ZIPANG TOKIO 2020「縁起のいいまち高崎 魅力がいっぱい!」

縁起だるま

高崎で縁起物の象徴といえば、鶴と亀をあらわす豪快なひげと眉毛が特徴の縁起だるまが有名です。全国でも圧倒的な生産量を誇る高崎のだるまの発祥は江戸時代の天明年間といわれ、今から200年以上も前のことです。養蚕が盛んな地域である高崎の養蚕農家では七転び八起きのだるまを大切な守り神として奉り続けてきました。それは、蚕が古い殻を割って出てくることを「起きる」という言葉にかけてのこと。丸いだるまの形が繭に似ていることからも、だるまは蚕がよく育つようにという縁起物になっていきました。

高崎は冬に風が強く乾燥する気候がだるま作りに適しています。紙を張る、色を塗るそんな一つひとつの行程の中で、上州名物からっ風と乾いた空気が、大きな威力を発揮するのです。 まさに、高崎のだるまは、職人の技と上州の風土が生み出した芸術作品といえます。選挙の際に立候補時に左目玉を墨で入れ、当選後に右目玉を墨で入れる「選挙だるま」のほとんどが高崎で生産されています。高崎を代表する工芸品として、達磨づくりの伝統は受け継がれ、高崎を代表する縁起物の象徴、だるまにはおめでたい縁起がたくさんつまっているのです。

白衣大観音

観音山の山頂、標高190メートルの地点にある、高さは41.8メートル、重さは5,985トン、胴回りは48メートル、親指の太さは直径0.4メートルのコンクリート造りの観音像で、昭和 11 年(1936 年)に実業家井上保三郎によって建立されました。 原型製作は伊勢崎市出身の彫刻家森村酉三。観光地としての他、関東八十八ヵ所霊場第一番札所として多くの拝観客が訪れるほか、東国花の寺百ヶ寺のひとつに選ばれ、全山約三千本の桜をはじめ四季を通じて様々な草花を楽しむことができる市民憩いの場ともなっています。

胎内は9階建てで拝観することができ階段で肩まで登ることができます。胎内には20体の仏像が安置され、最上階からは高崎市街地はもとより、上毛三山をはじめ遠く日光連山、秩父連山、八ヶ岳連峰など望むことができます。 観音像は平成 10(1998)年に「たかさき都市景観賞」受賞、 平成12(2000)年には国の「登録有形文化財」に指定されました。 建立されてから高崎のシンボルとして愛され、その慈悲深い優しいまなざしはまるで私たちの平和を見守っているかのようです。

榛名神社

榛名山の中腹にある榛名神社は、第31代用明天皇(585~587)の時代に創建されたといわれています。榛名神社の名前は927年に完成した「延喜式神名帳」(えんぎしきしんめいちょう)という全国の主な神社名を書きあげた記録の中に「上野国十二社」(こうずけのくにじゅうにしゃ)の一つとして載っています。古来より鎮火、開運、五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるといわれています。
雨乞いの神社として、また、修験者の霊場として古くから榛名山信仰の参拝者を集めてきました。

権現造りの本殿をはじめ神楽殿、国祖社・額殿、双龍門、神幸殿、随神門などが国の重要文化財に指定され、武田信玄が箕輪城攻略のとき、戦勝を祈願して矢を射立てたといわれる矢立杉は国の天然記念物に指定されています。また、境内や参道には数多くの文化財や見所が多数点在しています。御姿岩(みすがたいわ)や九十九折岩(つづらおれいわ)、倉掛岩(くらかけいわ)、鉾岩(ぬぼこいわ)など奇岩奇景が境内に多くあります。

門前の社家町には、独特の風景を醸し出す国登録有形文化財の宿坊が点在し、榛名神社に参拝しながら情緒あふれる街並みを散策することができます。

少林山達磨寺

観音山丘陵の端に位置する少林山達磨寺は黄檗宗(おうばくしゅう)という禅宗のお寺です。達磨大師の教えを受け継ぐ縁起だるま発祥の寺として有名です。

天明の飢饉の後、九代目東獄和尚(とうがくおしょう)が苦しい農民の副業になるようにと、開山心越禅師が描かれた一筆達磨像をもとに木型を彫り張子だるまの作り方を伝授しました。

