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2015年12月12日に国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択され、2016年11月4日に発効(我が国は11月8日に批准)したパリ協定には、「脱炭素化」(decarbonization)に向けた世界共通の意思が込められています。そこには、「経済成長と環境問題」に関するこれまでの国連の施策の次元を超えた面があり、科学的知見のもと、地球環境の自浄・再生能力が有限であり、その能力がもはや限界に近づきつつあることが理解されます。
環境省では、そうした社会・経済・環境の持続可能性に対するグローバルな危機意識のさらなる高まりを背景に、20世紀を振り返り、投資家と企業を軸に形成され、経済成長を支え促す「資本市場」の観点から、21世紀における持続的成長のあり方を2カ年度にわたり検討し、この度、各界の代表をお招きしたハイレベル・シンポジウムを開催することとしました。
基調講演では、一橋大学名誉教授でありスタンフォード大学名誉シニアフェローの今井賢一先生より、「21世紀の資本主義 - 自然資本、人的資本、ネットワーク」と題するお話をいただきます。続くパネルディスカッションでは、「持続的成長に向けた課題と取組の方向性 - 投資行動、企業行動、建設的な対話」とのテーマのもと、投資家と企業に期待される取組等についてご議論をいただきます。これらの貴重な機会を通じて、上記検討の成果に対する理解を深めていきたいと思います。
大台ケ原 正木白骨林
1.背景
環境省では、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に関する情報を考慮した投資、いわゆる「ESG投資」に関する近年の我が国の動向を踏まえ、「持続可能性を巡る課題を考慮した投資に関する検討会」(ESG検討会)を昨年10月に立ち上げました。その後、本年10月までに計9回にわたる会合を経て、今般、ESG投資に関する基礎的な理解の向上に資することを目指した解説書(「ESG投資に関する基礎的な考え方」)を作成し、このハイレベル・シンポジウムを通じて、かかる成果を報告することとしました。
2.開催概要
日時 平成29年1月11日(水) 14:00~16:30 (13:20受付開始)
会場 TKP新橋カンファレンスセンター (東京都港区西新橋1-15-1)
― 「2階特設受付」にて、ご所属、お名前をお伝えください。
参加費 無料
テーマ ESG検討会成果報告
定員 200名程度
申込先 ESG検討会事務局( esg-inv@tohmatsu.co.jp )宛に、メールの件名を「ESG成果報告会参加
希望」としていただいた上、お名前、ご所属、お役職をご連絡ください。
申込期限 平成29年1月6日(金) 12:00
3.プログラム
13:20~
受付
14:00~14:10
【開会挨拶】
・環境大臣 山本 公一
14:10~14:40
【基調講演】
「21世紀の資本主義 ― 自然資本、人的資本、ネットワーク」
・一橋大学名誉教授、スタンフォード大学名誉シニアフェロー 今井 賢一 氏
14:40~15:00
【成果報告】
「ESG検討会のメッセージ」
・青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授(ESG検討会座長)
北川 哲雄 氏
15:05~16:25
(うち10分は質疑応答)
【パネルディスカッション】
「持続的成長に向けた課題と取組の方向性 ― 投資行動、企業行動、建設的な対話」
<パネリスト>
・一橋大学大学院商学研究科特任教授、CFO教育研究センター長
伊藤 邦雄 氏
・公益社団法人 経済同友会代表幹事 小林 喜光 氏
・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事 兼 最高投資責任者
水野 弘道 氏
<モデレーター>
・青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授(ESG検討会座長)
北川 哲雄 氏
16:25~16:30
【閉会挨拶】
・環境省 総合環境政策局長 奥主 喜美
4.申込先
ESG検討会事務局 <有限責任監査法人トーマツ>
E-mail:esg-inv@tohmatsu.co.jp / TEL:03-6213-1163 / FAX:03-6213-1186
添付資料
環境省「持続可能性を巡る課題を考慮した投資に関する検討会」(ESG検討会)成果報告会のご案内
4.申込先
ESG検討会事務局 <有限責任監査法人トーマツ>
E-mail:esg-inv@tohmatsu.co.jp / TEL:03-6213-1163 / FAX:03-6213-1186
協力
環境省 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館 TEL 03-3581-3351(代表)
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