ZIPANG TOKIO 2020「古き町に神の巡行  高岡御車山祭 日本屈指の華やかな山車が揃います」


「平成の御車山」は平成25年度〜平成29年度の5ヵ年をかけて制作しています。



高岡御車山 概要

高岡御車山は1588年(天正16年)太閤豊臣秀吉が、後陽成(ごようぜい)天皇と正親町(おおぎまち)上皇を聚楽第(じゅらくだい)に迎え奉るときに使用した御所車を加賀藩初代藩主・前田利家公が拝領し、二代藩主・前田利長公が1609年(慶長14年)に高岡城を築くにあたり、町民に与えられたのが始まりと伝えられています。 

この御所車に鉾を立てたものが御車山で、高岡町民の心意気と財力に支えられ、安土桃山文化の格式を保ちつつ、高岡の金工、漆工、染色などの優れた工芸技術の装飾が車輪や高欄(こうらん)、長押(なげし)等に施された日本でも屈指の華やかな山車(やま)です。江戸時代の名工達によって7基が揃いました。

「高岡御車山祭の御車山行事」は国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財の両方に指定されており、これは日本全国で5件指定されている内の一つです。 ※他の4件は、京都祇園祭の山鉾行事 / 高山祭の屋台行事 / 秩父祭の屋台行事と神楽(秩父夜祭)/日立風流物

毎年5月1日に行われる前田利長公を祀る高岡關野神社の春季例大祭で、高岡市内の開町当時から続く旧市街中心部を奉曳(ぶえい)巡行します。4月30日の宵祭りでは一部の山車(やま)のライトアップ展示を見ることができます。 (平成22年は御馬出町・守山町・小馬出町 午後6時30分~9時)


山町とは

 御車山は10の「山町」が保有し、代々受け継いできました。この「山町」は前田利長公が高岡に築城した当時、城の周囲に配置された武家屋敷から西に一段下がって町割りされた地区にあり、富山・守山・木舟の旧城下や、前田家ゆかりの美濃・近江・越前から移住してきた町民が居を構えたのが始まりです。

高岡城は元和の一国一城令によって廃城となり、家臣は金沢へ引き上げましたが、三代藩主・前田利常公は高岡の産業振興に力を注ぎ、加賀藩では金沢に次ぐ商工業都市として発展しました。「山町」の町民たちはその経済発展を担うとともに、華麗な御車山を伝承し、誇りにしてきたのです。

「山町」の内、通町・御馬出町・守山町・木舟町・小馬出町・二番町は1町で1基の山車(やま)を保有し、一番町・三番町・源平町の3町は「一番街通」の山車を共有しています。また坂下町は山車ではなく、御車山を先導する獅子頭・源太夫(げんだい)獅子を保有しています。


高岡御車山 沿革

1609年(慶長14年) 御車山附与 前田利長公御書御印(高岡關野神社蔵) 同年  前田利長公 高岡に入城 1610年(慶長15年) 御車山祭の創始 城内三の丸にて前田利長公の御覧に供す 1614年(慶長19年) 前田利長公御薨去 1775年(安永4年)  津幡屋与四兵衛 魚津にて入牢 1776年(安永5年)  与四兵衛祭 1909年(明治42年) 皇太子殿下(後の大正天皇)御台覧 (高岡開町300年)

1954年(昭和29年) 高岡御車山保存会創立 1954年(昭和29年) 富山県文化財指定 1959年(昭和34年) 御車山収納庫落成 1960年(昭和35年) 国重要民俗資料指定第1号 1976年(昭和51年) 国重要有形民俗文化財指定(法改正による) 1979年(昭和54年) 国重要無形民俗文化財指定(両指定は全国で5件のみ) 1983年(昭和58年) 新御車山収蔵庫完工 1991年(平成3年)  与四兵衛顕彰碑建立 2009年(平成21年) 高岡開町400年記念特別奉曳 2015年(平成27年) 高岡御車山会館完工、御車山実物を展示                (1基ずつ4ケ月毎に入替) 2015年(平成27年) 「高岡御車山」・「高岡御車山祭の御車山行事」など                伝統的文化財で構成する市のストーリーが                文化庁より「日本遺産(Japan Heritage)」に認定



平成の御車山

「平成の御車山」は、これまでの高岡において守られてきた伝統と技術を次の世代へ伝え、未来への発展を目指すシンボルとして、わが町高岡の誇りを具現化するものです。

平成25年度~平成29年度の5カ年をかけて制作しており、制作状況は高岡市役所観光交流課のページにて随時公開していきます。


デザインコンセプト

高岡の地名の由来である漢詩の一節から、400年の歴史、歴史都市・高岡を表現。 「鳳凰鳴けり、彼の高き岡に。梧桐生ず、彼の朝陽に。」

デザイン各案

サブテーマ:家族の絆 鉾留:鳳凰 本座(人形):前田利長公[正装(衣冠)]・永姫[利長公の正室] 相座(人形):満姫[利長公唯一の実子] 幔幕:高岡古城公園の四季

