わぬやこのシマに 親ハロジうらぬ わぬ愛しゃしゅん人ど わ親ハロジ
「私はこの土地に 親・親類はおりません 私を愛してくださる方が 親・親類です」
「平瀬マンカイ」ネリヤカナヤの神を招き豊作を祈る。
「今井権現祭」海から招いた女神と天上の男神とを結び合わせる儀式。
「油井豊年祭」鹿児島県無形民俗文化財の由井豊年踊りが奉納されます。
「諸鈍シバヤ」加計呂麻島に伝わるユーモラスな仮面の芸能。
源平合戦で敗れた平資盛(すけもり)が住民との交流に教えたともいわれる伝統芸能。800年の歴史を誇る国指定重要無形文化財。旧9月9日大屯神社開催。
奄美大島には、豊かな山が育む豊かな海がある・・・
しかし奄美の魅力は自然だけではありません。島唄や八月踊り、神へ祈る伝統行事や100を超える工程を経て完成する本場奄美大島紬などの伝統産業。島人が育んできた文化もまた、どこにもない、奄美だけの豊かさのひとつです。夕日とともに友人らと浜に集うひととき。祖母が紡ぐ、大島紬を機織る音。港に色とりどりのテープが舞う、別れの風景。古来から島人たちが大切にしてきた島の風景・情景・背景は、来訪者の心にどこか懐かしいあたたかさを感じさせます。それは、現代社会で失われつつある“豊かさ”が、まだこの島に残っているからかもしれません。自然だけでなく、島人たちが育んできた文化や営みそのものが、島の誇るべき“豊かさ”なのです。
糸や切りりば 結びもなりゅり 縁ぬ切りりば 結びならぬ
「糸は切れても 結び直すことができる 人の縁が切れたら 結ぶことはできない」
島の文化
神秘と豊穣の文化にぜひ触れてみて
海なりの様に響く低音と、天高く上る風の様な高音が交ざり合う唄者「石原久子」
奄美大島で歌い継がれている民謡は通称「シマ唄」、シマ唄を歌う人は唄者「ウタシャ」。
奄美大島の南部地域の宇検村や瀬戸内町で歌い継がれるシマ唄(民謡)をヒギャ唄といい、北部地域の唄(カサン唄)と比べると、抑揚などに違いがあるそうです。
山に高低のある南部だからでしょうか、シマ唄の抑揚にもその山の姿の様な高低の幅があります。
そのヒギャ唄の第一人者が、石原久子さんです。
阿室村、地元の若者の島唄に聞きほれる「まれびと(稀人)」
ふるさと祭り
唄や踊りは島の祝い事や祈りの場に欠かすことができません。島人の喜び・悲しみを島の方言でうたいあげた「島唄」は、独特のこぶしと高い裏声が特徴。郷土料理とともに島唄を聞かせてくれる飲食店もあります。チヂン(太鼓)をたたき、輪になって唄い踊る「八月踊り」や、祝いの場の締めくくりの定番「六調」踊りも特徴的。伝統行事の多くは旧暦で行っており、各集落ごとに今も続けられています。
八月踊りと六調をこよなく愛するグループ「いっちゃりょん会」代表:橋口 勝 氏「いっちゃりょん会」は、奄美大島の伝統芸能の八月踊りと六調が大好きなメンバーが集まるグループです。 結成のきっかけは、2003年に橋口さんが見かけた「第1回奄美六調大会」の出場者を募集する新聞記事。 もともと踊りが好きだった橋口さんは出場を決意し、メンバーを集め始めます。 そして、踊り手が8人と三味線、唄、太鼓、ハト笛が1人ずつの合計12人で、“六調のグループ”「いっちゃりょん会」を結成しました。
色鮮やかな伝統行事~五穀豊穣を願う、加計呂麻島西阿室集落の「テンテン踊り」
