be "Kamiaritsuki" in Izumo, a special month in which eight million God gather from all over Japan. Extending the leg from Izumo field which is located in Shimane with Yukari to God for a long time, to watch the traditional arts, "Iwami Kagura" remain in the Iwami region, please enjoy the autumn of your stay to feel the myth.
Iwami Kagura
Iwami origin of Kagura is old, Amaterasu in Japanese mythology is hidden Iwato (photo) of heaven, Ame-no-Uzume-no-Mikoto is, because waited want the bonfire has been the origin.
Iwami in rural areas, but are now held regular performances of "Iwami Kagura" in various places at the end of every week, heard Kagura musical accompaniment at the shrine of the here and there of the town when it comes to the night of the Autumn Festival hope "my wife safety and bumper crops Once upon a time God in your Kagura was less of. fun to be dedication on is as was also the villagers of entertainment.
大蛇 高天原を追われた須佐之男命(すさのおのみこと)が出雲の国 斐の川(斐伊川)にさしかかると、嘆き悲しむ老夫婦と稲田姫に出会う。理由を尋ねると、八岐(やまた)の大蛇が毎年現れ、既に7人の娘が攫(さら)われ、残ったこの稲田姫もやがてその大蛇に攫(さら)われてしまうと言う。 一計を案じた須佐之男命は、種々の木の実で醸した毒酒を飲ませ酔ったところを退治する。 そのとき、大蛇の尾から出た剣を『天の村雲の剣(あめむらくもつるぎ)』と名づけ、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に捧げ、稲田姫と結ばれる。 ド迫力の大蛇が須佐之男命を相手に火を噴き暴れまくる!
日本武尊
日本武尊の東夷征伐を題材にした神楽です。九州の豪族熊襲(くまそ)を平らげた日本武尊は、父、景行天皇に報告しますがすぐさま東の国を平定するよう命ぜられ、東国へ出発します。道中、伊勢の宮に参拝し、叔母君大和姫に会い天の村雲の剣と火打ち石を賜ります。
一方、駿河(するが)の国にすむ兄ぎし、弟ぎしたちは、天皇の命令に従わないため征伐されると聞き賊首(ひとこのかみ)に教えを請います。「この野には、人々に害を与える大鹿がいる」と欺き、日本武尊が大野に入ったところを、八方より火を付け焼き殺そうとしますが、宝剣が自然と抜け出て、草をなぎ払い守袋の中の火打ち石で迎え火を付けて
日本武尊は難をのがれ、兄弟たちは退治されてしまいます。
道返し
常陸(ひたち)の国に住む武甕槌命(たけみかづちのみこと)が異国より攻めてきた大悪鬼と戦います。命と闘った後に鬼は降参し、九州高千穂の峰に有る千五百穂の稲穂(米)を食えと命令されます。石見神楽では珍しく、鬼が許され国土が平穏になるという神楽です。
神と鬼が共に太刀を持って戦うのが特徴的な演目で、鬼面が泣き顔だったり、牙が沢山生えているもの、目が光っているもの、口から火をはくものなど、団体によって工夫が沢山。神楽ファンにも人気の演目です。
八幡 武勇の神、八幡宮の祭神である八幡麻呂を讃える演目です。 九州宇佐八幡宮に祀られている八幡麻呂という神様が、異国から飛来した第六天の悪魔王が人々をつぎつぎと殺害しているのを聞き、神通の弓、方便の矢をもって退治します。正義(神)対、悪(鬼)。石見神楽の代表的な展開の神楽です。 くるくる回るぜ!石見神楽の真骨頂!勇壮に戦い舞う姿が、心地よい! 同じ八幡でも、神は男っぽい面、美顔面や面をつけない素面だったり、鬼も般若や男鬼・黒鬼・赤鬼など団体によって異なります。見比べてみるのもオススメです!
恵比須 この神楽は、出雲の国美保神社の御祭神、恵比須様が磯辺で釣りをしている御姿を舞ったものです。 にこやかに鯛を釣る恵比須様の様子が面白おかしく、心の和む演目。 恵比須様は昔から漁業、商業の神様として崇拝されています。 恵比須様のコミカルな動きは子ども達にも大人気! 鯛釣りの前に撒き餌(まきえ)とみたてて、福飴を撒いちゃいますよ。
協力(順不同・敬称略)
石見観光振興協議会事務局 〒697-0041 島根県浜田市片庭町254
島根県西部県民センター商工労政事務所内 TEL.0855-29-5647
日原もとこ
アジア文化造形学会 会長、東北芸術工科大学 名誉教授、
風土・色彩文化研究所主宰
株式会社アイ企画 〒697-0006 島根県浜田市下府町1689-6 TEL0855-25-5021
西村神楽社中 島根県浜田市
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