奈良時代の僧侶「泰澄」が、夢の中に白山の女神が
現れて白山へ登るようお告げがあり、養老元年(717)二
人の弟子を連れ前人未到の白山を目指し、幾多の困難
の末初めて白山登頂を成し遂げました。白山開山以来、
泰澄の霊験が人々を救うとして白山信仰は国中に広まり、
「白山神社」は全国各地に3,000社を数えるといわれます。
白山神社総本宮
重要文化財「絹本著色白山三社神像」
鎌倉時代の作。中央が白山妙理権現(白山宮)の女神像、向かって右は剣明神(金劍宮)の男神像、左は三宮姫(三宮)の女神を配している。
今年度、白山開山千三百年にあたり、未来永劫の振
興・発展と平穏を願い、白山信仰とともに受け継がれて
きた素朴で純真な伝統芸能「獅子舞」「ひねり踊り」「荘
川民謡」を披露し、開山千三百年を祝します。
荘川町の一大イベント「飛騨荘川ふるさと祭り」
今年度、「白山開山千三百年」を迎える記念事業として実施。白山信仰とともに永年受け継がれてきた「獅子舞」「ひねり踊り」「民謡」等披露。獅子舞の中でも見ものは、江戸時代に創作された「数え歌」に合わせ、30頭の獅子が連を組み優雅に舞う「30頭の連獅子」また、3年に一度行う「ひねり踊り」は、大名行列をまねたもので、江戸時代後期より村人が踊り歩いたのが始まりとされおり、権力の中心となる大名がおりません。警護、子供たちの花笠、奴、奥女中、弓取り(武者)等の総勢100名近くの優雅な行列としとやかな舞、弓取りの激しい舞等が見ものとなる。フィナーレでは皆で、荘川民謡「えっさえさ」を楽しみ、くじ付きの「餅拾い(あっぽ拾い)」で、飛騨牛をゲット。
日時:平成29年10月15日(日) 午前10時~午後3時頃
場所:高山市荘川町新渕53「荘川の里」
プログラム
10:00 開会(悪魔払い)
10:15 町内神社 獅子舞の競演(第1部)
11:00 荘川民謡 荘川民謡保存会
11:30 日本一30頭の連獅子(第1回)
12:15 岐阜聖徳学園大学 柳
12:45 ひねり踊り
13:30 日本一30頭の連獅子(第2回)
14:00 町内神社 獅子舞の競演(第2部)
14:30 フィナーレ
●えっさえさ踊り
●あっぽ(餅)拾い/当選発表
獅子舞
山々が真紅に染まる10月、町内各神社より30頭の獅子が集まり、山里の郷愁を想いおこすかのように、壮大な舞をくりひろげる。
町内の人々が集まり、1頭につき3名、笛、太鼓他、総勢120名が獅子の舞を披露します。
ふるさと祭りの目玉として獅子の共演を考案し、各神社にお願いしたところ、30頭の獅子が集まり、行われるようになりました。
30頭の獅子は同じように見えますが、各神社により特徴があり、頭(かしら)の形状、舞い方が微妙に違い、それを見比べるのも楽しみの一つである。
ここまでたくさんの獅子が1度に舞うことは日本全国を見ても大変珍しいことである。
ひねり踊り
「ひねり踊り」は、江戸時代後期に村人たちが、神社の社
殿造営や大豊作の祝いなどに大名行列を捻った行列「ひ
ねり」として、踊り歩いたのがはじまりとされております。奴や
奥女中、日の丸の扇子を手にした花笠姿の子供達と、武者
姿に槍や長刀、弓などを持った若者が加わり、非常に華や
かな行列なのですが、権力の中心となる大名の姿がない
のはいかにも農民がまねた行列と言えるかもしれません。
昭和初期までは各地で踊られていましたが、昭和55年
(1980)、旧荘川村の古老たちの努力により、3年間にわた
り資料を集めるなど準備を重ね、衣装や小道具などは、村
民の寄付や助成金などで賄い、昭和58年(1983)、半世紀
ぶりに復活しました。
招待芸能
岐阜聖徳学園大学「柳」(よさこいサークル)
“岐阜の澄んだ空のもとで 心ひとつに声をあわせ
唄え空にひびけ山に 柳の華よ舞い上がれ”
岐阜県の文化や名所を題材にしたオリジナル作品で、
全国各地の祭りに参加し岐阜の魅力を発信している。
真夏の名古屋を舞台に繰り広げる日本最大級の祭典「にっぽんど真ん中祭り」を毎年の目標に、学業の傍ら日々練習に取り組み、地域文化をリズミカルにアレンジした音楽に乗せ、華やかな衣装と目を見張る演出で、感動!興奮!熱気!に溢れる作品を披露している。
2016年「どまつり大賞(内閣総理大臣賞)」受賞
内閣総理大臣賞)」受賞
2017年「優秀賞」受賞
荘川情報
桜の郷 荘川「桜香の湯」
荘川ICを降りると、左下に大きな屋根の「桜の郷 荘川 桜香の湯」といかにも温かそうに書かれた文字が目に入る。
道の駅「桜の郷 荘川」に隣接して「ひだ荘川温泉 桜香の湯」がある。
源泉は、豊富な湯量を誇るナトリウム・炭酸水素塩泉である。ポンプで温泉を汲み上げる方式ではなく、自然に湧き出す珍しい自墳泉の源泉かけ流し温泉である。
一度入ると、二度、三度入りたくなり、あまり気持ちが良いので最後には温泉から出たくないと思うようになりますが、かなり濃い温泉なので、初めての方はついつい入り過ぎて湯あたりしないように気を付けてください。
※木曽檜の風呂の企画・設計・制作に携わり全国の温泉地を歩いた経験から、特別に長時間入る時のワンポイントアドバイスをいたします。(エラそうに!)