旧暦の8月15日前後になると、奄美の各地で行われる豊年祭。加計呂麻島の西阿室集落の豊年祭は、華やかな花飾りをもって踊る、「テンテン踊り」でよく知られています。
この旧暦の8月15日は、昔の島では稲などの収穫を終えてほっと一息する時期。娯楽の少ない昔の島では、八月踊りや祭りを通じて共に余興を楽しみ、お酒を酌み交わし、互いの一年の労をねぎらう、心浮き立つ時期だったのだとか。
五穀豊穣を祈願する豊年祭・宇検村芦検集落
夏から秋にかけて一年に一度、奄美大島宇検村の各集落で「豊年祭」という行事が行われるそう。 五穀豊穣を祈願し、今年の収穫を祝い、また来年の豊作を祈る祭りごとだそうです。
豊年祭は、古くからの習わしを伝承し、時代により多少の変化はあったとしても現在までその形式を絶やすことなく継承しているとのこと。芦検(あしけん)集落の豊年祭はにぎやかなことで評判です。
島の人
ようこそ、奄美へ。シマッチュのおもてなしの心
きっと平家の平資盛(すけもり)も薩摩の西郷吉之助もこうやって島の人々に・・・
古来より、海の彼方からやってくる来訪者「まれびと(稀人)」を歓迎しもてなす文化を持つ奄美の人々は、元来おもてなし上手。決して華美ではありませんが、都会では得られないあたたかな心づかいに癒され、奄美に2度3度と足を運ぶ人も多いといいます。旅の途中、さまざまな場面で出会う島人との触れ合いをぜひ楽しんでください。
水や山うかげ 人や世間うかげ
「水があるのは山のお陰 人があるのは世間のお陰」
島の匠
豊かな自然に育まれた匠たちの手仕事
人気の黒糖焼酎「れんと」の名前の意味とは?現地でどうぞ!蔵元「開運酒造」
瀬戸内町の東部に位置し常に波が荒い、きっと本マグロ養殖に適しているのでしょう。
瀬戸内町の東部に位置し常に波が荒いために浜辺の石は丸い玉石になっています。波に玉石がさらわれるたびに鳴るゴロゴロという変わった音は、普通の海岸で聞くことは出来ません。玉石をしきつめたホノホシ海岸は、奄美の他の海とは一味違ったものを感じることができます。
奄美大島を代表する産業といえば、まずは本場奄美大島紬。いくつもの工程を経て完成する絹織物は、島の自然が育んだ泥田で何度も染め抜く泥染めが特徴的。昭和40-50年代に島の成長を支えた大切な産業でもあります。また、サトウキビから作る黒糖が原料となる黒糖焼酎は、奄美群島でしか製造を許可されておらず、大きな産業の一つとなっています。ほかには、養殖業が南部では盛んで、瀬戸内町の本マグロ養殖の生産量は日本一を誇ります。
島の食
素朴で滋味あふれる味“シマジューリ”
島の郷土料理のことを「シマジューリ」と言います。代表格の「鶏飯」はもともと薩摩藩の代官をもてなすための料理でしたが、今では家庭や給食などでも出てくる、老若男女に愛されるシマジューリに。ほかには豚足やウワンホネ(豚骨と野菜の煮物)など豚肉料理、ソーメンをいためた「油ソーメン」などが定番。魚介類では、刺身はもちろん、青さのから揚げやイカ墨汁(マダ汁)、貝などがよく食べられている他、マンゴー、パッションフルーツなどトロピカルフルーツも人気です。
島食
けいはんひさ倉
奄美大島を代表する郷土料理 鶏飯。奄美に行かれたら是非一度ご賞味下さい!
奄美きょら海工房 松山
洋食
ラ フォンテ
カフェ・スイーツ
オーベルジュ・アガルイ
南仏か北イタリア・コモ湖はたまたギリシャ・ミコノスを思わせる雰囲気!
