平成28年は,日本とイタリアが1866年8月25日に日伊修好通商条約を締結してから150年目にあたります。この記念すべき年に,日本とイタリアは,両国の外交関係樹立150周年を記念して,平成28年を「日本イタリア国交150周年」として日本とイタリア両国で様々な記念事業を行う。
「日本イタリア国交150周年」は,原則として平成28年1月1日から同年12月31日までを予定しています。官民を問わず,政治,経済,文化,科学技術等,幅広い分野における記念事業を通じて,日本とイタリアが相互理解を深め,両国の友好関係がさらに深まることが期待されています。
日・イタリア関係の重要性および記念事業の意義等を踏まえ,今般,「日本イタリア国交150周年」の諮問・助言機関として,明年1月1日付けで「日本イタリア国交150周年推進委員会」を設立することとなりました。同委員会は日・イタリア関係に縁の深い経済界および学術界の方々により構成され,メンバーは以下のとおりです。
【委員長】 飯島 彰己 三井物産株式会社 代表取締役会長
【委員】 岩倉 具忠 京都大学 名誉教授
弦間 明 公益財団法人 日伊協会会長
塩野 七生 作家
林 肇 外務省 欧州局長
また,「日本イタリア国交150周年」の円滑な実施のため,林肇欧州局長を長とし,関係者との連絡・調整等を担当する「日本イタリア国交150周年事務局」を外務省欧州局に設置。
日本住宅建築展 JAPANESE HOUSE: ARCHITECTURE AND LIFE AFTER 1945 2016年11月9日- 2017年2月26日
会場:イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2016年11月から2017年2月にかけて、イタリア・ローマにて「日本住宅建築展(Japanese House: Architecture and Life after 1945)」を開催いたします。
この展覧会は、日本とイタリアが1866年に日伊修好通商条約を締結してからちょうど150周年を迎える周年記念事業の一環として、イタリア初の国立現代美術館として2000年に設立された国立21世紀美術館(MAXXI)との共催により実施するものです。
日本では、毎年無数の住宅が作られており、国際的に活躍する日本人建築家の多くも住宅の設計に携わっていますが、これまで日本の「住宅」に特化した大規模な展覧会が海外で開催されることはほとんどありませんでした。本展は、戦後から今日までの日本の建築家56組による住宅建築を、400点を超える資料を通して体験していただくという大胆な試みです。
本展で紹介する75件の住宅は、単純に時系列で列挙されるのではなく、「日本性に対する批評」「量産と規格化」「町家」「軽さ」「都市の隙間」「家族への批評」などといった、13の系譜(genealogy)に位置づけられます。これにより、一見すると繋がりの見えづらい住宅どうしの関係性や、これまであまり知られていなかった建築の価値を浮かび上がらせ、表層的なデザイン性や新規性にとらわれず、一つ一つの建築やその関連性を、幅広い視座から、深みをもって眺めようとしています。
模型や図面、スケッチ、写真、映像、原寸大モックアップ、図書資料などの多彩な資料が一堂に会する、大変見ごたえのある展覧会となりました。戦後70年間で大きく変遷を遂げた日本社会において、「住まう」という最も根源的な人間の活動に対する建築家たちの取組みを、存分に読み取っていただくことができれば幸いです。
この展覧会は、ローマでの会期の後、ロンドン(バービカン・センター)及び東京(東京国立近代美術館)においても巡回展示される予定です。
概要日程概要
会期:2016年11月9日(水曜日)~2017年2月26日(日曜日)
会場:イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)
主催 : 独立行政法人 国際交流基金、イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)
制作:独立行政法人国際交流基金、イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)、バービカン・センター、東京国立近代美術館
キュレーター:
保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
Pippo Ciorra(イタリア国立21世紀美術館 シニア・キュレーター)
Florence Ostende(バービカン・センター キュレーター)
学術協力
塚本由晴(アトリエ・ワン 東京工業大学教授)
藤岡洋保(東京工業大学名誉教授)
展示デザイン(ローマ会場)
アトリエ・ワン
協力 アリタリア・イタリア航空
Sou Fujimoto Architects House NA (2011) Photo: Iwan Baan
参加建築家・作家
相田武文、青木淳、東孝光、アトリエ・ワン(塚本由晴+貝島桃代)、阿部勤、安藤忠雄、五十嵐淳、生物建築舎(藤野高志)、生田勉、池辺陽、石上純也、石山修武、伊東豊雄、乾久美子、o+h(大西麻貴+百田有希)、大野勝彦、岡啓輔、柄沢祐輔、菊竹清訓、岸和郎、隈研吾+篠原聡子、黒川紀章、黒沢隆、金野千恵、坂倉準三、坂本一成、篠原一男、島田陽、白井晟一、清家清、妹島和世、丹下健三、手塚建築研究所(手塚貴晴+手塚由比)、ドット・アーキテクツ(家成俊勝+赤代武志)、中山英之、難波和彦、西沢大良、西沢立衛、西田司+中川エリカ、長谷川逸子、長谷川豪、畠山直哉、坂茂、広瀬鎌二、藤井博巳、藤本壮介、藤森照信、前川國男、増沢洵、宮本佳明、毛綱毅曠、山下和正、山本理顕、吉阪隆正、吉村順三、アントニン・レーモンド
巡回概要
ロンドン
会期:2017年3月23日(木曜日)~2017年6月25日(日曜日)
会場:バービカン・センター
東京
会期:2017年7月~2017年9月(予定)
会場:東京国立近代美術館
