ZIPANG TOKIO 2020「迎賓館 赤坂離宮の一般公開についてのご案内」

宮内庁宮内公文書館にのこる建設時の資料から、菊の御紋章を掲げた正面扉 と、両脇の小扉までの部分は、明治39年8月にパリのシュワルツ・ミューラー (Schwartz & Meurer)社から、購入したことがわかりました。 シュワルツ・ミューラー社は、パリの装飾鉄製品の会社です。シュワルツ・ミュー ラー社のデザイン画は、採用されたもののほかに、両脇に騎士の乗ったデザイン の哨舎が付いているものがあります。

さらに、資料から両脇の鉄柵は日本で製作されたものであることもわかりまし た。東京堅鉄製作所(代表・植田六郎平)が、その製作と取付を請け負っていま す。大正3年に完成した東京駅のアカンサス模様の装飾鉄柱も同じ会社が製作 しており、現在も山手線・京浜東北線のホームで一部を見ることができます。

正面・塀
迎賓館赤坂離宮は、周囲を深い緑につつまれ、約117,000平米(約35,500坪)の敷地の中に華麗なたたずまいを見せています。 この建物は、明治42年東宮御所として建造され「赤坂離宮」と呼ばれてきましたが、昭和43年12月から5年余の歳月をかけて昭和49年3月に国の迎賓施設として改修されたものです。この改修の際に、東側の森の中に和風別館が新築されました。

正面外観
迎賓館赤坂離宮は、ネオバロック様式の壮麗な洋風建築で、緑青の屋根、花崗岩の外壁、各種の装飾類などが調和のとれた美しさをかもし出しています。


迎賓館 
State Guest Houses

迎賓館は、外国の元首や首相など国の賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために設けられた迎賓施設です。

賓客の滞在中は、首脳会談、表敬訪問、署名式、レセプションや晩餐会など様々な公式行事が行われます。迎賓館は、これらの接遇を通じて外交の重要な一翼を担っています。

The State Guest Houses are the government facilities established to accommodate heads of the states, prime ministers and other honored guests from abroad. While state and official guests are staying at the guest houses, various diplomatic activities are held, such as summit meetings, courtesy calls, signing ceremonies, receptions and banquets. Through these activities, a profound contribution is made to the enhancement of mutual understanding and friendly relations with the guest countries.

迎賓館 主庭
 南に面した主庭は全面砂利敷きで、中央には噴水池や花壇が設けられており、そのまわりには枝振りのよい松が植えられています。

正面玄関
正面中央にはバルコニーのついた玄関があります。緑青の屋根には日本の甲冑を形どった装飾が左右対称をなし、中央部には菊の紋章が飾られています。

中央階段
2階大ホールから見下ろす中央階段の床には、イタリア産の大理石が張られ、その上に赤じゅうたんが敷きつめられています。階段の左右の壁には、フランス産の大理石が鏡張りされています。また、欄干はフランス産の大理石であり、その上に8基の黄金色の大燭台が置かれています。

大ホール(絵画) 中央階段を上がった2階大ホール正面の左右の壁面には2枚の大油絵(小磯良平画伯作 向かって左側は「絵画」、右側は「音楽」)が飾られています。

大ホール


迎賓館の一般公開について

迎賓館の一般公開については、接遇等に支障のない範囲で、可能な限り年間を通じて公開をしています。 公開日程、お申し込み方法等、公開の詳細は内閣府ホームページを御覧ください。

迎賓館赤坂離宮では、外国からの賓客の接遇に支障のない範囲で一般公開を行っています。 急遽接遇を行う場合には、予定されていた一般公開が中止になることがありますので、お出かけ前には必ず公開状況をご確認下さい。

彩鸞の間
「彩鸞の間」という名は、左右の大きな鏡の上とねずみ色の大理石で造られた暖炉の両脇に「鸞」(らん)と呼ばれる霊鳥をデザインした金色の浮彫りがあることに由来します。白い天井と壁は金箔が施された石膏の浮彫りで装飾され、10枚の鏡が部屋を広く見せています。 晩餐会の招待客が国・ 公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用されています。

彩鸞の間(暖炉)


公開状況

・12月28日(水)から1月4日(水)まで、一般公開は実施しません。 ・1月5日(木)から3月11日(土)まで、一般公開を行います(毎週水曜日は休館日。)。 ・3月12日(日)から3月18日(土)の一般公開は実施未定となっています。 ・3月19日(日)から3月30日(木)まで、一般公開を行います(毎週水曜日は休館日。)。 ・3月31日(金)は、一般公開は実施しません。 

・2月26日から28日までと、3月の公開状況をアップしました。 ※3月より事前申込み方法が変わります。  ・申し込み区分を変更します。「個人のお申し込み」は「同伴者含め19名以下の個人」と「同伴者含め20名以上50名以下の個人」の2つの区分とします。併せて事業者専用の区分を新設しましたので、旅行会社等はこちらからのお申し込みとなります。  ・従来は定員を超えた場合は先着順にて参観者を決定していましたが、抽選へ変更します。  ・1月5日(木)~31日(火)(毎週水曜日を除く)まで、本館・主庭は、事前の予約又は当日の整理券なしで、料金をお支払いのうえ、ご参観いただけます。 ・本館「朝日の間」は、平成29年に改修工事を開始します。修復工事期間中は「朝日の間」の公開を中止し、その間、1階の玄関ホールなどが新たな参観ルートとなります。