おいしい食事とゆったりした時間を、港を見下ろす見晴らしのよいおしゃれなホテルでお楽しみください。
おしゃれなホテルで素晴らしい景色を堪能しながら、おいしい食事をゆったり楽しめるのが、オーベルジュ・アガルイです。
島の自然
希少動植物に出会えるかも・・・豊かな山・川・海
山
奄美群島最高峰。標高は694.4mで、島建て伝説二神はこの地に降り立ったとする碑が立っています。貴重な亜熱帯広葉樹林が広がり、アマミノクロウサギやアカヒゲ、トゲネズミ、ケナガネズミ、ルリカケスなどの天然記念物や固有種が生息している貴重な山です。山の頂上付近は昭和49年に国定公園特別保護地区に指定されています。湯湾岳の展望公園までは車で行くことができ、展望公園からは焼内湾を一望することができます。また、展望公園からさらに山頂まで行きたい場合は徒歩でのぼることができます。
川
マングローブとは、熱帯・亜熱帯地域の湿地帯や干潟に生息する植物の総称です。住用のマングローブはメヒルギとオヒルギで構成されています。役勝川と住用川が合流する河口域にはマングローブ原生林が71ha以上にわたって広がっており、国定公園特別保護区にも指定されています。
海
瀬戸内町の東部に位置し、海を眺めてゆったりできるビーチです。白く続く砂浜と穏やかな青い海が癒しを与えてくれるはずです。
アマミノクロウサギ
イシカワガエル
アマミシリケンイモリ
島のほとんどの面積を占める山間部には、毒蛇ハブを頂点とする独自の生態系が築かれ、アマミノクロウサギやアマミトゲネズミ、イシカワガエルなど固有種や絶滅危惧種が多く存在しています。一方、高い透明度が自慢の“アマミブルー”の海。豊かな珊瑚礁が広がり、波打ち際まで小魚が行きかいます。シュノーケリングやダイビング、グラスボートなどで、カラフルな海中世界をのぞいてみましょう。また、奄美市住用町に広がるマングローブ林は日本第2位の規模。雄大さを実感できるカヌー散策がおすすめです。
奄美の貴重で珍しい植物
ユワンツチトリモチ
ヘカツリンドウ
ノボタン
アオノクマタケラン
シマヒヨドリグサ
ヒメジョオン
ゲットウ
サガリバナ
ハイビスカス
サキシマフヨウ
シャリンバイ
タイワンヤマツツジ群落
さねんばな
お茶の花
サキシマフヨウ
ガジュマル
ソテツ群落
熱帯魚もサンゴ礁をゆりかごに深い眠りにつく丑三つ時になりましたので、本日の編集は終了といたします。
続く・・・
交通アクセス
新路線の開設について ~「鹿児島-名古屋(中部)線」「鹿児島-奄美大島線」就航~
スカイマーク株式会社は、2018 年 8 月 1 日(水)~10 月 27 日(土)期間の運航ダイヤについて、計画の概要を以下にお知らせいたします。(2018年4月25日 発表)
2018 年 8 月 1 日就航「鹿児島-名古屋(中部)線」「鹿児島-奄美大島線」を開設
2018 年 8 月 1 日(水)より、新路線「鹿児島-名古屋(中部)線」「鹿児島-奄美大島線」の 2路線をそれぞれ1 日 2 往復 4 便にて就航することを決定。鹿児島と中部地方、奄美大島を結ぶアクセスをご提供することにより、お客様の利便性向上に資するとともに、新たな需要喚起を図りたいとの考え。
【運航ダイヤ:2018 年 8 月 1 日~10 月 27 日期間】
この度の新路線就航にあわせて、上記路線にキャンペーン運賃を設定する予定とのこと、
スカイマーク公式ホームページにて発表。それぞれにお尋ねください!
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
協力
(一社)あまみ大島観光物産連盟
〒894-0027鹿児島県奄美市名瀬末広町14-10 AiAiひろば1階
営業時間:9:00 ~ 18:00 TEL:0997-53-3240
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