越前がにのまち越前町より感謝を込めておもてなし!
福井県越前町は、北陸3県のひとつ、福井県の嶺北地方西部に位置する人口約2万3千人の町です。 平成17年に、旧朝日町・旧宮崎村・旧越前町・旧織田町の4町村が合併し、新生”越前町”として誕生いたしました。
― 福井県の食卓を支える港町で、越前がに・越前水仙など県を代表するブランドを持つ、越前。 ― 織田信長一族発祥の地であり、越前國の二の宮、劔神社とともに繁栄した、織田。 ― 日本六古窯のひとつ越前焼の伝統の技が息づく、宮崎。 ― 泰澄大師が残した多くの寺社仏閣により歴史と文化豊かな、朝日。
越前町というと、全国に名だたるブランド「越前がに」を中核とした港町、というイメージが強いかもしれません。 でも、「来てみるまでは、港町だと思っていました。」とおっしゃる方が多いように、 潮風が心地よい日本海の「海」に加え、懐かしい「土」の香りがする風土、優しい「里」が育んだ文化など、 それぞれの特徴が合わさり、多彩な文化、多彩な風土を楽しめる、それが越前町です。
町の規模としては、決して大きな町ではありません。
越前町にはJRや電車の駅はなく、高速道路も走っていません。
路線バスも一日数本しか走っていない、訪れるにはとても不便な町です。
それでも、人口2万3千人の町に年間200万人以上の方が訪れています。
目的は越前がにが多いでしょうか。
または越前水仙や越前海岸などの大自然、越前焼や寺社仏閣などかもしれません。
もしくは、まだ知られていない意外な魅力もあるかもしれません。
大きな観光地では出来ないこと、越前町だから出来ることをぜひ見つけてみてください。
越前海岸の冬の味覚の王様「越前がに」
越前がには、全国のズワイガニの中でもトップブランドとして知られており、福井県で水揚げされたオスのズワイガニのことです。越前漁港を筆頭に、三国港・敦賀港・小浜港が越前がにの水揚げ港となっており、福井県随一の水揚げを誇る越前町は、まさに本場の町で知られています。
越前におけるズワイガニ漁の歴史は国内で最も古いといわれ、「越前がに」という名称が出てくる最も古い記録は、16世紀の初め、安土桃山時代に京都に住んでいた三条西実隆の日記に「越前蟹」という表現で見ることができます。この頃、もうすでに越前の国(現在の福井県)ではズワイガニが漁獲され、京都にも運ばれていたことが推測されます。
全国で唯一の皇室献上ガニでもあり、その歴史は古く、明治43年12月に越前町(旧四ヶ浦町)で獲れた越前がにを皇室に献上したという記録が残っています。
漁期
・越前がに/11月6日~翌年3月20日まで
・セイコガニ/11月6日~12月31日まで
・ズボガニ/2月9日~3月20日まで
「越前がに」とは― その美味しさの秘密
冬の味覚の王様「越前がに」は、越前町はもちろん福井県が誇る自慢のブランドであり、その美味しさを求めに毎年多くの観光客が訪れます。その美味しさの秘密とは一体なんなのでしょうか。
近い漁場と越前海岸の特徴
越前海岸沿岸は急深で、カニの生息水域である水深250~400mまで、一気に深くなります。そのため漁場が港から約37~56kmと近く、時間にして約1~2時間も船で走れば漁場に到着します。さらに漁場の地形が100m~150m~200m~と段々畑のようになっていることで、カニや魚にとって生息しやすい地形となっています。これは他の地域には見られない越前沖ならではの特徴です。漁場に近い越前町が漁船数も最も多く、福井県一の水揚を誇ります。
また、越前沖は暖流と寒流のぶつかる漁場で、ここはカニのエサとなる、プランクトンや小魚、甘えびが豊富です。冬の寒さ、海水の冷たさもひとつの要因と言われ、越前海岸沿岸の地形と豊富なエサ、冬の海水温度など、最適な環境が美味しいカニを育てています。
新鮮なまま水揚げ
