この度は、長崎県壱岐市における大雨と土砂災害のお見舞い申し上げます。
長崎県佐世保市の複数の商店街で組織され、中心商店街を拠点に活動する「SASEBOまち元気向上委員会」
現在、全国的に地方の過疎化、少子高齢化が深刻化しつつあります。これに比例して商店街のシャッター街化も一つの問題として挙がっており、佐世保市の各商店街もこの例外ではなく昭和時代のような賑わいも現在は薄れつつある。
「SASEBOまち元気向上委員会」は様々な施策を取り、市の中核的存在である商店街を活気づけようと活動している。
佐世保市は、人口252,171人の都市であり、九州では9番目に多い人口を有している。また、郷土料理や観光資源にも富んでおり、日本最古のハンバーガーである「佐世保バーガー」、日本一の島の密度を誇る自然景観「九十九島」、日本最大級のテーマパークである「ハウステンボス」、鎮守府の置かれた「旧海軍の軍港」などが存在する。
佐世保バーガー
ハウステンボス
九十九島
しかし、そんな魅力あふれる佐世保市は現在2つの大きな問題を抱えている。 その問題とは「人口減少による商店街の衰退」「 若者の地元離れ」である。
~SASEBOまち元気向上委員会の発足背景~
○人口減少による商店街の衰退 問題
全国的に見ても人口減少による過疎化が問題となっているが、佐世保市においても同様に問題として取り上げられており、現在、人口減少率は0.83%で全国6位という高い数値が表れている。
中でも若者の減少傾向は大きく、平成28年度の国勢調査では10歳~25歳までの人口が36766人なのに対して、60歳~75歳までの人口が57984人となっている。(一部の要因として、若者の県外流出が挙げられる)
また、日本中の地域が同じ課題を抱えているように佐世保の商店街の活気も失われつつある。
このように、人口減少による商店街の衰退によって市の活気が徐々に薄れていっているのが現状である。
○若者の地元離れ
若者の減少傾向が大きいということを挙げましたが「未来ある若者に佐世保市の発展、7つの商店街の未来を託したい」という気持ちから、若者が長崎県を離れてしまう事は死活問題だと認識している。
以上ような佐世保市の現状を改善するため、『活気あふれる若い人達と協働して佐世保市を元気にしたい!』という想いの元に立ち上がり、SASEBOまち元気向上委員会は設立されました。
SASEBOまち元気向上委員会の委員会の様子
長崎国際大学の尾場准教授の講義にて学生の皆さんと打ち合わせ
佐世保の歴史
佐世保市の歴史は、泉福寺洞窟(瀬戸越)から明らかになります。約1万5千年前の石器が出土し、1万2千年前の層からは、世界最古の土器「豆粒文土器」が出土しました。明治初期までは、人口約4000人の半農半漁の一寒村でした。明治19年に旧海軍の鎮守府が設置されると急速に発展し、明治35年に村から一挙に市になりました。戦後は平和産業港湾都市として発展し、「造船」・「炭鉱」を経て、現在は製造業とともに、県北地域の商業サービス業の中心となっています。
また、昭和30年に指定を受けた西海国立公園や平成4年オープンのハウステンボスなどのアメニティリゾートが整備され、毎年多くの観光客を魅了しています。
新しい岸壁が誕生!7万7千tクラスの客船が着岸可能に
佐世保港に新しい岸壁が完成し、2014年4月に供用を開始しました。延長270m、水深‐10mの岸壁は、7万7千トンクラスまでのクルーズ客船が接岸可能で、中心市街地まで徒歩圏内。JR中心駅やバスターミナル、高規格道路にも隣接しており、交通アクセスも良好です。また、岸壁付近には、複合商業施設「させぼ五番街」も2013年にオープン。街グルメやショッピングなどにも便利な岸壁となっています。
国際ターミナル が2015年4月供用開始!
