ZIPANG TOKIO 2020「初夢 秋葉信仰の源流は縄文時代より?」

水窪石 怒りの呪文が刻まれた縄文のペトログリフ
信州諏訪大社にはユダヤとの関連性が指摘されているそうですが、イスラエルと隣接したレバノンを拠点に地中海沿岸に勢力を広げたフェニキア人もまた遠州へ来ていた痕跡が残されています。

水窪石は昭和35年に水窪町の水窪遺跡(縄文時代の遺跡)から出土している。石には記号とも文字とも判別が付かない模様が刻まれている。同年に静岡県立天竜林業高校の池本教諭が水窪石に関する調査を発表したらしいが、神代文字の刻まれた縄文時代のペトログリフとして多くの研究者が解読を試みたが結論は未だ出ていないようだ。最近では「古代フェニキア文字」が刻まれているという説が有力のようで、「バルーツ(女神)ガシヤン(男神)に奉る」と書かれているのだという。バルーツとは、フェニキア民俗のいたシリアの自然神バアルの女性形だと云う。然し、水窪民俗資料館では更に詳しい解読文が水窪石のレプリカに添えて展示されている。

柴にある鏡石。縄文時代の日本人は巨石や奇岩を崇拝していたといわれますが、天竜区には石や磐座を御神体とする神社や寺も数多くあります。

佐久間の久根銅山、龍山の峰之沢鉱山など、天竜区は銅鉱、硫黄鉄鉱の産地である。
フェニキア人が良質の銅や鉄を求めて天竜川流域にやって来たのだろうか?

水窪(みさくぼ)、佐久間(さくま)は謎の古代神ミシャグジに由来する地名だという説がある。天竜区周辺では他に「佐久」「宮口」「石神」がミシャグジに関連した地名だという。実際に石神にはミシャグジを祀る社隅地神社がある。 ミシャグジはタケミナカタが諏訪に入る前に諏訪で祀られて神だと云う。

柳田國男はミシャグジは塞の神、境界の神だとしている。

天竜に生えている杉?レバノン杉はスギ科に近縁だがマツの一種で、八衢に幹分かれしているものが多い。フェニキア人はシリア、パレスチナ、イスラエル周辺を根拠地に地中海沿岸へ進出した海洋民族である。 レバノン杉を使って舟を作ったという。

塞の神、境界の神といえば、岐神(八衢比古神)、二俣神クナトである。

クナト大神威様は、本来の出雲の最高神であるとする説がある。 「くなど」は「来な処」すなわち「きてはならない所」の意味で、道の分岐点、峠、あるいは村境などで、外からの外敵や悪霊の侵入をふせぐ神であると云われる。

岐神の祀られている場所では何故か、本来一本の幹で真っ直ぐ伸びるはずの杉が、八衢(やちまた)に幹分れし、何らかの強大な力でねじ曲げられたように生えている。

出雲族の最高神であるとされるクナトは、アマルナ革命を行ない唯一神アテン神信仰を広めたエジプトのファラオ「イクナートン」(=アクエンアテン、アメンホテプ四世B.C.1362~1333頃)を指し、出雲族の起源をモーゼに従ってエジプトを出たアテン神信者とする説もあるようで、出雲=諏訪=ユダヤ説と共に一部にマニアックな研究者がいるようです。
(イクナートンを信奉する人々は、エジプトを追われイスラエルに逃れ、彼らは「失われた十支族」の一つで、日本に来てクナトを信奉する出雲族となり、応神天皇に滅ぼされて天竜川を遡り諏訪へ逃げ込んだ。)

古代フェニキア人が天竜区へ来ていた?
よく云われる諏訪と出雲、邪馬台国、ユダヤとの関係を結ぶミッシングリンクは天竜区にある?
ユダヤと諏訪、フェニキアと水窪、ミシャグジと天竜川、クナトと二俣。
地元の研究者曰く「秋葉信仰の謎を解く鍵かもしれない。」


初夢


新年明けましておめでとうございます。
本年も「ZIPANG TOKIO 2020」よろしくお願いします。

年中無休のはずが、昨日は1日だけお休みをいただきました。
と申しますのも、日中久しぶりに編集室から外に出ておりました。毎年年末恒例のご先祖様へのお墓参りのため、お寺と近くのご神社を訪ねました。車→電車→電車と乗り継ぎ15分位歩くと目的地でした。編集室へ戻ったのは夕方、今回は虫の知らせか雪がちらついており公共交通機関を利用したのですが、いつもだと高速道路を車で行っていたのでまさかこんなに時間がかかるとは思ってもみませんでした。普段あまり歩かないので健康には大変良かったのですが‥‥、久しぶりに長距離を歩いたせいか編集室に戻り、2017年最後の記事を、と思っても脳と体がいう事を聞かず、いつしかパソコンに向かったままで眠ってしまい気が付くと朝の6時、不覚にも記事は途中で止まっており、残念ながら2017年最後の記事を配信できませんでした。
その代わりに不思議な初夢をみたので、ご披露いたします。こんな夢でした‥‥