越前がには、漁獲されるとすぐに船内の海水の入った水槽に入れられ、生きたまま帰港します。このような水揚げは全国でも珍しく、新鮮なままの越前がにが競りにかけられ市場へと届けられます。
小型船が多い越前漁港
越前漁港は、小型底引き網船を40隻以上保有する、福井県最大の港です。
大型船が主の港の場合は、石川県沖や山陰沖を主な漁場としていますが、小型船が主である越前漁港はすぐ目の前の越前沖が漁場となります。すぐ目の前であるため、沖泊まりせずに日帰り漁を行うため、より新鮮な越前がにを水揚げすることができます。
次の世代へつなぐ、資源保護の取組み
ズワイガニを資源として守るための取り組みを実施しており、自主規制による漁期短縮や、禁漁期間は「越前網」と呼ばれる改良網を使用するなど、資源保護に努めています。「越前網」はズワイガニを逃がすことができるだけではなく、小型のアカガレイも逃がすことができるため、福井県以外でも積極的に使用されています。また、生息環境を保持するため、禁漁期間中には海底の堆積物をかき混ぜ、魚の餌となるプランクトンの繁殖を促す「海底耕耘」を実施しています。
越前がに(ズワイガニ)の種類
越前がに
越前がにの証である黄色いタグがつけられるカニは、オスのズワイガニのみです。立派な大きい甲羅に、長い脚、大きな爪。その威風堂々たる姿はまさに王者の貫録です。その中身には、繊細で甘みがある身がぎっしりと詰まり、甲羅の中には、濃厚なコクがあるカニ味噌がたっぷりと入っています。
地域によって異なるズワイガニの名称
ズワイガニは、産地により様々な名称があり、福井県では「越前がに」、山陰では「松葉ガニ」、丹後の一部では「間人ガニ」、石川県では「加能ガニ」と呼ばれます。
越前がに「極」(きわみ)
2015年シーズンより登場した新ブランド「極」は、甲羅幅14.5cm以上、重さ1.3kg以上、爪の幅3cm以上とまさに極大サイズのオスのズワイガニのみが選定されます。
越前町独自の基準
特に越前町では、自主規制でさらに厳しい基準を設け、重さは1.5kg以上のみとなり、競り人や仲買人などの同意を得ないと認められません。さらに専用の越前焼で出来た「極」を証明するメダルが付けられ、越前がにの本場・越前町であることを証明しています。
最高値37万円で競り落とされた極ガニ
越前がに「極」は、全水揚量の約0.05%のみが該当するといわれ、1シーズンで約500匹に満たないといわれています。2015年11月6日に越前漁港で行われた初競りでは、一匹10万8千円の最高値がつきました。また、極ブランド2年目となる2016年11月6日の初競りでは、1匹37万円の最高値で落札され、ズワイガニの最高級ブランドである「越前がに」を、さらに"極める"ブランドとなして名実ともに定着しました。
せいこがに
オスのズワイガニ「越前がに」に対し、メスは「せいこがに」と呼ばれ、家庭から食通にまで人気があります。大きさは雄がにの3分の1ほどと小ぶりですが、小さな殻の中には、グルメを唸らせるカニ味噌がぎっしりと詰まっています。腹をめくると現れる鮮やかな朱色の内子(うちこ)である卵巣は、「赤いダイヤ」ともと呼ばれる至高の一品です。また、腹に抱えた外子(そとこ)である受精卵は、ツブツブの食感がが楽しめます。
お値段もリーズナブルで、すべての人に親しまれているセイコガニですが、資源保護のため漁期は11月6日~12月31日までのわずか2ヶ月となっています。※2015年度現在
ズボガニ(水がに)
越前ではズボガニとも呼ばれて親しまれている水ガニは、脱皮して間もない、まだ甲羅が柔らかいズワイガニのことです。まだ身が少なく水っぽく、また、殻から身が"ズボッ"と抜けることから、親しみを込めてズボガニと呼ばれています。甲羅の中のミソも少ないため、通常水ガニは足と肩の身だけで流通しています。 食べやすくみずみずしい味わいは、こちらの方が好きだという人もいるほどです。価格も手頃で、地元では家庭の味として親しまれています。身が傷みやすく保存がきかないため、一般流通はほとんどしておらず、まさに地元越前でこそ食べられる逸品です。
