「松浪人形キリコ祭り」は、各町内から出されるキリコの前面に人形を飾り、その出来栄えを競い合います。
題材は歴史上の一場面や、その年々話題になったものなど様々で、勇壮に町内を練り歩きます。
松波神社
松波神社は、地元神と思われる松波神を奉っています。この地域の神を一手に引き受けているため、いろいろな願いを叶えてくれそうです。鳥居から抜ける先に見える本殿は趣があり、木々からの木漏れ日が見える日ならば後光を感じられるかもしれません。
仕事運を上げる
気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)は、戦いの神として知られています。
天皇に代わって朝鮮出兵の指揮を執り降伏させた男勝りな伝説の女傑です。英雄的支配者であり、神秘的霊威力のある神懸かった女性像を持っていました。
御神徳は、武運や勝負運があげられます。
ここ一番での勝負運に生かせるエネルギーをいただきましょう。
明治14年日本で最初に作られたお札モデルは気長足姫尊(神功皇后)
松波人形キリコ祭り
松波神社の夏祭り。松波地区の各町内から出される9基のキリコの前面に人形を飾り、その出来栄えを競い合います。
題材は歴史上の一場面や、その年々話題になったものなど様々で、松波の街中を練り歩きます。夜になると、町内の大通り交差点にキリコが集結し、次々と勇壮に乱舞します。
人形の昼間とは違った表情に注目!
お囃子にも注目です。松波では太鼓と鉦、笛に合わせて練り歩きます。太鼓は速度に合わせ、「並足」「速足」「三番叟」「休み」で打ち方が異なり、掛け声も変わります。町ごとに違いがあり、聞きくらべるのも一興です。
夜10時、明かりが灯されたキリコは町の中心部の交差点に集合。お囃子のリズムに煽られ、1基ずつ勇壮に乱舞。熱狂の中、ライトアップされた人形は陰影を濃くし、昼間とは違った表情を見せます。やがて、全町の舞が終わると、三本締めで手打ちをし、祭りを締めくくります。
ユネスコ無形文化遺産「あえのこと」
豊穣に感謝し、見えない国の神をあたかも人間のように家に迎え入れて入浴と食事でもてなし、1年の労をねぎらうという民俗行事。このアエノコトの実演は植物公園の合鹿庵で行います。
昭和35年旧柳田村は「あえのこと」を文化財に指定されました。そしてこのことが誘因となって昭和51年「奥能登のあえのこと」は国指定重要無形民俗文化財、平成21年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
田の神様を家の中に迎え入れる日。真言宗がもっとも盛大にやるが他の宗派も簡単ながら必ずする。この行事は農耕儀礼の典型例として奥能登に顕著な分布を示す。世帯主自らの采配によって収穫後に夫々の家に田の神を迎え餐応して豊穣に感謝し、田の神と共に越冬の後、春耕に先立ち再び餐応して豊穣に祈願し送り出すという形態が一般的であり、眼前に田の神がいますがごとく執り行う所作や直会には豊穣に対する感謝と願いが素朴なままに発露されている。12月5日から2月9日まで、田の神様は家の中に入られることになる。
あえのこと神事1
あえのこと神事2 あえのこと神事3
あえのこと神事4 あえのこと神事5
「あえのこと」は、稲作を守る田の神様に祈り、感謝する奥能登の代表的な民俗行事で、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に、平成21年9月30日には世界無形遺産に登録されました。
12月5日、1年の収穫を終えた田んぼから夫婦神である田の神様を迎え、ごちそうでもてなします。長く厳しい冬を家族と一緒に過ごした田の神様は翌春の2月9日に田んぼに送られます。昔は、能登町の多くの農家で行われていましたが、最近では昔通りの行事を行う家庭が少なくなりましたが、能登町のすべての農家は、稲作を守る田の神様に祈り、感謝する気持ちを持って農作業に当たっています。
あえのこと実演
場 所:柳田植物公園内 合鹿庵 〒928-0312 石川県鳳珠郡能登町上町ロ1-1
実演日:毎年12月5日、2月9日
時 間:午前11時頃から神事が行なわれます。
皆さんも是非、奥能登の代表的な民俗行事一度体験してみてください。 鎹八咫烏 記
お問い合わせ先
能登町 ふるさと振興課
〒927-0492 石川県鳳珠郡能登町字宇出津新1字197番地1
電話番号:0768-62-8532
協力
能登町 ふるさと振興課
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