広々した敷地に一部2階建ての新しい国際ターミナルが完成しました。 出入国手続きをおこなう機能施設、乗船待合所、会議室、自動販売機などを完備。 観光客をお出迎え&お見送りするための送迎デッキも見晴し抜群です。
佐世保港 九十九島を望む絶景のみなと町での歓送迎
美しい佐世保港の全景と周辺(空撮)
佐世保の紺碧の空の下で歓迎セレモニー
入港に合わせてブラスバンドの生演奏
法被を着ての鏡開きは外国人観光客にも大好評
歓迎パフォーマンスには佐世保市民からも歓声が
エネルギーあふれるパフォーマンスにくぎ付け
夜になっても見送りの市民が多数シャッターを切る
佐世保の自然豊かな景観・街並み
佐世保市は、山に抱かれ中腹に張り付くように立ち並ぶ家並み、港から海を臨む自然豊かな景観・街並みが特徴の街です。また、自衛隊や在日米軍の基地として伝統を受け継ぎ、造船・国防の町として知られています。街には多くの外国人が行き交い、米軍との交流イベントが行われたりとアメリカナイズされた独特の雰囲気やグルメが楽しめるなど、異国情緒溢れる街です。
(佐世保港から車で12分)九十九島八景・船越展望所 九十九島を手に取るように間近に見ることができる展望台
九十九島水族館「海きらら」で近海の生物や自然の素晴らしさを学べます
海の女王をイメージした、優雅なパールクィーンで青い海と緑の島々をめぐります
「リラクルーズ」乗船 大型の遊覧船では通ることのできないスペシャルコースを満喫
佐世保港
(佐世保港から徒歩10分)三浦町カトリック教会。第2次大戦中は空襲の目標にならぬよう黒色に塗られた歴史もあります。
泉福寺洞窟(センプクジドウクツ)1万2千年以上前の土器「豆粒文」が発見された洞窟。この土器は国の重要文化財に指定されています。
バス/佐世保駅前から市バス矢峰行または西肥バス矢峰経由柚木行で25分。瀬戸越下車、徒歩15分
電車/佐世保駅から松浦鉄道で約15分、泉福寺駅下車、徒歩約8分
郊外の住宅地の近くにあり、この洞窟から1973年に発掘された土器は世界の歴史をもぬり変える大発見でした。
その土器は、「豆粒文(とうりゅうもん)土器」と言われ、今から1万2千年以上も前の新石器時代のものであることが明らかになり、それまでの最古の土器の位置づけを変えることになりました。同じく出土された、旧石器時代末から縄文時代草創期の石器や土器と共に、国の重要文化財に指定されています。(平成8年6月27日指定)
梅ヶ枝酒造 1787年創業の造り酒屋。今も残る主屋は1860年頃の建築で国登録有形文化財です。
ハウステンボス
夜になるとヨーロッパの建物や並木がライトアップされ、街全体がやさしい光に包まれます。
ハウステンボス。春はチューリップが咲き誇り観光客の目を楽しませてくれます。
(佐世保港から車で30分)西海橋と新西海橋。日本三大急潮のうず潮は迫力満点です。桜の名所としても有名です。
黒島天主堂は世界遺産暫定リストにもあげられた貴重な協会。
写真撮影・掲載に当たっては大司教区の許可
をいただいています。
黒島名物の「島めし」。島でとれたアワビやウニ、サザエなどの魚介類を満喫!
佐世保の名物
日本一長いアーケード
佐世保と言えば、「日本一長い商店街のアーケード」が有名です。全長約1kmのアーケードにたくさんのお店が並び、多くの人で賑わっています。年間を通じて様々なイベントが開催され、九州では最も大きなよさこい祭り「YOSAKOIさせぼ祭り」がアーケード会場で行われたりと、賑やかなイベントが盛りだくさんです。
さるくシティ4〇3アーケード。全長1kmで日本一長いアーケード。
戸尾商店街・とんねる横丁
とんねる横丁は、戦時中の防空壕をそのまま生かして作られた市場で、半間ほどの間口で奥に深い店がずらり並んでいます。カマボコ状の空間が、防空壕を彷彿とさせます(中には奥行き20m以上あるお店も!)。
下町らしい、雑多で懐かしい匂いに溢れた個性豊かな市場です。
戸尾市場街・とんねる横丁。佐世保の台所と呼ばれる商店街。生鮮食品や雑貨などの店舗が楽しめます。
異国文化
佐世保市は、造船所や海上自衛隊、米軍基地が置かれ、外国人も多い海軍の街です。アーケードを取り巻くように、外国人バーやジャズバーが多数あり、街を歩くと多くの外国人とすれ違う異国情緒溢れる街です。島瀬公園では米軍基地と佐世保市民の友好イベントも開催されるなど、アメリカンナイズされた独特の雰囲気が味わえます。