「友人と二人で新聞社に預けたものを取りに行く途中、川にかかった橋を渡ろうとすると、川の真ん中に大きな蓮が浮かんでおり、その上にお釈迦様のような風貌の赤ん坊が笑顔で乗っているではありませんか。川に落ちたら危ないと思い救出のため110番、その間どこから現れたのか天女のような衣を纏った女神が深い川に入り赤ん坊を救い出し両手で抱き目の前に差し出すと赤ん坊は三本足の烏「八咫烏」となって大空に飛んで行き、魔法でもかけられたのかと思い瞬きしていると、一瞬の間に赤ん坊が女神の両手に戻っていました。」

残念ながらここで夢から覚めました。夢は直ぐに忘れたり覚えていなかったりする事が多いので、不思議な夢なので起きて直ぐに書き留めておきました。
読者の皆さんの中で夢占いにお詳しい方がおられましたら、どうか小生の初夢の謎を解き明かしてください。

途中まで書いていた記事に何か初夢の秘密が隠されているようなら、本当に途中までで申し訳ありませんが、ご披露いたします。(この挨拶文の上下になります)

四年の間遠州に住んでいたのはもう何十年も前の事、浜松に住んでいた友人が中田島砂丘沿いと静大工学部まで徒歩10分位の所と住むにはどちらがよいか?と聞いてきたので、中田島砂丘は浜松まつりで凧揚げが出来る、またもう一方は繁華街にも近く便利、迷いに迷って最終的に繁華街に近い方を選びました。当時の浜松駅周辺は、今のように「ガーデンシティ浜松」を代表するアクトシティもアクト通りもなく歓楽街として夜になると会社帰りのサラリーマン(昭和の匂いのする言葉です。他にモーレツ社員という言葉も流行りました)や学生たちでにぎわい、ある意味?大変活気のある地域でした。丁度、本田宗一郎氏や川上源一氏が第一線で活躍されていた頃でした。その頃の経営者で現在も現役でご活躍されているのは、飛騨高山の白線流し(旧制中学の学生が卒業時に帽子の白線とセーラー服のスカーフを結んで校庭の前の大八賀川に流したのが始まりで80年以上続く伝統行事)で有名な「岐阜県立斐太高等学校」ご出身の鈴木 修氏だけになってしまったのが少し寂しいような気がいたしますが、但しそのⅮNAは確りと受け継がれており、当時開発された音声合成を皮切りに遠州浜松の中小企業による様々な先端技術産業が花開いています。

旧制中学の学生たちが始め80年以上続く、岐阜県立斐太高等学校(高山市)の白線流し
©岐阜県立斐太高等学校

さて、ここからが本日のテーマです。

東京秋葉原の語源にもなった「遠州秋葉山」 江戸時代には「火防の神」として伊勢神宮に匹敵する崇敬を集め、全国に二万五千の「秋葉社」があったと云われます。 秋葉山を中心に、光明山、春埜山、山住山、観音山などが中世には山岳信仰の行場、聖地となり天狗、豺が神として崇められ、幾千万の人々が信仰の道を辿ってきました。その信仰の源泉は縄文時代以来の磐座信仰、自然崇拝に遡り、太古の昔から森を守り森を育て森と共に暮してきた日本人の心の原風景が、今も天竜区には息吹いています。 一方、天竜川は諏訪を源流とし、水運の恵みによって信州の物産が当地に集り永きに亘って経済的な恩恵をもたらしてきました。天竜の人々は諏訪の竜神様を崇敬し、各地に龍蛇の伝説が残されています。 祭禮民俗にも古来からの伝統が色濃く残されているという天竜区。 今、ストレスに晒された都市生活の癒やしを求めて、都会では忘れられつつある日本人の原点を求めて、天竜秋葉の山に再び注目が集っています。

.天竜区二俣町から国道152号(信州街道、秋葉街道)を北上、西雲名の秋葉橋を渡り、東雲名からスーパー林道に入り7kmほど山道を登って以前紹介した秋葉山頂付近の秋葉山本宮秋葉神社上社駐車場へ車を停め、山頂の神社まで石段を登っていきます。  神社を通り過ぎ、登山道を下って森の中を15分ほど歩くと秋葉寺に到着です。御祈祷は大黒殿で行われます。

