これがみずみずしくて甘い備前の「白桃」です
岡山県津山市城東の伝統的な町並み
平成27年2月、岸田前外務大臣により、外務省は内閣の最重要課題である地方創生のため,飯倉公館を活用した地方創生支援を行う旨を表明してこれまで実践してきました。。
「地方創生支援 飯倉公館活用・外務省及び地方公共団体共催レセプション」は、地方自治体の首長と共催で、在京外交団等を飯倉公館に招き、地方の多様な魅力を内外に発信する事業であり、平成27年2月その第一回目として,京都市長と共催で,京都の文化・魅力を発信。その後、同年3月福島県、7月広島県、10月三重県、平成28年2月香川県、同年6月茨城県、11月和歌山県、平成29年2月佐賀県、同年3月山口県、7月福岡県、そして8月2日岡山県が実施しました。
概要については、平成29年8月2日16時30分報道解禁とともに当サイトにおいてご案内した通り
『この度、岡山県は8月2日(水)16:30より、「岡山県の魅力発信セミナー」(主催:岡山県、協力:外務省)及び 「地方創生支援飯倉公館活用対外発信事業-外務大臣及び岡山県知事共催レセプション-」 (以下、外務大臣及び岡山県知事共催レセプション)を外務省飯倉公館にて開催しています。 これは、倉敷美観地区をはじめとする観光地、酒米のルーツ「雄町」の「地酒」や生産量日本一を誇る「白桃」、 「備前焼」や「デニム」といった岡山県の観光や食材、伝統工芸品の魅力を海外の皆様に発信する機会として、外務省の協力のもと行われているものです。』
ですが、当日の「岡山県の魅力発信セミナー」や、「外務大臣及び岡山県知事共催レセプション」の様子を静止画像にて紹介します。
武将・甲冑ディスプレイの様子。外国のご来賓に大変好評でした
岡山県の歴史・観光地・名所のプレゼンテーション
「岡山県の魅力発信セミナー」備前刀の魅力と味方について英語通訳を交えレクチャー
外国の方たちは日本の伝統について大変興味はあるが、今回のようにその道のプロから日本刀について専門的なお話を聞く機会はあまりなく、熱心に耳を傾けておられた。むしろ日本人よりも熱心であった。外国の方たちは日本人が面倒だからと忘れようとしている日本の伝統のセレモニーに神秘性を感じ、興味を惹かれるようである。
備中たかはし松山踊りの披露
岸田外務大臣(外務大臣としての最後のお勤め?、現在は自由民主党政調会長)と岡山県伊原木知事による酒米のルーツ「雄町」の「地酒」で鏡開き
外国のご来賓も含め全員による乾杯
交流パーティーの始まりです
前号では、岡山の観光地を代表して「倉敷美観地区」を紹介いたしましたが、今回は、独断と偏見で小生のすきな町岡山県「津山」を紹介いたします。
名高い「備中櫓」(雪)
備中櫓(桜)
「津山さくらまつり」をお忘れなく
岡山県北部に位置する城下町津山は、古来の城下町らしい姿を今も留める小京都。江戸時代には洋学者を輩出し、学問の街でもあります。また、市街地からほど近い場所に豊かな自然が溢れ、夏はキャンプなどが楽しめます。忘れてはならないのが、B-1グランプリ入賞で、そのおいしさが証明された「津山ホルモンうどん」。他にも、地元産小麦を使ったおいしいお菓子もたくさんあり、春夏秋冬いつきても楽しめる
津山市吉井川夕景、信長も愛でた長良川を思い出させる景色です
津山市作州城東屋敷(灯篭まつり)
衆楽園(睡蓮)
桐の木水車
B-1グランプリ入賞「津山ホルモンうどん」
最も興味をそそられるのが、
岡山県津山市城東の伝統的建造物群保存地区です。
城下町の商家町として発展した町並みで、江戸時代に形成された町割を良く残し、江戸時代の町家を主体として昭和戦前期までに建築された、出格子窓、むしこ窓、なまこ壁、袖壁などを使用し、意匠的に優れた伝統的建造物が密度高く建ち並び、城下町に形成された商家町の歴史的風致を良く伝えている所でもあります、静止画像ですが紹介いたします。
