ZIPANG TOKIO 2020『飛騨市広葉樹のまちづくりシンポジウム』開催のご案内

乗鞍国有林・鶴ケ池

乗鞍国有林・五色ケ原

天生県立自然公園 カツラ門

天生県立自然公園 巨木

大白川国有林・白水湖

穂高国有林・北アルプス

飛騨市神岡 紺屋桜


『飛騨市広葉樹のまちづくりシンポジウム』開催について

飛騨市には全国に誇る豊かな広葉樹の森が広がっています。そこから生み出される清らかな水は、市章のモチーフにもなっているように、多様な命を育み私たちの豊かな暮らしを支えています。 この度、市が実施した市内広葉樹の詳細調査の結果や専門家からの示唆を元に、広葉樹の森の価値と可能性を皆さんと主に考えることを目的に「飛騨市広葉樹のまちづくりシンポジウム』を開催いたします。 このシンポジウムをきっかけに身近の森の保全と持続可能な活用を皆さんと一緒に考えましょう。

また、当日は木の価値に触れるイベント『ひだの森と木ラボラトリー ~五感フル回転!作る×学ぶ×遊ぶ体験広場~』が同時開催されます。木のおもちゃで自由に遊べるコーナーや、木を使った様々なワークショップ、普段見られない貴重な広葉樹や高性能林業機械による作業風景の上映、北飛騨の魅力の紹介など、親子で楽しめるコーナーがたくさんありますので、ご家族お揃いでのご来場をお待ちいたしております。

(飛騨市広葉樹のまちづくりシンポジウム) ■ 日時:平成29年3月20日(祝)       ・シンポジウム:13:30~16:45 ・イベント:10:00~17:00 ■ 場所:古川町公民館(総合会館) ■ 参加費:無料 ■ 主催:飛騨市広葉樹のまちづくりシンポジウム実行委員会 ■ 後援:林野庁 中部森林管理局 ・ 岐阜県 ■ お問い合わせ:飛騨市役所企画課 ℡0577-73-6558(ダイヤルイン)  

一般、プロ関係なく、是非ご家族、お友達皆さんで参加下さい。また飛騨市の街並みや広葉樹の森をご堪能下さい。


飛騨市古川の白壁土蔵街の街路樹も雪化粧

飛騨の春の訪れ、古川今宮橋の護岸の桜の花が屋台を迎えてくれる

飛騨市神岡の街並み。夏の訪れ、水と緑の豊かな昭和の街。夕暮れとともに河鹿の鳴く声が聞こえてきそうです「瀬の音の高きに紛れざる河鹿(西崎佐知)」。
高山、古川、神岡いづれも赤い橋の欄干と紅がら格子がよく似合う。

飛騨市古川の匠の技と年輪を感じる「紅がら格子」もう春はそこまで来ている。

山形で産する紅がらが、いったいどこから飛騨にやってきたのだろうか?昔は飛騨地方でベニ花が咲いていたのであろうか?富山では建築物(高岡の古い建物には天井まで塗ってある)に「漆」、「柿の渋」、一部に「紅がら」が使用されているので鯖の道を通って飛騨地方にもたらされたものか、はたまた、滋賀県(近江)もやはり建築材に「べんがら」を使用している。近江商人(五個荘、日野、近江八幡いずれか)の手で(敦賀ー金沢ー富山を経由して、或いは関ヶ原から美濃を抜け飛騨街道を通り)飛騨に持ち込まれたものなのか?まさか、野麦峠を越えて信州から?考えにくいですね(今はトンネルが抜け便利ですが)。ただ、現在の飛騨地方や富山県、石川県においては、小生の知る限り、新築の住宅では、「紅がら」は使用されていないのでは?滋賀県の湖北、木の本や虎姫、長浜、彦根~八日市~近江八幡にかけての地域では、現在も住宅の構造材に使用されている。「紅がら」(滋賀県では「べんがら」と呼ぶ)の色も神社の朱の色に近く、もう少し赤みがかった色である。そこに住まわれている人たちは、ほぼ毎日「べんがら」を浸透させた柱や羽目板を空拭きして磨くのである。次第に何とも言えない光沢がでる。それを見ると、折角の桧四方無地になんともったいないという気持ちも消えうせる。
「紅がら」「べんがら」とにかく大変に興味深い!何方かご存知であれば教えて下さい。

