今年は,昭和50年の文化財保護法改正により,伝統的建造物群保存地区の制度(伝建制度)が創設されてから40周年の節目に当たります。また,平成24年に重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)が100地区を超えてから迎える初めての区切りの年でもあります。
文化庁では,伝建制度が創設40周年を迎え,かつ重伝建地区が100地区の大台に乗ったことを記念するとともに,未来の伝建制度に求められる方向性や戦略等を議論するためのシンポジウムを開催します。
シンポジウムでは,伝建制度の歩みや歴史的な集落町並みの保存の意義をテーマとした講演のほか,集落町並みの保存活用に携わる専門家や実務担当者を迎えて,伝建地区のこれからを考えるパネルディスカッションを予定しています。皆様奮っての御参加をお待ちしています。
開催日時
平成27年10月15日(木) 13:30~17:30(13:00開場)
開催場所
文部科学省講堂(東館3階)
写真は、平成13年11月に、萩市で3番目の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、伝統的建造物に特定された浜崎伝統的建造物群保存地区、町家や土蔵などの建築物は138棟を数える。地区面積は約10.3ha。
シンポジウム プログラム 平成 27 年 10 月 15 日(木)
13:30 ~ 14:00 開 会 開会挨拶 青柳正規(文化庁長官)
制度紹介
感謝状贈呈
14:10 ~ 14:50 記念講演 伝建制度創設 40 周年に寄せて
亀井伸雄(東京文化財研究所長)
15:00 ~ 15:40 基調講演 歴史的資産の保護と活用の世界の潮流
陣内秀信(法政大学デザイン工学部教授)
16:00 ~ 17:10 パネルディスカッション
[ 進行 ] 陣内秀信
[ パネリスト ] ・野村興兒 全国伝統的建造物群保存地区協議会長、萩市長
・苅谷勇雅 元小山工業高等専門学校長
・熊本達哉 文化庁文化財部参事官
・国土交通省歴史まちづくり法担当課
・伝建地区市町村担当者 ほか
17:10 ~ 17:25 質疑応答
17:30 閉 会
参加申込み
平成27年9月30日(水)締切り。参加を希望される方は,電子メールの件名に「伝建40周年参加申込み」と明記し,氏名,住所(都道府県及び市区町村),連絡先(電話又はメール)をお書き添えの上,下記問合せ先にFAX又はメールでお申し込みください。
なお参加申込書は,伝建制度創設40周年記念シンポジウムリーフレット(1.44MB)の裏面にありますので,御利用ください。
問合せ先
文化庁文化財部参事官(建造物担当)
電話 03-5253-4111(内線2794)
FAX 03-6734-3823
Email denken40 [at] bunka.go.jp
[at]を@に置き換えてください。
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