また、繁華街の西側に佐世保川が流れており、川の西岸とを結ぶ橋がアルバカーキ橋(佐世保の姉妹都市は米国アルバカーキ市)があります。公園を取り囲むように延びるフェンスの先は米軍区域となり、米兵達のための広々としたグラウンドが広がるニミッツパークがあります。
海上自衛隊・佐世保史料館(セイルタワー)
佐世保港からは、海上自衛隊の護衛艦や来港する多くの外国クルーズ船を見ることができます。佐世保の海上自衛隊は、海上防衛の西の拠点として重要な役割を担っており、日本の海上自衛隊五大基地の一つです(横須賀・呉・佐世保・舞鶴・大湊)。また、五大基地の中で最も護衛艦が多く配備されており、中でもイージス艦が3隻も在籍しており、イージス艦のメッカとして知られています。土日祝日には、艦艇の一般公開も実施されています。
佐世保中央インターの近くには、旧海軍の遺産を継承する艦艇史料館として有名な海上自衛隊佐世保史料館(セイルタワー)もあります。
海上自衛隊佐世保史料館セイルタワー。旧海軍の遺産を継承する艦艇史料館です。
様々な施策を取り、商店街を盛り上げて参りましたが、この度、「第三回 まちなかウォーキングスタンプラリー」を開催いたします。この企画は過去2回行われましたが、徐々に動員人数の規模を拡大し3回目となる今回、2000名規模を想定して開催いたします。
○日にちと企画内容
≪7月8日≫
うちわ型のスタンプカードを用いた「アナログ型」スタンプラリーであり、参加者数を昨年実績の1432名を大幅に上回る2000名を想定しています。
≪10月20日~22日≫
スマートフォンのGPS機能を用いて行う「デジタル型」スタンプラリーであり、予定参加者数は1000名を想定しています。またこれは、YOSAKOI佐世保祭りと並行して行います。
いずれの企画も長崎国際大学、長崎県立大学の学生が企画から運営まで携わり、PDCAサイクルを通して新たな潜在ニーズを創出しながら取り組んでいる企画になります。
PDCAサイクルの仕組み
地元の大学生を交えた PDCA会議の様子(長崎国際大学は尾場准教授の授業として、長崎県立大学は馬場専任講師のゼミ生が参加しています。)
佐世保中心市街地について
直線では日本最長となる四ヶ町・三ヶ町アーケードは古くからある商店街では珍しく、現在でも市の中心地として栄えています。平日祝日を問わず沢山の人で賑わっており、20万人都市の中でも「日本一元気な商店街」と評され全国から商店街組合が視察に訪れているほどです。アーケード中心部には、創業1806年の老舗百貨店「佐世保玉屋」があり、多くの人出で賑わっています。 また、中心街をシャッター街化させないよう様々な取り組みを行っている地方都市としても知られており、商店街を含めた地域の活性化を図りYOSAKOIさせぼ祭りやきらきらフェスティバルを開催するなど、その動きは各所に見受けられます。 2001年に佐世保駅が高架駅として新しくなり、駅や港(鯨瀬埠頭)周辺もえきマチ1丁目SASEBOのような駅ビルやアルカスSASEBO(多目的ホール)ができるなど再開発が進んでいます。2013年には大型複合商業施設「させぼ五番街」が開業し、ますます賑わいが増しています。
商店街の歴史
三ヶ町商店街[Sankacho]
全長398mで1970年に三ヶ町商店街振興組合が設立しました。
アーケードが連続して繋がっている四ヶ町商店街の長さを含めると960mとなり、直線に繋がったアーケード街としては日本一の長さです。「三ヶ町」という名前の由来は、商店街が松浦町・常盤町・栄町の3つの町で形成されていることが由来です。
サンプラザ商店街の愛称で親しまれ、1997年には、三ヶ町商店街、佐世保玉屋、四ヶ町商店街を「さるくシティ4○3」と命名し、7つの町をまたぐ全長約1キロのアーケードとして賑わいを見せています。2011年からは栄・常盤地区再開発事業により、ますます賑わいが増しています。
四ヶ町商店街[Yonkacho]
全長516m、幅11mの商店街で、1953年に本島町・島瀬町にあったセントラル商店街と上京町の京栄会が共同で行った四ヶ町連合大売出しをきっかけに誕生しました。
アーケードが連続して繋がっている三ヶ町商店街の長さを含めると960mとなり、直線に繋がったアーケード街としては日本一の長さです。「四ヶ町」という名前の由来は、商店街が上京町・下京町・本島町・島瀬町の4つの町で形成されていることが由来です。きらきらフェスティバルやYOSAKOIさせぼ祭りを開催するなど、平日・休日問わず賑わいと活気のある商店街です。
京町商店街[Kyomachi]
佐世保市上京町、下京町からなる商店街です。
飲食店や青果店など様々な店舗が軒を連ねています。