越前町が、越前がにの本場のわけ
かに漁船、福井県最多。
越前町には、小型・大型含め50隻以上の底びき網漁船があります。これは福井県内最多を誇り、越前がに漁の中核を担っています。しかし、この越前でも年々漁船の数は減り、後継者不足の問題は全国共通です。それでも、福井県の、全国の台所を支えているという自負が、港町越前を支え、そして多くの越前がにをはじめ新鮮な越前の魚を供給し続けています。
水揚量、福井県No.1。
福井県内の4つの港で水揚げされる越前がに。その中でも、もっともと多くの水揚げがあるのが越前町の港です。越前で水揚げされた越前がにが、福井県内や全国のお店に届けられます。もちろん一番多く流通するのは、地元越前町。新鮮な越前がにが豊富にあることで、越前町の旅館や民宿、お食事処では新鮮でおいしい越前がにをいつでも食べられ、魚屋さんでたくさん買うことが出来るのです。
越前港は、カニの漁場まで最も近い港。
越前がにの味の決め手は、何といっても鮮度。越前町の港は、漁場である越前岬沖まで最も近く、獲れたズワイガニを活きの良いまま持ち帰ることができます。これが、越前がにがズワイガニの中でもトップブランドである所以であり、越前町が他のどの産地にも負けない、越前がにの本場である理由です。越前町で越前がにを食べずに、越前がには語れないのです。
越前がにを扱うお店、80軒以上。
越前町には、越前海岸沿いを中心に旅館・民宿、お食事処に鮮魚店と、越前がにを扱うお店80軒以上が店を構えています。特に越前海岸沿いには15km以上にわたりお店が連なり、まさに「越前がにのまち、越前町」であることが分かります。さまざまなニーズにお応えできるのはもちろん、ひいきのお店を探す楽しみも。
黄色のタグ、発祥の地
今では全国で定番となったタグ付きブランドガニ。越前町漁業協同組合が、全国で初めて1997年にセリ前のカニにタグを取り付けるブランド化を行いました。それが福井県内の他の漁業組合に広がり、今では黄色のタグは越前がにとして、ブランドイメージが定着しています。
この黄色いタグは、標識票といい、産地証明タグのことで、越前がにの右側のはさみの根元部分に取り付けられています。さらにタグの裏側には水揚げ港が表記され、「越前港」がまさに本場越前がにの証です。
越前海岸は「雄々しい奇岩断崖の海岸美」
越前水仙の群生地と呼鳥門を望む高台にある道路から眺める風景は、絶景。夕陽が沈む時は、水仙がスポットライトのように照らされ、さらに幻想的になります。
国定公園に指定されている越前海岸は、北は東尋坊、南は敦賀の杉津にかけての海岸線で、真ん中の越前岬を西端に、緩い「く」の字形で日本海へ突き出ており、北端部に九頭竜川が流れ込みます。リアス式海岸である若狭湾と違い、隆起海岸による男らしい雄々しい奇岩断崖が特徴です。越前岬を中心に、風と波の浸食作用が作り上げた自然の大トンネル「呼鳥門」などの奇岩断崖が続く海岸美は、訪れる人々を魅了します。
風と波が作り出した自然の大トンネル「呼鳥門」
大きな岩が海になだれ込むようにせり出し、風と波の侵食で岩に穴がぽっかり開いた洞穴。長い年月をかけてくりぬかれた自然の大トンネル・呼鳥門は越前海岸を代表する景勝地です。以前は下を国道が通っていたが、現在では遊歩道が整備され、間近に見ることができます。
この辺りは、越前岬、鳥糞岩など切り立つ断崖が海にせり出し、大小の岩々が形作る絶景は、越前海岸を代表する絶好のドライブコースとなっています。近くには越前岬水仙ランドもあり、特に冬には、自然の造形美と越前海岸の自然の美しさをまざまざと見せつけられます。福井県内でも屈指の観光名所となっています。