まず、この方から津山藩のお抱え絵師であった鍬形蕙斎(くわがた・けいさい、1764~1824)
蕙斎は浮世絵師として修業した後、狩野派も学んだ絵師で、下の鳥瞰図に見られるような細密な景観図のほか、現代の漫画にもつながる「略画式」という描画スタイルを広め、同じ時期に活躍した浮世絵師・葛飾北斎にも大きな影響を与えたといわれています。
どこかでご覧になられた方も多いと思います。「江戸一目図屏風(えどひとめずびょうぶ)」と申します。そうです。複製パネルが東京スカイツリーの第一展望台で展示されています。
六曲一隻の屏風には、手前に隅田川を配して遠くに富士山を望みながら、江戸の町が細部にわたって描かれています。
西洋から伝わった遠近法を用い、さながら飛行機に乗って航空撮影したかのようなこの作品は、いまなお高い評価を得ており、東京スカイツリーの建設地決定にあたっても大きく影響したといわれています。
(津山市蔵 六曲一隻 縦176㎝、横353㎝)
証拠写真です。江戸一目図屏風は、資料保存のため常設展ではレプリカを展示しています。
実物の展示については津山郷土博物館へお問い合わせください。
お待たせいたしました、それでは
津山市城東の「伝統的建造物群保存地区」の紹介をいたします。
津山城下町に形成された、重厚な軒が連なる商家町
津山市城東伝統的建造物群保存地区
津山市は、岡山県の北東部に位置する。慶長8年(1603)に美作 国に封ぜられた森 忠 政が津山城を築き、城下町を整備した。城の周囲に武家地、城下町の南半部を東西に通る 出雲往来に沿って町人地が形成された。城の東を流れる宮川の東側にも城下町が形成され、 出雲往来に沿った町人地が保存地区に当たる。地区の東部には、国指定史跡箕作阮甫旧宅 がある。
保存地区は、東西約1,050メートル、南北約480メートル、面積約8.1ヘクタ ールである。出雲往来には、道路が折れ曲がる枡形が2か所あり、東西端と中程に関貫(木 戸)が設けられた。屋敷地は、往来に沿って間口2間から4間程度の幅で割り付けられ、 大規模なものでは10間を越えるものもある。奥行きは17間程度で規格的に割り付けら れ、敷地背面には背割溝が通され、現在もこの溝が残っている。
各敷地では、往来に面して主屋が建てられ、その背後に附属屋や土蔵が建つ。江戸時代 から明治に建築された二階部分が低いつし二階建ての主屋が数多く残り、一階の屋根には 本 瓦を使用しており、低く重厚な軒が連なる特徴ある町並みを形成している。主屋の一階、 二階ともに、窓に様々な意匠の出格子が使用される。二階では、むしこ窓もみられ、腰に なまこ壁を使用するものや、意匠を凝らした袖壁をもつものが多い。角地では、屋根を 入母屋造としたり、往来に直交する小路に面する壁面にも様々な意匠を凝らしており、小 路の景観も特徴的である。
津山市城東伝統的建造物群保存地区は、城下町の商家町として発展した町並みで、江戸 時代に形成された町割を良く残し、江戸時代の町家を主体として昭和戦前期までに建築さ れた、出格子窓、むしこ窓、なまこ壁、袖壁などを使用し、意匠的に優れた伝統的建造物 が密度高く建ち並び、城下町に形成された商家町の歴史的風致を良く伝え、我が国にとっ て価値が高い。
そういえば、今思い出しました、スコットランドのエジンバラにも同じように一つ一つの小路に名前がつけられていて、中に入っていくと広い公園だったり、幼稚園があったり、レストランがあったりと楽しい小路でしたよ、ただ一つ夏の夜にふさわしい怖い名前のついたのもありました。調べてみてください。それは、エジンバラ城とホリールード宮殿を結ぶ大通り、石畳のロイヤル マイルにあります。
鎹八咫烏 記
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