岡山城と天下の名園「後楽園」
~持続可能な観光開発を通じた未来への貢献~
〇観光庁は、国連世界観光機関(UNWTO)と協力し、岡山市、三重県と共催で「持続可能な観光国際年」記念国際観光シンポジウムを、岡山市(10月15日~10月17日)、三重県鳥羽市(10月17日~10月19日)のそれぞれで開催します。両シンポジウムには、国内外の観光関係者含め、延べ約550名が参加予定である。
〇国連において、本年は「持続可能な観光国際年」と定められ、各国において観光の果たす役割やその重要性について理解を促進していくこととされている。これを踏まえ、今回の両シンポジウムでは、我が国及び世界各国の観光を取り巻く現状や先進事例について共有を図り、参加各国による観光政策の推進に結びつけていく計画である。
今回のシンポジウムは、開催都市の観光特性に合わせてテーマを選定し、同一週に二カ所の会場で開催します。あわせて、各地の特性を生かした会場(ユニークベニュー)でのレセプションやテーマに関連する市内視察を実施する。
【岡山会議】
○テーマ:「遺産、自然、そして人が関わりあう観光モデルに向けて」
○日 程:10月15日(日)~ 10月17日(火)
○会 場:岡山コンベンションセンター及び岡山市内(岡山城、後楽園等)
〇テーマ詳細
地域の観光資源の中でも、遺産については周辺地域を含め、観光客に開放され、利活用されています。そこで、将来にわたって多様な利用が可能な空間として、どのような活用方策があるのか議論します。また、我が国がかつての戦争災害や度重なる自然災害からの再建、復活という歩みの中で、観光と防災を両立させてきたことは、被災国・地域に希望を与えるものであり、復興と観光という観点についても、参加各国・地域の間でモデル事例の共有を図ります。
〇日程・会場詳細
10 月 15 日(日)
18:30- 岡山市主催レセプション(会場:後楽園)
10 月 16 日(月)
9:00-11:30 セッションⅠ・Ⅱの予習のための市内視察(視察先:岡山城・後楽園)
13:00-17:30 国際観光シンポジウム(会場:岡山コンベンションセンター3 階コンベンションホール岡山市北区駅元町 14 番 1 号)
13:00-13:10 開会式
瓦林 康人 観光庁審議官
大森 雅夫 岡山市長
13:15-14:10 基調講演Ⅰ コルドラ・ヴォルムター UNWTO 国際関係機関連携室 部長
「持続可能な観光開発の取組みと将来展望
~歴史文化遺産と観光振興の調和~」
基調講演Ⅱ 大森 雅夫 岡山市長
「持続可能な観光開発に向けた岡山市の実践 ~城と庭、水と緑、そして人~」
14:10-15:30 セッションⅠ 「歴史・文化遺産の活用と地域の活性化」
・歴史遺産・文化遺産をハード・ソフト両面から保存・活用し、人の賑わいの創
出に取り組むまちづくり事例を紹介し、共有を図ります。
【スピーカー】
チャイ・シウリン カンボジア旅行業協会会長
アルシンダ・トラウェン パプアニューギニア観光局政策企画部長
谷一 尚 (一財)林原美術館館長
那須 太郎 岡山芸術交流総合ディレクター、㈱TARO NASU 代表取締役、
アート&パブリック㈱ 代表取締役
【モデレーター】
松村 智恵 ㈱JTB 首都圏ロイヤルロード銀座
旅彩彩デスク専任コーディネーター
16:00-17:30 セッションⅡ 「自然と市民との関わりによる持続可能な観光開発」
・地域住民と自然との関わりが安全や環境保全をもたらし、地域文化を育むとと
もに、観光資源としての魅力向上にも繋がっている事例を紹介し、共有を図る。
【スピーカー】
ジョン・ビョンウン 順天郷大学観光経営学教授、韓国観光学会首席副会長
前田 芳男 岡山大学地域総合研究センター教授
重森 しおり 岡山市教育委員会指導課人権教育室副主査
加藤 正禎 気仙沼商工会議所専務理事
【モデレーター】
田瀬 和夫 国連フォーラム共同代表
19:00- 観光庁主催レセプション(会場:岡山城天守閣バンケット
岡山市北区丸の内 2-3-1)
10 月 17 日(火)
9:00-11:30 セッションⅠ・Ⅱの復習のための市内視察
(視察先:曹源寺・林原美術館・旧内山下小学校)
ご参加の観光関係者の皆様、岡山に滞在中、是非「吉備津神社」に御参拝ください。
霊験あらたかな神社です。
日本で唯一の建築様式・吉備津造り「吉備津神社 」御社殿と見事な回廊
国宝 吉備津神社
本殿の大きさは桁行き48尺3寸(約14.6m)、梁間58尺3寸6分(約17.7m)、棟高(土台下端から箱棟上端まで)39尺6寸(約12m)、建坪 78坪3強(約255m²)の大建築であり、京都の八坂神社につぐ大きさがあり、また出雲大社の約2倍以上の広さがある。
白漆喰で築いた亀腹の上に北面して立つ一重の神殿で、軸部の柱は径1尺6寸(約48cm)の円柱で高さ20尺(約6m)のアスナロウ(明日桧・檜葉)と云われる材を内外あ わせて68本使っている。入母屋の千鳥破風を前後に二つ並べ同じ高さの棟で結び桧皮で葺き、ひとつの大きな屋根にまとめた大胆極まる構造で、上から見ると 棟はカタカナの「エ」の字型になっている。建築学上では『比翼入母屋造』と云い、全国で唯一の様式であるので、単に『吉備津造り』とも云う。
東大寺再建に尽力した僧重源が大陸よりもたらした大仏様の『挿肘木』といわれる組物により、この本殿のきわめて深い軒や回縁を支柱もなしに一軒でつくり、実に美しく調和した建築美を生み出している。
※明日は三重県鳥羽市をご紹介いたします。
鎹八咫烏記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
観光庁
東京都千代田区霞が関2-1-3中央合同庁舎3号館3階
代表電話 03-5253-8111
(国土交通省代表)
(公社)おかやま観光コンベンション協会
〒700-0985 岡山県岡山市北区厚生町3-1-15 岡山商工会議所 6階 TEL:086-227-0015
(公社)岡山県観光連盟
〒700-0825 岡山市北区田町1-3-1 岡山県産業会館4階 TEL:086-233-1802
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