その独特の景観は、ドライブスポットとして人気があり、天気の良い日は、多くの車やバイクで賑わいます。
一年を通して、新鮮な魚介類が楽しめ、特に冬季シーズンの「越前がに」が有名です。また、日本の水仙の三大群生地であり、山の斜面には可憐な越前水仙が咲き、観光客の心を惹きつけます。
また、越前岬や東尋坊は「日本の夕陽百選」にも選定されています。
夕陽百選の岬「越前岬」
福井県嶺北地方の最西端で、越前海岸随一の景勝地で、高さ130mもの断崖がそそり立ち、荒々しい波が打ち寄せダイナミックな景観が楽しめます。奇礁が点在し景色がよく、日本の夕陽百選にも選ばれています。越前岬展望台からの眺望はすばらしく、東尋坊や敦賀半島を一望できます。岬の突端の海抜132mの頂上部には、白亜の越前岬灯台が立ち、岬のシンボルになっています。
海面に突き出た双子岩「恵比寿岩」
越前町梅浦の旅情公園のすぐ南側にある岩。双子岩のようによく似た岩が海面から突き出しており、独特の景観を作り出しています。タイミングが重なるとこの二つの岩の間に沈む夕陽を見ることも出来ます。
高さ約100mの大断崖「鳥糞岩」
越前町の北端、呼鳥門のすぐ南にある高さ約100mの大断崖。海からほぼ垂直に立つ断崖の先端が海鳥の棲息地になっており、糞で白く染まるためこの名がつきました。勇壮な日本海とともに生きてきたこの土地の象徴的な光景です。
自然が作り出した間欠泉「潮吹岩」
越前海岸の銭ヶ浜にある「潮吹岩」は、自然の偶然が造り出した間欠泉です。岩と岩の隙間に、幾重にも波が押し寄せることで噴き出す潮は、穏やか過ぎても荒れ過ぎても見ることが出来ません。見頃は冬場ですが、波の高い日などは近づきすぎないようにお気を付け下さい。
雄々しい海岸線と可憐な水仙のコラボ
日本最大の水仙群生地「越前海岸」
越前岬周辺は、日本水仙三大群生地のひとつであり、その面積は60ha以上を誇り日本最大規模です。開花シーズンである12月~1月にかけて越前海岸の急斜面は白い絨毯のように水仙が咲き誇ります。日本海側唯一の群生地であり、その雄々しい海岸線と可憐な水仙とのコラボレーションは、越前海岸でしか見られない絶景です。
越前水仙の秘境
梨子ヶ平の集落の先に広がる水仙畑。遊歩道が整備されているが歩いてしか行くことが出来ず、越前水仙の秘境として知られ、その絶景はパンフレットやポスターなどにたびたび使用されます。
梨子ヶ平集落を抜け、遊歩道を5分ほど歩いた先に水仙の群生地あり。
車を止める場合は、梨子ヶ平城の駐車スペースに駐車可。
遊歩道は一部足元が悪い場所がありますので、汚れても大丈夫な履物でお越しください。
越前海岸では雄々しい海岸線とズワイガニの王様「越前がに」と可憐な水仙がお待ちしています。
越前が誇る最高の海の幸
冬の味覚の王様「越前がに」
越前海岸は言わずとれたズワイガニの王様「越前がに」の産地。海岸線にはズラリと魚屋さんや食処、旅館が立ち並び、越前がにシーズンとなる11月から3月にかけて、多くの人で賑わいます。
越前がに漁 11月6日解禁!翌年3月20日まで
越前がにのまち、越前町
黄色のタグ、発祥の地
福井県内の港で水揚げされる越前がに。もっともと多くの水揚げがあるのが越前町です。だから、越前町で新鮮でおいしい越前がにをたくさん買うことが出来るのです。
おいしい越前がにの食べ方の紹介
茹ガニ
王様を味わう王道
越前がにを食すなら外せない王道の味。鮮やかな赤い甲羅と、ぷりぷりした白く甘い身がたまらない。
カニ刺
とろけるような甘さ
越前がにを生で提供できる、地元ならこその食べ方。口の中でとろける甘さは一度食べたら忘れられない。
カニみそ
カニ料理の醍醐味
大きな甲羅にぎっしりと詰まった、甘くて深いコクのカニみそ。これぞ越前がにの醍醐味の味。
特報【浜活】活きのいい丼召し上がれ!