日本文化会館の主催する催し物のうち展覧会は、絵画、彫刻、版画、写真、ポスター、漆器、ほか伝統工芸品を取り扱ったものから、近年はミクストメディアに よる現代美術作品に至るまで幅広く紹介しています。
また映画上映会も高い関心を引きつける事業の一つで、時代劇から現代作品まで、幅広い特集を組むほか、 監督特集も企画、日本事情をストレートに理解してもらえる文化紹介のスタイルとして定着しています。
舞台公演・音楽会では、伝統と現代をバランスよくとり あげ、公演に際しレクチャーをあわせて実施することもあります。その他、日伊両国の研究者や専門家による日本事情についての講演会も開催しています。
文化会館はまた、イタリア最大の日本研究専門図書館を運営しています。一般開架式の館内には蔵書数32,000冊を超える図書の他、500タイトル以上の 定期刊行物を常時公開し、利用者は無料で閲覧することができます。
蔵書のほとんどは日本の人文・社会科学分野に関するもので、和書60%、洋書(英語を中 心に)40%の構成です。また2,900点以上のマイクロフィルムや視聴覚資料(ビデオ、音楽CD等)さらには語学学習用テープなども利用できます。
会館では日本語講座を運営しており、講座は、基本コースのほか、1年制の会話コース、中上級向けの集中コースから成っています。
基本コースでは直接教授法 により言語の4技能(読む、書く、話す、聴く)を4年間で習得することを目的としています。
会話コースは、初学者を対象に、日本語でコミュニケーションを 図り、会話における基礎部分の習得を目的としています。
中上級向けの集中コースは、基本コース修了者レベルの学習者を対象とし、視聴覚器材や新聞・雑誌な どを活用、より高い日本語運用能力をめざします。
日本語教育関連事業として、「日本語能力試験」の実施もまた、会館主要事業の一つです。毎年12月の第一日曜日に、独立行政法人国際交流基金と(財)日本 国際教育支援協会の主催により、日本国内および海外の計80都市で実施され、1級から4級の各レベル合格者には認定書が発行されます。
2005年には全世 界でおよそ36万人が受験、うちおよそ500人がイタリア国内(ローマおよびミラノ)で受験しました。 上記会館主催事業のみならず、外部文化団体との協力も重要な事業です。
日本文化紹介に関わるイベントへの後援名義の付与、外部各種文化機関・団体に対して 貸し出しを行うために、展示パネルやシネテークを所有しています。
シネテークにはおよそ140本の日本劇映画フィルム(日本語版、イタリア語字幕付き)と 80本の日本文化・美術に関するドキュメンタリーフィルムが所蔵され、非営利団体等の主催による文化交流目的の上映に貸し出しを行っています。
また日本の 庭園、建築、祭り、など様々な側面を写真で紹介する展示パネルセットも、希望に応じて貸し出されます。
施設紹介
建物 2.568 m2 総床面積(地階、1階、2階)
講堂 200 m2 舞台 35 m2 + 客席 165 m2 演劇、コンサート、映画上映や講演会などに利用可能な多目的ホールです。空調、ドルビー・ステレオ完備。(席数:150)
竹の間 55 m2 内装に竹材を使用した小サロンで、窓からはエトルリア博物館など、ヴァッレ・ジュリアの眺望が開けます。来客応接の他、日本語講座などの教育、文化事業にも利用されています。
展示スペース 190 m2 展覧会に利用されるスペースです。障子や床の間など、日本建築の要素が随所に取り入れられています。また、大きな窓は日本庭園に面しています。
図書館 280 m2 約32600冊の蔵書を揃えており、閲覧・貸出が可能です。また、wi-fiおよびリラックスコーナーも備えており、学習や余暇を楽しむためのスペースとしても最適です。
日本庭園 1.453 m2 中島健作庭。イタリアで初めて日本人の手によって設計された日本庭園です。イタリアの材料を用いながらも、池や小川、飛び石、石灯籠など日本庭園の要素が忠実に再現されています。春と秋に一般無料公開しています(要予約)。
日本庭園公開
ローマ日本文化会館では併設の日本庭園を通年公開しております。 (7月、8月、および年末年始を除く。) 庭園見学は当館によるガイドツアーでのみ可能です。所要時間は30分です。
NUMERO UNICO DI PRENOTAZIONE 06.9484.4655
火、木、金曜日の午前・午後、土曜の午前に見学ツアーを開催しています。
予約方法
見学は予約制です。 個人での見学予約は予約専用電話番号 06.94.84.46.55 (イタリア語)でのみ受け付けています。その他庭園に関するお問合せもこちらの番号までおかけください。 予約受付時間は月曜~金曜 9.00-12.30/13.30-17.30、 土曜 9.30-13.00 (会館の閉館日をのぞく)です。 会館のその他の電話番号へおかけになった場合はご予約を承ることができませんのでご了承ください。
教育機関、公共団体、文化団体等のグループ見学のご予約をご希望の方は、gruppi@jfroma.it までメールをお送りください。
ご予約の際は、下記の情報をお伝えください。:
ご希望の見学日と見学時間帯 (下記のカレンダーにて空き状況をご確認ください)
見学者全員の氏名 (一回のお電話で最大5名様までご予約いただけます)
代表者の氏名、電話番号
見学の権利は第三者に譲渡できません
キャンセルの際は上記電話番号までご連絡ください
毎月頭に翌月分のご予約が可能になります。
CHI SIAMO
国際交流基金を母体とするローマ日本文化会館は、ローマ大学建築学部キャンパスや国立近代美術館、各国アカ デミーが立ち並ぶローマ北部のヴァッレ・ジュリア地区に位置し、文化交流事業、日本語教育事業、日本研究・知的 研究などの分野での活動を行っています。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
外務省
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 電話(代表)03-3580-3311
在イタリア日本国大使館
0コメント