日本の棚田百選
平成11年、農林水産省が「日本の棚田百選」を認定しました。県内からは、大蕨の棚田、椹平の棚田(朝日町)、四ヶ村の棚田(大蔵村)の3箇所が認定されました。 大蕨の棚田は、東北地方独特の稲の天日干しによる自然乾燥の風景が見事です。稲を掛けた杭が整然と並ぶ様は、山辺町の代表的な景観としても知られております。 認定から10余年が経過しましたが、高齢化等により棚田の杭掛け風景が消えつつある状況となっており、その景観の再生に期待する声も少なくありません。
ZIPANG TOKIO 2020
"I want to tell this landscape long to posterity! Precious cultural and property of the environment, which boasts the original landscape Owarabi Tanada region of Japan."
Japan's rice terraces hundred election
1999, the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries has certified the "Japan's rice terraces hundred election".
Accordingly, In the case of Yamagata, there are the terraced rice fields of Owarabi, terraced rice fields of Kunugitaira (Asahi), terraced rice fields of shikamura (Okura-mura) ,those three places has been certified.
Rice Terraces of Owarabi is a superb natural drying of the landscape by the sun in the Tohoku region unique rice. Like pile multiplied by the rice are lined up in an orderly manner, it is also known as a typical landscape of Yamanobe-town.
More than a decade from the certification has passed, but there disappearing pile hanging landscape of terraced rice fields by the aging and the like. How ever, people are trying to keep somehow the landscape.
大蕨の棚田
大蕨の棚田は、山形市から西へ約15kmの山辺町西部の山間部にある小盆地に開かれた棚田です。
秋になると一面黄金色になり、刈り取った稲を杭掛けし、天日干しします。この稲杭が棚田に整然と並ぶ風景は壮大です。その風景を前に、初めて訪れた人は驚く人も少なくありません。「日本の棚田 百選」に選ばれた理由もこの風景が素晴らしいからです。
山辺町大蕨の棚田 についての感想
こちらの特徴は傾斜が緩いので他の水を張った棚田と異なり、刈り上げた稲掛の時期を狙ったショットが殆どです。棚田の最下段から見上げる丁度良い場所に県道が走っていて、心を和ませる景観を作っています。一本一本丁寧に稲杭に架けられた稲束の整列は誠に圧巻で、農作業に賭ける大変さと細やかな愛情を思わずにはいられません。
いまや、恒例となっているサッカーチーム、モンテディオ山形のボランティア活動も象徴的な風物詩です。(推薦者 H.M)
グループ農夫の会
大蕨地区の棚田は、先人が山を切り開き米を作り原風景を守り続けてきました。四季折々の豊かな自然は地域の宝です。
しかし、ここ数年高齢化や担い手不足などにより、年々耕作地が減り棚田の存続が困難な状況になっています。大蕨のシンボルでもあるこの美しい棚田の再生に、山辺町・(社)山形県スポーツ振興21世紀協会・(株)フィディア総合研究所・JAやまがたのご協力のもと、地元の「中地区有志の会」とともにモンテディオ山形と一緒になって、田植えや稲刈り作業など「モンテと一緒に棚田米つくり隊」として活動しています。
大蕨に集い、美しい風情や土とのふれあいを楽しみながら、モンテディオ山形と地域が元気になるような活動をしていきたいと思います。
棚田のてっペんまでの再生を目指し、またモンテディオ山形のJ1優勝を願い、皆さんの応援とご協力をお願いします。
中地区有志の会
大蕨に生まれ育って、昔から眺めてきた棚田の景色がなくなっていくのは、とても寂しい思いがします。この棚田を誰かが何とかしなければという思いは、地域の皆んなが持っているはずです。このようななか、平成23年から取り組んだ「モンテ棚田米」の生産をはじめとする棚田再生の取り組みは良いきっかけとなり、地区全体が棚田を中心とした活動に盛り上がりを見せ喜んでいます。
棚田の再生は、有志の会だけでは成り立ちません。「グループ農夫の会」や地区の人たち、そしてモンテディオ山形の選手など参加してくれる大勢の人たちが楽しみながら交流し、協力してくれるからこそ、この活動の今があります。
棚田を通る風で、稲が波のようになびく様子、この風景が長く後世に伝えられますよう、今後とも皆さんのご支援とご協力をお願いいたします。
稲杭の稲は三週間ほど天日干しされます。
その間に稲の掛けかえを2~3回し、
手間ひまを掛け、太陽を燦々と浴びたお米は旨味が増していくのです。
鎹八咫烏 記
協力(敬称略)
グループ農夫の会
連絡先
〒990-2464山形県山形市高堂一丁目8-35
〒990-0341山形県東村山郡山辺町大蕨109
稲村 和之
TEL・FAX 023-643-8800
mail info@group-nofunokai.jp
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