越前海岸観光協会連合会(越前・河野両観光協会)は、越前海岸沿いで海鮮ランチが楽しめる「浜の活丼・活膳」をはじめました。
手軽に楽しめる海鮮丼を「浜の活丼」、豪華な定食を「浜の活膳」と名付け、
今日、一番の活きのいいぴっちぴちの越前の魚を提供します。
【浜活】お問い合せは
・越前町観光連盟 電話:0778-37-1234
・河野観光協会 電話:0778-48-2240
最後に我が尾張名古屋の三大英傑「徳川家康公」「豊臣秀吉公」「織田信長公」の内、実は、織田信長公の一族の発祥が、何とこの「越前」と言うお話です。皆さんビックリされましたか?
まだ、先週のNHKの大河ドラマ 次郎法師「井伊直虎」でお目にかかったばかりの方の一族の発祥が
「越前」だったとは、昭和40年代後半~50年代にかけ数年の間、福井、石川、富山に滞在してあちらこちらと巡り歩いていた私も、全く気が付きませんでした。
それでは、この先は、(一社)越前町観光連盟さんにご案内頂きましょう。
越前の歴史と文化に思いを馳せる
織田信長一族発祥の地に鎮座する「越前二の宮劔神社」。 山岳信仰の祖、泰澄大師が作りあげた神社仏閣群など、越前の歴史と文化に思いを馳せてみてください。
織田信長公ゆかりの社「越前二の宮剱神社」
劔神社が鎮座している越前町織田は、織田信長公の祖先の故郷として知られ、越前町織田荘の荘官として、また劔神社の神官として神社に仕えてきた由緒ある家柄でした。応永年間、劔神社の神官の子が、時の越前の守護斯波氏にその才能を見出され、尾張の国に派遣され、この際に、苗字は故郷の地名をとって織田を名乗るようになったと云われています。その織田氏は尾張で次第に勢力を伸ばし、守護代を勤めるまでになり、そして時が流れ、信長公の時代には尾張一円を掌握し、更に日本全国に雄飛するまでになりました。
ちなみに織田家の家紋は「織田木瓜紋(五つ木瓜紋)」ですが、劔神社社の 神紋も同じ紋章であり、昔から深いつながりがあることを示しています。
織田の紋が記された、ご朱印帳に人気があります。
「劔神社」とは?