境内には、古今東西各種のだるまを展示した達磨堂や、ドイツの世界的建築家ブルーノ・タウトが昭和初期に居住していた洗心亭があります。 秋には見事な紅葉の風景が楽しめます。


高崎とは

高崎市は、広大な関東平野の北端に位置する、群馬県を代表する都市です。市の人口は37万人を超え、面積は459.41平方キロメートルに及びます。 平成15年12月18日の高崎地域任意合併協議会の設置以来、住民説明会や住民アンケートの実施、法定合併協議会の設置等周辺町村との合併協議を積極的に進めてきました。
高崎市は、平成18年1月23日に倉渕村・箕郷町・群馬町・新町と、同年10月1日に榛名町と、平成21年6月1日に吉井町と合併しました。また、この「平成の合併」により人口は約37万5千人となり、平成23年4月1日に中核市に移行しました。


刻まれた歴史の足跡

1 保渡田古墳群

八幡塚古墳、二子山古墳、薬師塚古墳の3つの前方後円墳が集積する古墳群。三つの古墳は、約1,500年前の豪族が葬られた墓で、いずれも墳丘長約100メートルの前方後円墳。広大な二重の堀を巡らし、多量の埴輪を立て並べていました。 このうち、八幡塚古墳は 1500 年前の築造当時の姿に復元され、実物の石棺見学も出来ます。(見学は博物館開館日の 9:30〜16:30)


2 かみつけの里博物館

「よみがえる5世紀の世界」

1 に併設しており、かみつけの里博物館は、榛名山東南麓で出土した5世紀後半(古墳時代)の人物・動物埴輪や当時を再現した模型が展示されている考古博物館です。
日本で初めて発見された豪族の館を模型で再現したコーナーや 数々の埴輪や土器、日本最古級の飾履(くつ)などを展示しています。

所 井出町1514 tel 027-373-8880時 9:30-17:00(入館は16:30まで)¥ 一般200円、大学・高校生100円、65歳以上・中学生以下無料 ※企画展は別途 休 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 交 JR高崎駅からバス30分車 関越自動車道前橋ICから15分 


第26回特別展「小さな石のものがたり-石製模造品からみるぐんまの古墳時代-」のご案内

まが玉だけじゃない、ぐんまの石製模造品が大集合します。
大きな墓(古墳)がさかんにつくられた時代。小さな石の祈りの道具「石製模造品」もまた数多くつくられ、古墳の副葬品やムラのマツリの道具として使われました。埴輪や鏡などと同様に、古墳時代の文化を構成する重要な要素の一つです。

本特別展では、かつてない数の石製模造品がかみつけの里博物館に集まります。小さな石からぐんまの古墳時代の特質を探っていきます。


3上野三碑(明日詳しく紹介いたします。)

日本最古級の石碑「上野三碑」世界記憶遺産に認定されました。


4 音楽のまち高崎

群馬音楽センター

日本のモダニズム建築形成に大きな足跡を残したアントニン・レーモンド氏によって設計されたこの建物は、昭和36年に高崎市民の寄付金を基にして建てられた、日本を代表する近代建築物です。2000 年には、ドコモモ(近代建築の保存と調査のための国際組織)20 選に選ばれたノスタルジックな造形は、シンフォニーロードと名付けられた道の先端に位置し、完成後から今もなお、高崎市の文化のシンボルとして輝き続けています。国内外で活躍する群馬交響楽団の定期演奏会を中心に、様々なコンサート、演劇やオペラ、歌舞伎や能なども催されています。

群馬交響楽団

理想を求めて都市を発展させていく高崎の進取性は、芸術文化においても大きな動きを作り出しました。 昭和 20 年(1945)11 月、戦後の荒廃した世相の中で、群馬交響楽団の前身となる高崎市民オーケストラが誕生しました。オーケストラが奏でる音楽は、人々の心を癒やし、生活に潤いを与えました。 昭和 27 年には群馬交響楽団の草創期を描いた映画「ここに泉あり」が製作されました。監督は今井正、当時国民的ヒロインの岸恵子がピアニスト役で主演し、高崎市内、群馬県内でロケが行われました。昭和30年に封切られると全国で300万人を超える観客を動員し、感動を与えました。 昭和21年から行われている定期演奏会は平成26年7月に500回を数えました。草創期から続く移動音楽教室は、延べ600万人を超える児童生徒がクラシック音楽を鑑賞しています。群馬交響楽団は、平成 6 年には「プラハの春国際音楽祭」、「ウィーン芸術週間」から招待を受け、海外公演を実現しました。