「両方の足首を湯船から出して入ること」早速一度試してみてください。1時間でも2時間でも入ることができる筈です。但し、その時の体調にもよりますので、どうか自己責任でお願いいたします。
鎹八咫烏 記
清流「庄川」の鮎が昨年に引き続き準グランプリ獲得
全国の河川の鮎を食べ比べる「第20回清流めぐり利き鮎会」が、9月15日高知市で行われ、「清流庄川」の鮎が昨年度に引き続き準グランプリを獲得しました。
生息する環境によって味が変わる鮎を食べ比べ、河川の環境改善に関心を持ってもらおうと、高知県友釣り連盟が毎年開催しているもので、庄川は今年度も参加しました。庄川の自然環境が良い結果として評価されました。
荘川町内には、清流庄川を本流に、六厩川・三谷川・寺河戸川・一色川・町屋川・御手洗川・尾上郷川の7つの支流があります。
各源流からの水流は澄み切って川底までくっきりと見え、川縁には、春は新緑の中に岩つつじや藤の花、夏は深緑、秋は色とりどりの紅葉が川面に映え四季折々の渓流の美しさを見せてくれます。
今後も河川環境の維持向上に努めます。来年度の友釣りシーズンをお楽しみに!
自然・文化に誇りいつまでも住み続けたい町 荘川
白山ユネスコエコパーク 荘川エリア
荘川地域では、自分たちで地域の課題を見つけ、課題の解決するため荘川地域の個人、事業者、行政が力を合わせてみんなでまちづくりを進めるという「協働のまちづくり」を推進しており、「豊かな自然と文化に誇りを持ち いつまでも住み続けたいと思うまち」というビジョンのもと、地域に住み続けたいという思いを育てるための活動を行っている。
高山市は面積が日本一広い市で、西部の荘川地域が白山ユネスコエコパークに含まれている。
荘川地域は白山の南東側に位置し、白山への登山道こそないものの、白山神社が7社あり、白山信仰が地域に根付いている。旧荘川村の村民憲章では「わたくしたちは、霊峰白山を仰ぎ、清流庄川の源に住む荘川村民です。」と制定し、白山がもたらす自然に感謝し、美しく豊かな郷土を築くことを目指して生活してきました。
現在は、「荘川町まちづくり協議会」と高山市が連携し、荘川町のまちづくりビションである「豊かな自然と文化に誇りをもち いつまでも 住み続けたいと思うまち」のもと、荘川ならではの特色や荘川らしさ(自然、景観、文化、雪国ならではの暮らし、人柄)を見つめ直し、地域に誇りをもち、地域が一丸(協力)となって守り生かしながら、荘川を維持するための取り組みを進めている。
荘川交通アクセス
協力(順不同)
荘川観光協会 〒501-5413 岐阜県 高山市 荘川町新淵446 TEL:05769-2-2272
荘川町まちづくり協議会
〒501-5413 岐阜県 高山市 荘川町新渕430‐1 TEL:05769-8-6005
白山本宮・加賀一ノ宮 白山比咩神社
〒920-2114 石川県白山市三宮町ニ105-1 TEL (076)272-0680
環白山広域観光ガイド ウェルカム白山
〒920-2121 石川県白山市鶴来本町2-ワ121 TEL:076-255-7655
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