織田信長公氏神の神社
越前町織田は、織田信長の祖先の故郷です。織田氏の祖は越前織田の荘の荘官として、また越前二の宮劔神社の神官として代々奉仕してきた由緒ある家柄でした。そのため、織田信長は戦国の乱世にあっても、劔神杜を氏神として深く尊崇し、武運を祈るとともに、多くの神領を寄進し、神殿を造立するなど、劔神社の保護と住民の治安に尽くしています。奈良時代に光仁天皇が奉納されたと伝えられている梵鐘は国宝に、本殿は県の指定文化財に指定されています。国宝の梵鐘は、日本で3番目に古い梵鐘とされ、福井県にある6つの国宝のうちのひとつです。2015年10月に隣接する越前町織田文化歴史館に寄託されました。
御祭神は「素盞嗚大神」「氣比大神」「忍熊王」で、御神徳は人の運気を高め、大願成就にご利益があることから、県内外から多くの参拝者で賑わいます。
大鳥居
社殿
初詣の賑わい
おもかる石
カタクリの花の群生
おはやしの参道
のぼり
織田一族発祥地の碑
ご朱印帖(表紙)
ご朱印帖(印面)
織田信長像
織田氏の生まれの地、越前町織田地区にある織田信長像。
平成元年(1989年)に完成し、長崎の平和記念像を作者として有名な北村西望氏の原作を模したものです。
劔神社が中央に鎮座する織田盆地は、四方を山に囲まれた環境から、霧に包まれることが多く、高台から織田盆地を望むと幻想的な里山の雲海を見ることが出来ます。
エボシ山展望台からの眺め
御来光
織田盆地に広がる雲海
織田の里山が一望
かやぶきの里
丹生山地を一望
『こんぴらさん』と親しまれる金刀比羅山宮
海上安全・大漁など魚魚関係者から篤い信仰を受ける
金刀比羅山宮は、日本海と琵琶湖の沿岸諸国を守護し給う「こんぴらさん」として慕われ、古くから多くの人に親しまれ、広い信仰を集めています。お社は幡ケ山(はたがやま)と呼ばれる小高い山の山頂に鎮座し、静寂な自然に包まれ、パワースポットとしても知られています。海上安全・大漁などを祈る漁業関係者からも篤い信仰を受けていて、御祭神の御神名・大物主大神より大物祈願も増えています。
御祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)・白峰大神(しらみねのおおかみ)・猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)で、生きとし生ける人の喜びや悲しみに寄り添いお護り下さる神様といわれております。 また、海上安全・大漁などを祈る漁業関係者からも篤い信仰を受けております。 御祭神の御神名・大物主大神より大物祈願も増えております。 毎月9・10日は「おとうか」と呼ばれ、毎月季節の心尽くしの調理されたお供えが御神前に供えられ、熱心な祈願祈祷が行われています。 「猿田彦と草もち」「見廻り奉行」「海亀の話」など多くの昔話も残しております。
大鳥居と社名碑
御祭礼時の御社頭
御正殿での御祈祷
大祭で賑わう境内
参集殿
御神水
御神田の「鏡田」
金刀比羅神社の安全旗
所蔵の越前焼の壺見学会
越の大徳、泰澄大師ゆかりの寺社仏閣群
泰澄大師は飛鳥時代(7世紀末)、越前国麻生津(現 福井市三十八社町 泰澄寺)に生まれました。
幼いころより神童といわれ、14歳のとき、夢で十一面観音のお告げを受け、故郷の越知山にこもって修行にあけくれるようになりました。
苦行難行の後、ついに仏の教えを悟ったと云われています。
また、長い間、人が足を踏み入れることを許さなかった白山に、はじめて登拝(とはい)したのが泰澄であり、白山信仰の祖、山岳信仰の祖ともいわれます。
白山の開山以来、泰澄の名声は高まり、都に赴き元正天皇の病を祈祷で治したり、大流行した天然痘を鎮めるなど、華々しい活躍をします。
数々の伝説を残し、「越の大徳」と讃えられた泰澄は、767年に越知山で遷化。享年86歳でした。
越知山・越知神社
越知神社(おちじんじゃ)は、越知山の山頂にある神社。
神仏混合の山岳霊場だったといわれ、越の大徳として敬慕されている泰澄大師が修行し、仏の悟りを得られた山として知られています。