国道35号沿いに長く伸びた通りと、四ヶ町商店街に直結している通りとが合わさった商店街で、上空から見るとL字のような形をしているのが特徴です。四ヶ町商店街と直結しており、休日は両商店街を行き来し買い物を楽しむ人々が多く見られます。
戸尾商店街・とんねる横丁[Tono]
大正時代から佐世保の台所として市民に親しまれてきた、戸尾市場街。国道に沿ってとんねる横丁があり、すぐそばに戸尾市場という商店街があります。
とんねる横丁は、戦時中の防空壕をそのまま生かして作られた市場で、戸尾市場は、近辺の東シナ海より水揚げされた海産物をはじめ、水産加工品、青果、日用雑貨、衣料などなどの店が軒を並べています。古き良き昭和のにおいがしてきそうな人情味溢れる商店街です。
佐世保玉屋[Tamaya]
1806年に佐賀県小城市で創業した老舗百貨店です。
1894年から佐世保市松浦町に移転し、その後九州初の百貨店となる「デパート田中丸呉服店」が計画されました。1931年に商号を玉屋へ改称、1941年に現在の佐世保玉屋という名称になりました。
現在では珍しくなった屋上遊園地がある百貨店として、佐世保市民に愛されています。紙袋などに使われるシンボルマークの「バラ」の花は、市民の間ではあこがれの存在です。
えきマチ1丁目佐世保[Ekimachi 1chome]
2002年11月1日に開業したJR佐世保駅構内にあるテナントと、駅に併設するビルで構成される複合商業ビルです。
より道、ちか道、通り道。
いつもの道やはじめての道を、ちょっと「とくべつ」にする駅のマチ。
ここは、えきマチ1丁目。
させぼ五番街[Sasebo Gobangai]
~うみ・ひと・まちが、つながる。~
2013年11月29日に開業した大型複合商業施設です。
佐世保の古き良き歴史を今に伝える中心商店街「三ヶ町・四ヶ町」から、駅や港をむすぶ”みち”の中心に誕生しました。
佐世保エリア未進出店や、地元の人気店、佐世保にゆかりのある店が入店する、”させぼ初” “させぼ発”の新しい魅力をここから発信します。
市民の皆様が集い楽しむ地域コミュニティの場として、市外からの来訪者をあたたかく出迎える玄関口として。人と街をつないで、心を結ぶ、おもてなしの拠点となる”街”が、新しい佐世保のモノ・コト・シーンを創造します。
GPSスタンプラリーの楽しみ方
スマートフォンのGPSを使ってチェックポイントに近づきオリジナルスタンプとポイントを獲得!チェックポイントクイズに正解すると、ボーナスポイントも獲得!! コンプリートした終了証をゴールスタッフに見せて参加賞が貰えるスタンプラリー♪獲得したポイントを使って豪華賞品が当たるWeb抽選会にも参加しよう♪
・スマートフォンの位置情報サービス(GPS)をオンにして利用下さい。・位置情報の精度を上げるためWi-fiを必ずOFFにして下さい。・開催日時内でスタート → ゴールして下さい。 ・獲得ポイントは「トラストナビ」のポイント(トラポ)として利用できます。
歩きながらスマートフォンの操作を行わないで下さい。
前回の様子
学生が運営するチェックポイントの様子(地元の大学生が主体的に取り組んでいる)
四ヶ町商店街の様子
商店街連携事業(商店街関係者の方々と)
皆で一緒になって企画したポスター・案内チラシの完成を喜ぶ、長崎国際大学と長崎県立大学の学生の皆さんと、 長崎国際大学の尾場准教授と長崎県立大学の馬場
専任講師です。
学生の皆さん街おこしお疲れ様です。若い力で頑張ってください!
この時期に、長崎観光を予定されている皆様是非、佐世保にお立ち寄りください。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
SASEBO まち元気向上委員会 (させぼ四ヶ町商店街協同組合内)
〒857-0871 長崎県佐世保市本島町4-15 TEL 0956-24-4411
(一社)長崎県観光連盟 〒850-0035長崎市元船町14-10 橋本商会ビル8階 TEL :095-826-9407
長崎県文化観光国際部観光振興課 〒850-0035長崎市元船町14-10 橋本商会ビル8階
TEL :095-822-9690
ハウステンボス株式会社
〒859-3292 長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1 TEL:0956-58-0080
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