京都の神社仏閣の建築物の影響があると思いますが・・・


加筆

早速、紅山子さんからコメントを頂きましたので記載いたします。

紅殻格子の由来


京都祇園と言えば、狭い路地の家並みに枝垂柳と紅殻格子、そして舞妓姿をセットで思い描くのですが、 その紅殻格子とはつい、原材料が紅花?と連想してしまいますね〜 粋で情緒があって、オシャレ。今も昔も庶民の憧れです。 「紅殻(べんがら)色」とは一般的に弁柄、紅柄、とも呼ばれ、赤色顔料あるいは濃い赤褐色の染料を指します。もとはと言えば、どこにでも見られる鉄分を含んだ赤土の色ですが、大陸との交易か盛んになった江戸時代、印度のベンガル地方から多く産出した酸化鉄を輸入し、その呼称がベンガラニッチで、省略してベンガラと呼ばれるようになったそうです。それが赤色酸化鉄(Red Iron Oxide )であり、主要な発色成分が酸化第二鉄(Fe2O3)だとされます。 従って、前述の紅花は植物染料なので、建物の屋外塗装には最も向かない色材ではないかしら?何故って、昔は王侯貴族だけの占有色でしたから「紅一匁金一匁」といわれ、金と紅花の重さは等価と考えられていたのです。目が飛び出る程高価な草木染めの高嶺の花と位置づけられたマドンナでした。 山形県は江戸時代、その紅花の特産地でしたが、明治の初めに英国のパーキンParkin博士(William HenryPerkin, 1838 - 1907)によって合成染料が発明され、日本の草木染めの世界は大転換期を迎え、産業としては成り立たなくなってしまいました。 現在は天皇家や伊勢神宮、東大寺など古式ゆかしい伝統行事や、草木染め愛好家の為に、細ぼそと紅花栽培が行われているのみです。 もう一つの大きな理由は、それこそ何百種類もぁる草木染めの色の中でも紅は紫と並んで最も、褪色し易い、儚い色なのです。その意味でも、専ら御簾に隠れて過ごす十二単の姫君の裳裾ならばいざ知らず、庶民の町家の屋外塗装に用いるなんぞ、及びもつかぬことです。 外壁の塗装といえば、今日では当たり前のペンキ塗りですが、古民家などの修復はやはり、本物志向で、木目を活かすことに拘るようです。 その為に、先ずは木材の耐久性・防虫・防腐・耐水性の観点から柿渋とか煤を弁柄顔料と組み合せて塗るようですが、発色は様々な他の顔料を混ぜると渋い赤褐色から焦げ茶、墨色まで様々な効果が得られるものでしよう。 京都を始めとして、大津、彦根、近江から中山道宿場町、飛騨地方一帯の町家に見られる美しい風格の背景には、焦茶色でもこうした雅びの色を秘めた心意気と奥ゆかしさ、そして長持ちへの工夫があり、それが紅色でなくとも紅殻格子と呼ばれる所以ではないでしょうか。  

  紅山子


(参考)

「広葉樹」と「針葉樹」一覧

国産材/広葉樹 

アオダモ アオハダ アカガシ アサダ イスノキ イタヤカエデ イヌエンジュ エゴノキ オニグルミ カキ カツラ キハダ キリ クスノキ クリ ケヤキ シイ類 サクラ サワグルミ シデ類 シナノキ シラカシ シラカバ タブノキ ツゲ トチノキ ドロノキ ニセアカシア ハリハギ ハルニレ ハンノキ ブナ ホオノキ マカンバ ミズキ ミズナラ ミズメ ヤチダモ ヤナギ類 ヤマグワ