5 映画のまち高崎

 文化を育む土壌が脈々と続く高崎には昭和 62 年から続く高崎映画祭があります。
高崎映画祭のコンセプトは、地方でなかなか鑑賞することのできない、良質の映画を上映し、鑑賞できる環境をつくることでした。
第1回より運営はボランティアスタッフによってすべて賄われており、高崎の春の風物詩となっています。また、映画祭を通して関係者とのつながりがあることから、映画のロケ地やエキストラを提供するフィルムコミッションの活動が浸透しています。


シネマテークたかさき ・高崎電気館

シネマテークたかさき (写真:左)
良質な映画を鑑賞する機会を恒常化するために、平成16年12月にオープンした映画館です。高崎映画祭のスタッフが中心となって設立された「NPO 法人たかさきコミュニティシネマ」が運営しています。

高崎電気館 (写真:右)
高崎電気館は、大正 2 年に高崎市で初めて開館した常設映画館です。平成 13 年に閉館となりましたが、平成 26 年、所有者から高崎市が寄付を受け、同年 10 月3日、まちなかの活動拠点と新たな文化活動拠点として、「高崎市地域活性化センター」に生まれ変わりました。
地域活性化センターの集会室・研修室はどなたでも利用できます。


6 草木染


山崎青樹(1923 年ー2010 年)は、自らを “ 色に憑かれた男 ” と呼ぶほどに生涯を天然染色「草木染」に捧げました。 「草木染」の命名者である小説家であった父・斌(あきら)と共に長野県佐久市にて草木染研究所を設立。33歳の時、染色盛んな高崎へ移り、高崎の山河や空地に生える植物で試験染色を重ね、草木染を花開かせました。正倉院展で眼にした古代の色を再現させたり、熱帯の国へ染料植物を求めたり、また定説を塗り替える「若葉による緑色染」を成功させるなど天然の色を追究しました。高崎市染料植物園設立の際には、植生の選定、染色品の再現等を手掛け、同園の講習会で講師としても活躍。昭和7年商標登録した「草木」の追加申請を行わなかったことは、「草木染を愛する人に自由に使用してもらいたい」という願いであり、多くの作家や愛好家がのびのびと育つ土壌を生んだと言えます。

7 藍田染工の江戸小紋

鎌倉から室町時代の頃、布地全体に小さな繰り返し模様を染め込んだ着物を「小紋」といいます。 型紙を使って非常に細かな模様を生地一面に単色で染めた江戸小紋は、型紙職人の「彫り」と染め職人の「染め」の技術があってこそ実現します。 榛名山の麓、高崎市足門町にある藍田染工では、江戸小紋「染め」の伝統工芸が今も息づいています。長板に白生地を張り、型紙をのせてヘラで防染用の糊を置いていく「型付け」、染色用の地糊をのせてヘラでしごくように染める「地染め」、色を定着させるための「蒸し」、糊と余分な染料を洗う「水洗」など、昔ながらの手仕事が行われています。 小紋師・藍田正雄さんは、江戸小紋の中でも難しいとされる縞柄の名手として活躍してきました。一寸の間に31本の筋が入った「江戸小紋着尺 極二ツ割縞」、33 本の「江戸小紋着尺 極二ツ割木賊縞」などの染物があります。また「板引き杢」「深山染」など独自の染色技法を開発したり、自身の持てる技術やノウハウを後進に伝える環境を整えたりと、江戸小紋の継承と発展に熱心に取り組んでいます。


8 牧野酒造

榛名山の西麓に位置する高崎市倉渕町。冬場の冷え込みは氷点下5℃にまで達することがあります。浄化された空気と榛名山麓の地中でろ過された伏流水が流れ出る自然環境に恵まれた地域。ここを南北に走る国道406号線は、かつて中仙道の脇往還「草津街道」として発展しました。 参勤交代の行列や善光寺参り、草津温泉に向かう旅人などで賑わったこの街道沿いに、元禄 3 年(1690)、一軒の酒蔵が創業しました。325 年の時を経た今も、初代長兵衛氏より数えて17代目の牧野茂実社長と、その後継者となる顕二郎専務によって、倉渕の気候風土を織り込んだ丹念な酒造りが続けられています。 

