「ディスカバー農山漁村の宝」
趣旨
「ディスカバー農山漁村の宝」とは、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現の ため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組 んでいる優良事例を選定し、全国に発信するものです。
選定基準
有識者懇談会において、次の①から③の視点のいずれかにおいて、他地域の参考となるよう な優れた地域活性化の取組を選定しています。
①美しく伝統ある農山漁村の次世代への継承
②幅広い分野・地域との連携による農林水産業・農山漁村の再生
③国内外の新たな需要に即した農林水産業の実現
応募の対象となる取組
地域において、新たな需要の発掘・創造や埋もれていた地域資源の活用を行うことにより、農林水産業・地 域の活力創造につながる、次の①から③のいずれかに該当する取組とします。
① 美しく伝統ある農山漁村を次世代へ継承する取組 (例: 歴史的景観、伝統、自然等の保全・活用を契機とした農山漁村活性化を図る取組、 消費者や住民のニーズを踏まえた都市農業の振興に関する取組 など)
② 幅広い分野・地域との連携により農林水産業・農山漁村を再生する取組 (例: 6次産業化、農福連携、震災復興、都市と農山漁村の共生・対流を推進する取組、女性・高 齢者の活躍する取組 など)
③ 国内外の新たな需要に即した農林水産業を実現する取組 (例: 学校給食等食育を推進する取組、農山漁村に外国人観光客を呼び込む取組、農林水産物 の輸出に向けた取組 など)
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第3回選定)のグランプリ及び特別賞の選定結果について
内閣官房及び農林水産省は、30地区の農山漁村活性化の優良事例(10月17日決定・公表)の中からグランプリと特別賞を選定しました。
1.趣旨
内閣官房及び農林水産省は、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現に向けて、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良事例を選定し、全国へ発信することとしています。
2.選定結果 平成28年12月2日(金曜日)に、首相官邸において、第3回有識者懇談会を開催し、次の地区を「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」グランプリ及び特別賞として選定しました。
グランプリ
株式会社べつかい乳業興社(北海道別海町)
特別賞
(1)プロデュース賞
高千穂ムラたび協議会(宮崎県高千穂町)
(2)フレンドシップ賞
仙北市農山村体験推進協議会(秋田県仙北市)
(3)チャレンジ賞
木頭ゆずクラスター協議会(徳島県那賀町)
(4)アクティブ賞
株式会社九神ファームめむろ(北海道芽室町)
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」グランプリ 株式会社べつかい乳業興社
「ミルク王国べつかい」の味をお届けします
概要
●牛乳をはじめ、バター、 チーズ等乳製品を製造。道 内の和洋菓子店や飲料メー カー等と連携し新商品を開 発 ●平成25年よりベトナムにア イスクリームを輸出 ●乳製品加工研修施設を運営 し、地域の牧場経営者等を 対象にチーズづくり等の指 導
成果
●乳製品を核に地産地消によ る地域経済の循環に寄与 ●べつかいブランドを確立し、 国内外の販路が拡大。売上 げが約4億9千万から約5 億2千万円に増加(H25- 27)。アイスクリームの輸 出も約6百個から約3千個 と約5倍増加(H25-27) ●地域の.乳製品関連産業の 発展・向上に寄与
べつかいの牛乳屋さん、べつかいのコーヒー屋さん、べつかいのチーズ屋さん、べつかいのバター屋さん、べつかいのヨーグルト屋さん、べつかいの甘酒ハニーミルクなど
株式会社べつかい乳業興社とは
有名洋菓子店や大手コンビニともコラボ!
かつて別海町の生乳の多くは、大手乳業メーカーのバターやチーズに加工されていました。けれど昭和49年、地元酪農家の「地元の人に地元のおいしい牛乳を飲んでほしい」という声に応え、別海町役場がミルクプラントを設立。牛乳や乳製品の生産を始め、平成14年、町の特産を広く全国へ届けようと株式会社べつかい乳業興社が事業を引き継ぎました。
同社は別海町の良質な生乳を生かし、「べつかいの牛乳屋さん」や「べつかいのバター屋さん」、「べつかいのチーズ屋さん」などの商品を製造。自社ブランドを育て上げるだけでなく、岩見沢市の有名洋菓子店や全国規模のコンビニチェーンとコラボレーションしています。牛乳や乳製品を通じ、別海町の名をアピールするのも同社の大切な取り組みなのです。
株式会社べつかい乳業興社
創業 平成14年
所在地 北海道野付郡別海町別海132-2
従業員数 36名
協力
農林水産省
住所:〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1
電話:03-3502-8111(代表)
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