世界で初めて養殖真珠を育んだ美しい海。独自の暮らしぶりを色濃く残す離島。古来より受け継がれてきた海女文化。鳥羽市は、その全域が伊勢志摩国立公園に位置し、豊かな自然景観や歴史文化、温暖な気候に恵まれている。
鳥羽湾に浮かぶミキモト真珠島
御木本幸吉記念館
御木本幸吉翁が初めて真珠を見つけた時の感動の様子の絵画がロビーに飾られている。
真珠を育む海に面して建つ世界の真珠王「御木本幸吉翁」銅像
ミキモト真珠島
最高の真珠を使った日本の至宝「真珠の王冠」
鳥羽水族館 色彩計画はJR岐阜駅前の環境計画を行った 環境ディレクター 林 英光氏
鳥羽水族館エントランスホール
鳥羽の町並み「カモメの散歩道」
鳥羽みなと祭り
鳥羽の海の幸
三重県鳥羽市~持続可能な観光開発を通じた未来への貢献~
〇観光庁は、国連世界観光機関(UNWTO)と協力し、岡山市、三重県と共催で「持続可能な観光国際年」記念国際観光シンポジウムを、岡山市(10月15日~10月17日)、三重県鳥羽市(10月17日~10月19日)のそれぞれで開催します。両シンポジウムには、国内外の観光関係者含め、延べ約550名が参加予定でる。
〇国連において、本年は「持続可能な観光国際年」と定められ、各国において観光の果たす役割やその重要性について理解を促進していくこととされている。これを踏まえ、今回の両シンポジウムでは、我が国及び世界各国の観光を取り巻く現状や先進事例について共有を図り、参加各国による観光政策の推進に結びつけていくものである。
因みに、2016年は「国際マメ年」 ~人々の健康や生活に恩恵をもたらすマメの利点を知ろう~でした
マメは何世紀にもわたり、人間の食生活に不可欠な食べ物となっています。安価でおいしいばかりでなく、栄養価の高いタンパク質と必須の微量栄養素を含んでいるマメは、とりわけ開発途上国で、人々の健康や生活に大いに恩恵をもたらしている。
持続可能な食料生産と健康的な食生活において、マメは重要な役割を果たしていますが、その栄養価値が一般には十分認識されておらず、また、世界のマメ消費量は減少傾向にある。
こうした現状に国際社会が結束して取り組むため、国連は2016年を「国際マメ年」と定めました。新たな国際年の発足を記念するキックオフ・イベントが2015年11月10日、国連食糧農業機関(FAO)が本部を置くローマで開催されました。
【UNWTOの持続可能な観光とは】
「訪問客、産業、環境、受け入れ地域の需要に適合しつつ、現在と未来の経済、社会、環境への影響に十分配慮した観光」つまり、環境、経済、地元社会の3つの側面において適切なバランスが保たれることが持続可能な観光の実現に重要である。
世界観光機関(UNWTO)とは
経済的発展,国際間の理解,平和及び繁栄に寄与するため,並びに人種,性,言語または宗教による差別なく,すべての者のために人権及び基本的自由を普遍的に尊重し,及び遵守することに寄与するため,観光を振興し及び発展させることを根本目的とする国連専門機関である。
加盟国:157か国,準加盟地域:6地域,オブザーバー:2,賛助加盟員:500以上
我が国は,平成27年にUNWTOの理事国に就任しました。また,フランス,ドイツ,イタリア,スペイン,中国と共に加盟国中最多の分担金を拠出している。
なお,UNWTO唯一の地域事務所として,アジア太平洋センターが奈良に設置されている。
岸外務副大臣とタリブ・リファイ世界観光機関(UNWTO)事務局長との観光・情報交換会
リファイ事務局長は,観光は雇用創出等経済への好影響がある有力分野であり,観光への投資とプロモーションの重要性について説明した。
特に,外国人は通常東京・大阪等に代表される日本全体のイメージしかもっていないため,
地方の魅力を積極的に発信することが重要であると発言があった。
少し横道にそれてしまいましたので本題の三重県鳥羽市(10月17日~10月19日)のシンポジウムについてご案内いたします。