 花鳥の間
「花鳥の間」という名は、天井に描かれた36枚の油絵や、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来します。周囲の腰壁は茶褐色のシオジ材で板張りしてあり、その壁の中段を飾るのが七宝です。下絵は日本画家の渡辺省亭が描き、明治期の七宝焼の天才・涛川惣助が焼いたものです。 この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂で、最大130名の席が設けられます。

花鳥の間(七宝額「矮鶏」)


募集日程等

今後の参観期間とインターネットによる募集期間などは次のとおりです。 先着順に当選者を決定していきます。詳細は、内閣府ホームページを御覧ください。

 参観期間 募集期間 当選発送日(先着順による)
2月23日から2月25日 12月15日から12月17日 1月5日11時から13時の間に送付予定 2月26日から2月28日、3月2日から3月4日  1月5日から1月10日 1月19日11時から13時の間に送付予定 3月5日から3月11日 1月6日から1月12日 1月20日11時から13時の間に送付予定 3月19日から3月25日 1月13日から1月19日 1月27日11時から13時の間に送付予定 3月26日から3月30日 1月20日から1月26日 2月3日11時から13時の間に送付予定

毎週水曜日は休館日です。 本館・主庭の参観受付は10時から16時まで、前庭は16時30分までです。(閉館は17時)。 募集期間の初日の午前10時に、申し込みが開始されます。 国公賓等の接遇その他迎賓館の運営上の都合により、公開が中止となる場合がありますのでご注意ください。

本館・主庭の個人(団体)(代表者と同伴者の合計が20名以上50名まで)でのお申込みは、 下段の日付(例:1/20-1/26)が申込期間です。この期間内でお申込みください。期間を過ぎていると、リンクがあっても申し込みできません。 参観開始時間は12時30分(定員:200名)または14時30分(同)です。申し込みの際に必ず選択してください。

平成29年2月

 1日 × 2日 12/1-12/6 3日 12/1-12/6 4日 12/1-12/6 5日 12/1-12/6 6日 12/1-12/6 7日 12/1-12/6 8日 × 9日 12/1-12/6 10日 12/1-12/6 11日 12/1-12/6 12日 12/1-12/6 13日 12/1-12/6 14日 12/1-12/6 15日 × 16日 12/8-12/13 17日 12/8-12/13 18日 12/8-12/13 19日 12/8-12/13 20日 12/8-12/13 21日 12/8-12/13 22日 × 23日 12/15-12/17 24日 12/15-12/17 25日 12/15-12/17 26日 1/5-1/10 27日 1/5-1/10 28日 1/5-1/10 

平成29年3月

1日 × 2日 1/5-1/10 3日 1/5-1/10 4日 1/5-1/10 5日 1/6-1/12 6日 1/6-1/12 7日 1/6-1/12 8日 × 9日 1/6-1/12 10日 1/6-1/12 11日 1/6-1/12 12日 未定 13日 未定 14日 未定 15日 × 16日 未定 17日 未定 18日 未定 19日 1/13-1/19 20日 1/13-1/19 21日 1/13-1/19 22日 × 23日 1/13-1/19 24日 1/13-1/19 25日 1/13-1/19 26日 1/20-1/26 27日 1/20-1/26 28日 1/20-1/26 29日 × 30日 1/20-1/26 31日 × 

参観者名簿の提出

当選すると、迎賓館から参観証が送られてきます。参観者名簿に必要事項を記載の上、メールで提出してください。 提出先及び提出期限は、参観証に記載されていますので必ずお守りください。 なお、定員に限りがありますので、人数押さえの申し込みは他の参観希望者のご迷惑になりますので絶対にしないでください。

朝日の間
「朝日の間」という名は、天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵に由来します。周囲の16本の円柱はノルウェー産の大理石です。壁には、京都西陣の金華山織の美術織物が張られ、床には、紫色を基調とした47種類の糸を使い分けて桜花を織り出した緞通が敷かれています。 この部屋は国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談等の行事が行われます。

朝日の間(天井絵画)


一般公開の概要

経緯

迎賓館赤坂離宮では、昭和50年から毎年夏の10日間、一般公開(参観)を実施し、日本外交の一端を担う迎賓施設の意義をご理解いただくとともに、明治以降の建造物として初めて国宝に指定(平成21年)された貴重な建物を多くの方々にご覧いただくよう、努めてまいりました。