寄付のお願い

「平成の御車山」は平成25年度〜平成29年度の5ヵ年をかけて制作しています。 総制作費は3億円を予定しており、この「平成の御車山」制作にあたり皆様のご寄附を募集しています。 目標額は1億円です。 詳しくは、高岡市役所観光交流課のページまで。

目標金額:100,000,000円

寄付金額 084,891,254円(平成29年 3月16日 現在 寄附出額ベース)

寄付件数 0316件

お問い合わせ・協力

高岡市役所産業振興部観光交流課
〒933-8601 富山県高岡市広小路7-50
電話番号:0766-20-1301 ファックス:0766-20-1496


「高岡御車山会館」のご案内

祭で活気づく高岡のまちと、祭を支える人々の姿に出会える場。

高岡御車山会館では、全国で5つしかない国の重要有形・無形民俗文化財である「御車山」を通年展示しています。“ものづくりのまち高岡”の工芸技術や地域の文化を紹介し、保存・振興などを図るまち歩きの拠点施設です。

人々が心待ちにする「ハレの日」。土蔵造りの町並みを練り歩く神々の巡行。御車山奉曳により、町が一変する華やかな時間。  その特別な“ 時”、“ 高揚感”、携わる“ 人々の姿”、そして華麗な“ 工芸技術” の数々を、様々な観点から切り取り、紐解き、訪れる皆様に提供。

「もてなし」「出会い」「体感」「体験」「交流」を通じて、 高岡のアイデンティティを探訪する展示ストーリー

1.重要有形・無形民俗文化財「高岡御車山祭」の御車山を通年で観覧できます。 2.4Kの高精細画質で観る「シアター」で、祭の準備から祭礼当日を追体験。 3.モーションキャプチャーの技術により、体の動きに合わせて「車輪」を動かすことができる映像体験装置を備えます。

御車山展示 国の重要有形民俗文化財「御車山」と現代の高岡の伝統工芸の粋を集めた新たな"平成の御車山"を制作段階で展示しています。

工芸展示 漆工/金工/染織の分野ごとに、御車山の部材及び工芸の技術を実際に使用していた品々も交えながら紹介しています。


各町の御車山

坂下町は山車ではなく、御車山を先導する獅子頭・源太夫(げんだい)獅子を保有している。

 7基の勢揃いを再現したミニチュア模型で祭の雰囲気を演出。後に続く御車山展示へ誘います。


1609(慶長14)年、加賀前田家2代当主・前田利長が高岡城を築いた際、城下の西側を商人町としました。一国一城令により高岡城は廃城となりましたが、3代利常は商工業の町へと転換を図り、やがて米や綿等の集散地として発展、高岡は越中における商業の中心地として繁栄を極めました。  当時の大動脈旧北陸道に沿う「通町」「御馬出町」「守山町」「木舟町」「小馬出町」と、「一番町」「三番町」「源平町」「二番町」、そして「坂下町」の10カ町は、「高岡御車山」を継承することから「山町」と呼ばれます。また坂下町は山車ではなく、御車山を先導する獅子頭・源太夫(げんだい)獅子を保有しています。  山町の町民たちはその経済発展を担うとともに、華麗な御車山を伝承し、誇りにしてきたのです。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使



協力(順不同)

高岡市役所産業振興部観光交流課
〒933-8601 富山県高岡市広小路7-50 電話番号:0766-20-1301
高岡御車山会館 〒933-0928 高岡市守山町 47-1 電話:0766-30-2497
文化庁 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号(代表)03(5253)4111

ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです

もしもこのサイトに同じ思いをお持ちの皆様から、素敵な情報や画像をお寄せ戴ければこの上ない喜びです。以下のEメールアドレスへご連絡下さい。

E-mail aromajinja@gmail.com ( ZIPANG 2020 編集部 )。

2020, will be held the Olympic Games and Paralympic in Tokyo.

On this occasion, for the little-known beauty of the spiritual culture and national land of Japan to the people of the world I think that if we help to re-discover.

Climate, nature of the four seasons, of food, clothing and shelter cultural beauty, traditional arts, events, customs, beauty, etc. of the work of making things,

Through the site, peaceful country, a strange country, if the interest is more depth or round to ZIPANG Japan, is where I want secretly.


写真ご協力:高山祭(高山市)/ 富士山(富士市)

ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

もしもこのサイトに同じ思いをお持ちの皆様から、素敵な情報や画像をお寄せ戴ければこの上ない喜びです。以下のEメールアドレスへご連絡下さい。

E-mail aromajinja@gmail.com ( ZIPANG 2020 編集部 )

2020, will be held the Olympic Games and Paralympic in Tokyo.

On this occasion, for the little-known beauty of the spiritual culture and national land of Japan to the people of the world I think that if we help to re-discover.

Climate, nature of the four seasons, of food, clothing and shelter cultural beauty, traditional arts, events, customs, beauty, etc. of the work of making things,

Through the site, peaceful country, a strange country, if the interest is more depth or round to ZIPANG Japan, is where I want secretly.

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