『大盃大吟醸』が、平成 18 年の関東信越国税曲鑑評会で249の蔵元の中から唯一の最優秀賞を県内初受賞。さらに、6 年前より設けられた同鑑評会の純米酒部門で、6 年連続優秀賞を受賞しています。


9 高崎のグラスメーカー 木村 明

軟らかく変化する陽射しと緩んでいく空気の緊張感。ガラスの器は、そうした季節の移ろいを留めるのにふさわしく思えます。ビーチパラソルの下のカクテルグラスや縁側の麦茶のボトルなど夏のイメージがある反面、北欧などではガラスの容器を窓辺に置き光を感じて暖を取るなど、どちらかというと冬のイメージがあるといいます。

そんなガラスに魅せられてガラス製品を作り続けてきた木村明さん。「小さなガラス工房が誕生し始めた日本のガラス工芸の草創期を作る一人です。『高崎映画祭』の「女の人」をモチーフにしたトロフィーの制作者としても知られている。 


10 味力(みりょく)のあるまち高崎

豊かな水資源と日照時間に恵まれた環境から野菜、果樹栽培、畜産など、多くの農産業が盛んに行われてきた高崎は、小麦の産地でもあり、小麦粉を使った「粉もの」料理は、昔から高崎市民の生活と深く結びついてきました。また、近年では人口に対するイタリア料理店の数が全国的にも多いことから、「パスタのまち」として話題となるなど、『味の魅力がいっぱいのまち』です。

古くから「粉もの文化」が根付いてきた高崎は、地粉を使ったうどんやおまんじゅう、すいとんなどが郷土食として食べられてきました。中でも焼きまんじゅうは、県外からの観光 客にも人気で、店頭には行列ができるほどです。 関東でも最大級の食肉処理場があり、そこで加工されるモツ(ホルモン)は、国内最多を誇り、市内の飲食店でもモツ料理を提供するお店が数多くみられます。 また、「だるま弁当」や「高崎ハム」、「ハラダのラスク」などは、高崎を代表する食のブランドであり、高崎の味です。


ソフトボールのまち高崎

アジア無敗、世界でも圧倒的な強さの女子ソフトボール日本代表の主力は、 高崎市に所在する日本リーグの強豪、ビックカメラ女子ソフトボール高崎、 太陽誘電女子ソフトボール部の選手たちです。
宇津木妙子ビックカメラ高崎シニアアドバイザーが率いた「宇津木ジャパン」の主力であった、山路典子、宇津木麗華がそれぞれ、太陽誘電、ビックカメラ高崎の監督となり、 チームを率いています。また、日本代表の監督、アシスタントコーチとしても両名が活躍しています。
東京オリンピック・パラリンピックでの活躍に期待して皆さん応援しましょう!

                                    鎹八咫烏 記


交通アクセス



協力(順不同)

一般社団法人 高崎観光協会 
〒370-0849 群馬県高崎市八島町32番地2 岩崎ビル2階 電話:027-330-5333

高崎市役所 〒370-8501 群馬県高崎市高松町35番地1 電話:027-321-1111

榛名観光協会 〒370-3342 群馬県高崎市下室田町900−1電話: 027-374-5111

文化庁 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号(代表) 03(5253)4111  




ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです

もしもこのサイトに同じ思いをお持ちの皆様から、素敵な情報や画像をお寄せ戴ければこの上ない喜びです。以下のEメールアドレスへご連絡下さい。

E-mail aromajinja@gmail.com ( ZIPANG 2020 編集部 )。

2020, will be held the Olympic Games and Paralympic in Tokyo.

On this occasion, for the little-known beauty of the spiritual culture and national land of Japan to the people of the world I think that if we help to re-discover.

Climate, nature of the four seasons, of food, clothing and shelter cultural beauty, traditional arts, events, customs, beauty, etc. of the work of making things,

Through the site, peaceful country, a strange country, if the interest is more depth or round to ZIPANG Japan, is where I want secretly.


写真ご協力:高山祭(高山市)/ 富士山(富士市)

ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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