樹齢500年以上の栃、荘川では「七福栃」と呼ばれ縁起が良いとされている。

一般的に広葉樹は、太い枝を左右へ張りながら成長する。まっすぐに育ちにくい分、木目が面白く、家具に使用されたり、昭和40年代位からインテリアの木質フローリング(無垢、突板張り)や合板に突板をオーバーレイして壁材(公共施設のロビーや会議室や応接室、企業の会議室や応接室、一般住宅の応接室)としても使用されている。壁紙や塩ビクロスが登場するまでは全盛であった。その後、木質フローリング(当時はフロアーと呼んでいた)がカーペットに変わり、今度はダニ等の問題や生活者の趣好やナチュラル志向など社会的な背景から一般住宅においては、ハウスメーカーの台頭と重なり昭和50年代の終わりから60年代はじめにかけて再び木質建材、特に木質フローリングが復活し現在に至っている。因みに、昭和58年は小生も関わったインテリアコーディネーターの第1回の資格試験が行なわれた年でもありました。
飛騨地方においては、高山市の日下部元市長にご尽力いただきました。


 国産材/針葉樹 

アカマツ・クロマツ イチイ イチョウ イヌマキ エゾマツ カヤ カラマツ コウヤマキ サワラ スギ ツガ トガ サワラ トドマツ ネズコ ヒノキ ヒバ ヒメコマツ モミ 

樹齢200年以上の木曽檜

懐かしい木曽の山々、もうそこに「北国の春」が・・・

木曽檜

国産材の代表格には木曽五木の「檜」があります。北で分布する木の南限、南で分布する木の北限に位置する木曽には檜(ヒノキ)、明日桧(土地によりアスヒ・アスナロ・ヒバ・アテと呼ばれている)、高野槇(コウヤマキ)、椹(サワラ)、鼠子(ネズコ)があり適材適所に使用されている。因みに日本書紀によると、木の適材適所は須佐之男命が宣われたとあります。この世に檜、槇(高野槇)、杉、楠を生み出されサゼッションされたそうです。檜は建築材、槇は棺材、杉と楠は船材に使用しなさいと・・・


協力(順不同)

農林水産省 中部森林管理局  〒380-8575 長野県長野市大字栗田715-5 
 TEL:050-3160-6513 FAX:026-236-2531 MAIL:freai@maff.go.jp 

 飛騨市役所 観光課 住所 岐阜県飛騨市古川町本町2番22号 電話番号 0577-73-2111
 電話受付時間 9:00~17:00(土日祝日年末年始休) FAX番号 0577-73-6866 

日原もとこ氏(紅山子 )・・・(加筆)
 東北芸術工科大学名誉教授、アジア文化造形学会会長、風土・色彩文化研究所主宰                    

                




ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです

もしもこのサイトに同じ思いをお持ちの皆様から、素敵な情報や画像をお寄せ戴ければこの上ない喜びです。以下のEメールアドレスへご連絡下さい。

E-mail aromajinja@gmail.com ( ZIPANG 2020 編集部 )。

2020, will be held the Olympic Games and Paralympic in Tokyo.

On this occasion, for the little-known beauty of the spiritual culture and national land of Japan to the people of the world I think that if we help to re-discover.

Climate, nature of the four seasons, of food, clothing and shelter cultural beauty, traditional arts, events, customs, beauty, etc. of the work of making things,

Through the site, peaceful country, a strange country, if the interest is more depth or round to ZIPANG Japan, is where I want secretly.


写真ご協力:高山祭(高山市)/ 富士山(富士市)

ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

もしもこのサイトに同じ思いをお持ちの皆様から、素敵な情報や画像をお寄せ戴ければこの上ない喜びです。以下のEメールアドレスへご連絡下さい。

E-mail aromajinja@gmail.com ( ZIPANG 2020 編集部 )

2020, will be held the Olympic Games and Paralympic in Tokyo.

On this occasion, for the little-known beauty of the spiritual culture and national land of Japan to the people of the world I think that if we help to re-discover.

Climate, nature of the four seasons, of food, clothing and shelter cultural beauty, traditional arts, events, customs, beauty, etc. of the work of making things,

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