越知神社は、泰澄大師が仏像を造り、山頂に社殿を建立して越知山三所大権現と称して祀ったのが始まりと伝えられ、境内には、別山・霊水・千体地蔵尊など、ゆかりの史跡が多く残っています。
また自然豊かなこの越知山は、ブナの原生林など木々深く、清麗なる水が湧き、清浄なる気につつまれています。
好天にもなると、展望台から眼下に周辺の山麓や、街並が見渡せ、遠くは、白山連峰の雄姿が眺望できる風光明媚な観光名所として県内外の人々に親しまれています。
朝日観音福通寺
あさひのお観音さんとして親しまれていて、今から1300年前の奈良時代に、泰澄大師によって開かれたお寺です。
越前町朝日地区の、地名の由来になったとされる、"秘仏である「正観音菩薩立像」が開眼のおり、眉間から朝日のように輝く光を四方に発したという故事が残っており、その寺のある山を朝日山、里の名を朝日村と名づけた"という話が残されています。
この小高い朝日山からは、天気の良い日は、泰澄が開山した白山をみることが出来ます。
織田信長公が愛した幸若舞発祥の地
「人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり」信長公の姿が浮かぶようです
幸若舞は、武士道鼓舞の舞曲として多くの戦国武将に愛好され、保護されました。特に織田信長公の愛好ぶりは有名で、桶狭間への出陣する際に「人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり」と幸若舞の「敦盛」を謡い舞ったことはよく知られています。また、豊臣秀吉や徳川家康らも幸若舞を庇護し、江戸時代には幕府の式楽として毎年将軍の前で舞うことが家職となっていました。幸若舞は、申楽(さるがく)などと同様に中世芸能として発達し、約600年の伝統を誇る芸能です。越前町西田中が発祥の地で、室町時代に、桃井直詮(幼名 幸若丸)によって興されたといわれ、その一族は現在の越前町西田中に住居を構え、ここを中心に全国で活躍しました。
幸若音曲(幸若舞)発祥の地の記念碑が、越前町西田中の越前町社会福祉センター朝寿殿の正面玄関横にあります。
「第4回越前かに感謝祭」
越前がにのまち越前町より感謝を込めておもてなし致します!是非、御参加下さい
交通アクセス
「お車でのアクセス」
大阪から
A. 大阪 > 名神高速道路 > B. 吹田JCT > 米原JCT > 北陸自動車道 > C. 武生IC > 国道365号経由(50分) > D. 道の駅 越前 越前町観光案内所
名古屋から
A. 名古屋 > 名神高速道路 > B. 米原JCT > 北陸自動車道 > C. 武生IC > 国道365号経由(50分)> D. 道の駅 越前 越前町観光案内所
東京から
A. 東京 > 東名高速道路・名神高速道路 > B. 米原JCT > 北陸自動車道 > C. 武生IC > 国道365号経由(50分) > D. 道の駅 越前 越前町観光案内所
「電車でのアクセス」
大阪から
大阪駅 > 特急サンダーバード > 武生駅(約2時間) > 福鉄バス(約30分)
名古屋から
名古屋駅 > 東海道・山陽新幹線 > 米原駅 > しらさぎ(北陸本線) > 武生駅(約1時間30分) > 福鉄バス(約30分
東京から
東海道新幹線利用 東京駅 > 東海道新幹線 > 米原駅 > しらさぎ(北陸本線) > 武生駅(約3時間15分) > 福鉄バス(約50分)
北陸新幹線利用 東京駅 > 北陸新幹線 > 金沢駅 > しらさぎ・サンダーバード(北陸本線) > 福井駅(約3時間30分) > 福鉄バス(約50分)
皆様どうぞお気をつけてお越しください。 鎹八咫烏 記
協力
一般社団法人 越前町観光連盟
〒916-0422 福井県丹生郡越前町厨71-335-1
電話番号:0778-37-1234/FAX:0778-37-1805/E-mail:kankou@town-echizen.jp
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