今回のシンポジウムは、開催都市の観光特性に合わせてテーマを選定し、同一週に二カ所の会場で開催する。あわせて、各地の特性を生かした会場(ユニークベニュー)でのレセプションやテーマに関連する市内視察を実施。
【三重会議】
○テーマ:「観光業の持続可能な発展における女性の役割」
○日 程:10 月 17 日(火)~ 10 月 19 日(木)
○会 場:鳥羽国際ホテル及び鳥羽市内(ミキモト真珠島(海女実演)等)
〇テーマ詳細
観光に関連する各産業においては、多くの女性が活躍しており、女性の役割は高まっています。
2016 年 G7 伊勢志摩サミットでも「女性」がテーマの一つとなり、教育を含む女性のエンパワーメント、女性の活躍推進などが議論されたところである。持続可能な観光振興における女性及び多様な人材の役割について、議論することとし、国内外のモデル事例を参加各国・地域の間で共有を図る。
〇日程・会場詳細
10 月 17 日(火) 19:00-
三重県・鳥羽市主催レセプション(会場:鳥羽マリンターミナル)
10 月 18 日(水) 10:00-17:15
国際観光シンポジウム(会場:鳥羽国際ホテルハーバーウイング 6 階海城 鳥羽市鳥羽 1-23-1)
10:00-10:10
開会式 瓦林 康人 観光庁審議官 渡邉 信一郎 三重県副知事
10:15-10:45
基調講演 コルドラ・ヴォルムター UNWTO 国際関係機関連携室部長
「持続可能な観光開発の取組みと将来展望 ~観光振興における女性の役割~」
10:45-12:05
セッションⅠ 「女性が観光で活躍する社会 Ⅰ」
・国内外の観光産業において女性が活躍する事例を通じ、観光と女性の役割につ いて共有を図る。このセッションでは、観光業界で中心的な役割を果たし ている女性について着目する。
【スピーカー】
中村 美智子 一般社団法人相差海女文化運営協議会 海女小屋相差かま ど海女頭
(岩﨑 織江 鳥羽商工会議所伊勢志摩鳥羽インバウンド協議会事務局)
上村 文子 株式会社はとバスバスガイド
チャイ・シウリン カンボジア旅行業協会会長
松村 智恵 ㈱JTB 首都圏・ロイヤルロード銀座 旅彩彩デスク専任コーディネーター
【モデレーター】
橋本 亮一 ㈱ブルーム・アンド・グロウ
代表取締役トラベルコンサルタント
13:20-14:30
特別セッション「ASEAN+3 ツーリズム・ユース・サミット」 (モデレーターの進行によるフリー・ディスカッション)
・若者の視点から観光をどう捉えているか、仕事への関わりなどについての発表、 議論を通して、観光需要促進への示唆を得る。
【参加者】
ASEAN+3 ユース・サミット参加者
【コメンテーター】
ワットゥニヨム・ドゥアンマラー 日本アセアンセンター 観光交流部長
【モデレーター】
田瀬 和夫 国連フォーラム共同代表
14:45-15:55 セッションⅡ 「女性が観光で活躍する社会 Ⅱ」
・国内外の観光産業において女性が活躍する事例を通じ、観光と女性の役割につ いて共有を図る。このセッションでは、地域の自然や文化の保存・活用に も女性が関わっている事例について着目する。
【スピーカー】
江崎 貴久 有限会社オズ代表取締役、
海島遊民くらぶ アルシンダ・トラウェン パプアニューギニア観光局政策企画部長
迫間 優子 鳥羽旅館組合「女将 あこや会」会長、 鳥羽ビューホテル花真珠女将
【モデレーター】
コルドラ・ヴォルムター UNWTO 国際関係機関連携室部長
15:55-17:15 セッションⅢ パネルディスカッション
「持続可能な観光と女性が主役を担う観光地づくり」
・女性が果たしてきた観光での役割を総括するとともに、女性目線での観光地 づくり、 女性の旅行参加の促進のほか、バリアフリーにも注目し、人にやさ しい旅行のあり方を考えます。
【パネリスト】