南アルプス深南部に連なる赤石山脈の山々、日本最奥とも云われるその奥深い土地に根付いた遠州の山岳信仰。秋葉山を中心に上古の昔より連綿と受継がれてきた山を御神体とする信仰は、天狗伝説やヤマイヌ信仰と深く結びついていきます。

大正末期から昭和初期頃と思われる遠州電氣鐵道の沿線案内図に描かれた光明山と秋葉山

開運大黒天


遠州福の神開運出世光明大黒眞天は木像として日本最大の大黒様
目通り10.6メートルと特別天然記念物級の御神木「大黒杉」が昭和6年の火災で火が入ってしまったため伐り出され、昭和12年に仏師岡田天孝師がこの杉より刻作しました。

『遠江古迹図会』享和3年(1803)によれば…“秋葉は祭神大己貴尊(今云ふ大黒天これなり)。すなはち、秋葉大権現と号く。(中略)世俗誤りて、秋葉権現は三尺坊と心得たるは間違ひなり。齟齬したる事なり。三尺坊の宮の脇に別に宮有り。”  秋葉大権現と秋葉三尺坊権現は別宮に祀られており、秋葉大権現は大己貴尊(江戸時代の国学者内山真龍説では小國神が祀られていたとする)で、既に江戸時代後期には大黒天が祀られていたようです。

一方、江戸中期に大登山秋葉寺が出した『遠州秋葉山本地聖観世音三尺坊略縁起』享保2年(1717)では三尺坊と秋葉権現は同一で、三尺坊の本地仏を観音菩薩としています。

内山真龍『遠江國風土記伝』では秋葉山麓の小川や雲名を気多郷、領家を気多領家郷としていますから、秋葉山は気多神でもある(気多大社祭神の)大己貴命を祀っていたはずと考えたのでしょうか。 真相は大黒様だけが知っているのでしょう…

寛政十年(1798)に京都で出版された「遠山奇談」では気田川を宮川、或いは犬居川としているようですが、宮川の名の由来は…気田川の支流杉川の上流にある本宮小國神社(祭神遠淡海小國鹿苑神=大己貴命=正国六音大菩薩)に関係があるのでしょうか?

秋葉と大己貴命には深い因縁がありそうです…


遠州 光明山光明寺

大正年間に鏡山山頂に再建された光明寺本殿

遠州福の神開運出世光明大黒眞天は木像として日本最大の大黒様

神仏混淆の遠州光明山光明寺には光に関連した神様がお祀りされています。 御本尊である三満虚空蔵大菩薩の虚空蔵とは『虚空の母胎』を意味し、広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩であり、星は虚空蔵菩薩と深い関係にあり「明けの明星」は虚空蔵菩薩の化身とも云われております。 お釈迦様は明星を見て悟りを開いたと言い伝えられています。

6時55分頃から光明山奥之院を皮切りに御来光を拝むことが出来ます。奥之院から下ってくると、途中で何度も日の出を見ることが可能です。

光明山奥之院に祀られる三宝摩利支眞天は夜明けの光の前に現われる神様だと云われています。 眩しくてその姿が見えないため、敵に見えないとして古来から軍神として崇敬を集めてきました。

日本の美を象徴する桜と紅葉が同時にご覧頂ける場所は滅多にありませんので、是非季節には、開山1300年の歴史と伝統ある遠州光明山へ出かけてみてはいかがですか。

 残念ながらパソコンのデータに残っていたのはここまででした。この先があったのか?ここまでだったのか夢の中でまったく記憶にありません。もし残りのデータを見つけられれば、またいつか続きをご紹介したいと存じます。


「斎王」「斎宮」の伊勢の国 明和町 観光大使 鎹八咫烏 記


ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです

もしもこのサイトに同じ思いをお持ちの皆様から、素敵な情報や画像をお寄せ戴ければこの上ない喜びです。以下のEメールアドレスへご連絡下さい。

E-mail aromajinja@gmail.com ( ZIPANG 2020 編集部 )。

2020, will be held the Olympic Games and Paralympic in Tokyo.

On this occasion, for the little-known beauty of the spiritual culture and national land of Japan to the people of the world I think that if we help to re-discover.

Climate, nature of the four seasons, of food, clothing and shelter cultural beauty, traditional arts, events, customs, beauty, etc. of the work of making things,

Through the site, peaceful country, a strange country, if the interest is more depth or round to ZIPANG Japan, is where I want secretly.


写真ご協力:高山祭(高山市)/ 富士山(富士市)

ZIPANG TOKIO 2020

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。 この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、伝統芸能、行事、風習、ものづくりの技の美等、 サイトを通じて、平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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