平成28年2月に実施した公開の結果を踏まえ、平成28年4月より、国外からのお客様をお迎えするのに支障のない範囲で、可能な限り通年公開を実施いたします。

羽衣の間 

「羽衣の間」という名は、謡曲の「羽衣」の景趣を描いた300平米の曲面画法による大絵画が、天井に描かれていることに由来します。3基のシャンデリアは迎賓館で最も豪華なもので、およそ7,000個もの部品で組み立てられており、高さは約3メートル、重さは約800キログラムであり、壁は楽器、楽譜等をあしらった石膏の浮彫りで飾られています。また、正面の中2階はオーケストラ・ボックスとなっており、かつて、この部屋が舞踏会場として設計されたことが偲ばれます。 この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場等として使用されており、また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒を供するところでもあります。

羽衣の間(天井絵画)


概要

公開する範囲は、次のとおりです。ただし、参観できる日にちを「公開日程」や「開館状況」でご確認のうえ、お越しください。

【前庭】(入場自由、無料、申し込み不要)

迎賓館の正門から入場し、迎賓館赤坂離宮(本館)の外観を間近でご覧いただけます。 館内をご覧いただくことはできませんが、事前申し込み不要で、入場定員もございませんので、お気軽にご来場ください。

【本館及び主庭】(当日受付(先着)制と事前申込み制の併用、有料)

迎賓館の西門から入場し、公式行事に使用される、迎賓館赤坂離宮本館の4つの公用室と建物の南側の主庭をご覧いただけます。 迎賓館から事前に送付する参観証又は整理券をお持ちいただく必要があります。

迎賓館赤坂離宮別館 

游心亭(ゆうしんてい)」は、東宮御所などの設計で知られる建築家、谷口吉郎(よしろう)氏の設計により、昭和49年(1974年)に建設されました。今回は、1年を通じて、国賓・公賓に和のおもてなしを提供する、「迎賓館赤坂離宮別館 游心亭」をご紹介します。


【和風別館】(1日6回各20名、事前申込み必要、有料)

迎賓館の西門から入場し、ガイドツアー形式で和風別館をご覧いただけます。 和風別館入館の前後の時間には、本館及び主庭をご覧いただくこともできます。 インターネット応募による事前の申し込み制となっています。  


迎賓館赤坂離宮の「特別開館」について

迎賓館赤坂離宮では、首脳外交の舞台となる我が国最高の「おもてなし」空間を、国公賓の接遇等に支障のない限り、特別に開放し、体験的に利用していただき、その魅力を内外に発信していくことを目的として「特別開館」を試験的に実施します。

「特別開館」の利用要件

迎賓館の国宝としての文化的価値や歴史、国の迎賓施設としての性格を踏まえ、首脳外交の舞台となる施設が有するべき品格や非日常空間としての価値を損なわないことが前提となります。 また、反社会的勢力の利用、政治的又は宗教的な目的で行う行事等については認められません。 このほか、以下のいずれかに該当することが求められます。 (1)観光立国の推進に資する行事であること。 (2)我が国の重要施策の推進に資する行事であること。 (3)経済、社会、学術、文化、スポーツ等の分野において我が国を代表するような国際交流活動としての行事であること。 (4)対日理解の一層の増進や海外への情報発信に資する行事。

迎賓館赤坂離宮 

〒107‐0051 東京都港区元赤坂2-1-1      電話番号 03-3478-1111     

迎賓館赤坂離宮までのアクセスと所要時間 交通 JR中央線・総武線「四ッ谷」駅下車、赤坂口より徒歩約7分 東京メトロ丸ノ内線「四ッ谷」駅下車、1番出口より徒歩約7分 東京メトロ南北線「四ッ谷」駅下車、2番出口より徒歩約7分


お問い合わせ

迎賓館のご利用にご関心のある方は、以下に問い合わせ下さい。  内閣府 迎賓館運営課 渡辺、佐藤(Mr.)、塩田、佐藤(Ms.)  電話:03-3478-1157  FAX:03-3404-0186  


協力

内閣府 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)

 



ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです

もしもこのサイトに同じ思いをお持ちの皆様から、素敵な情報や画像をお寄せ戴ければこの上ない喜びです。以下のEメールアドレスへご連絡下さい。

E-mail aromajinja@gmail.com ( ZIPANG 2020 編集部 )。

2020, will be held the Olympic Games and Paralympic in Tokyo.

On this occasion, for the little-known beauty of the spiritual culture and national land of Japan to the people of the world I think that if we help to re-discover.

Climate, nature of the four seasons, of food, clothing and shelter cultural beauty, traditional arts, events, customs, beauty, etc. of the work of making things,

Through the site, peaceful country, a strange country, if the interest is more depth or round to ZIPANG Japan, is where I want secretly.


写真ご協力:高山祭(高山市)/ 富士山(富士市)

ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

もしもこのサイトに同じ思いをお持ちの皆様から、素敵な情報や画像をお寄せ戴ければこの上ない喜びです。以下のEメールアドレスへご連絡下さい。

E-mail aromajinja@gmail.com ( ZIPANG 2020 編集部 )

2020, will be held the Olympic Games and Paralympic in Tokyo.

On this occasion, for the little-known beauty of the spiritual culture and national land of Japan to the people of the world I think that if we help to re-discover.

Climate, nature of the four seasons, of food, clothing and shelter cultural beauty, traditional arts, events, customs, beauty, etc. of the work of making things,

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