樋口 宏江 株式会社近鉄・都ホテルズ志摩観光ホテル総料理長
森喜 るみ子 合名会社森喜酒造場専務
野口 あゆみ 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長
【コメンテーター】
コルドラ・ヴォルムター UNWTO 国際関係機関連携室部長
チャイ・シウリン カンボジア旅行業協会会長
アルシンダ・トラウェン パプアニューギニア観光局政策企画部長
【モデレーター】
加藤 久美 和歌山大学観光学部教授
19:00- 観光庁主催レセプション(会場:海の博物館 鳥羽市浦村町大吉 1731-68)
10 月 19 日(木) 9:00-11:30
セッションⅠ・Ⅱ・Ⅲの復習のための市内視察
(視察先:ミキモト真珠島(海女実演)・伊勢神宮内宮・おかげ横丁・海島遊民くらぶ)
「海島遊民くらぶ」エコツアー
鳥羽の台所 つまみ食いウォーキング(何種類ものコースが用意されている。)
(お問い合わせ TEL 0599-28-0001)
他にも
伊勢神宮
「石神社」海女さんたちがお参りする神社だそうですよ!
鳥羽マルシェとは
鳥羽マルシェのコンセプト
鳥羽マルシェとは、鳥羽で獲れた海産物や鳥羽で生産された農作物の産直市場です。
郷土食を中心とした地物ビュッフェレストランを併設し、鳥羽の持つ魅力を存分に味わっていただけます。
ご参加の観光関係者の皆様、さらに視察先について編集部からの提案です。
それは、伊勢の入り口「斎王の都 明和町」です。
上段の中央が斎王です(斎王まつり)。
明和町の斎宮跡に復元された斎宮。
斎王とは
斎王(さいおう)…それは、天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えるために選ばれた、未婚の皇族女性のことである。歴史に見られる斎王制度は、天武二年(674)、壬申(じんしん)の乱に勝利した天武天皇が、勝利を祈願した天照大神に感謝し、大来皇女(おおくのひめみこ)を神に仕える御杖代(みつえしろ)として伊勢に遣わしたことに始まる。
以来、斎王制度は660年以上にわたって続き、60人以上の斎王が存在した。伝説は、伊勢に天照大神を祀った倭姫命(やまとひめのみこと)など、さらに多くの斎王の物語を伝える。
制度が確立して以降の斎王は、卜定(ぼくじょう)という占いで選ばれ、斎王群行と呼ばれる五泊六日の旅を経て伊勢へと赴いた。その任が解かれるのは、主に天皇が代わったときのみ。年に三度、伊勢神宮に赴く以外は、一年のほとんどを斎宮で過ごし、神々を祀る日々を送っていた。また、神に仕える身ゆえに恋をすることも許されず、伝説に語られる斎王の中には己の命を絶って身の潔白を証明した哀しい斎王や、恋ゆえに斎王を解任されたり、恋人と引き裂かれたりした斎王もいたのである…。
明和町は伊勢市のこんなに近くにあります。是非、一度訪ねられては如何ですか!
鎹八咫烏 記
協力(順不同)
観光庁 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3中央合同庁舎3号館3階
代表電話 03-5253-8111(国土交通省代表)
外務省 〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1電話(代表)03-3580-3311
鳥羽マルシェ有限責任事業組合
〒517-0011 鳥羽市鳥羽一丁目2383-42
TEL 0559-21-1080
鳥羽市 観光課 〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽三丁目1-1 電話番号:0599-25-1155
明和町 〒515-0332 三重県多気郡明和町大字馬之上945
電話番号:0596-52-7111
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