河津桜は緋寒桜と早咲き大島桜の自然交配種といわれ、開花が早いのが特徴です。1月下旬からつぼみがほころびはじめ3月初旬まで濃いピンク色の花を咲かせます。
河津桜まつり:まだ肌寒い時期にお花見がいち早く楽しめる今年の河津桜まつりは2月10日~3月10日で開催され、1ヶ月で100万人もの人出で賑わう河津の一大イベントです。夜にはライトアップされた桜並木を見ることができとても幻想的です。
河津桜まつり概要
河津桜まつりは全国から毎年約100万人以上の見物客が訪れその数は回を重ねるごとに増えている大イベントです。 毎年2月上旬から開花し始める早咲きの桜で3月上旬頃までご覧になれます。 河津川沿いには800本もの桜が咲き、全体で約8,000本の桜が咲いています。 また、河津桜まつり期間中は多くの露店や桜のライトアップ、様々なイベントを開催し、より一層盛り上がりを見せています。
2018年(第28回)河津桜まつりイベントのご案内です。
夜桜ライトアップ
河津駅前の館橋より下流のライトアップ18~21時、峰温泉豊泉橋(ほうせんばし)~踊り子温泉会館裏のライトアップ18~21時半、ループ橋下ライトアップ18時~22時の他、名木のライトアップ18~21時をしています。
実行委員会賛助会出店コーナー・商工会賛助店コーナー
期間中毎日約150軒の出店が並びます。地場産品や露店ならではの食べ物が並び、花見と一緒に買物が楽しめます。
河津桜について
河津桜の概要
河津桜の原木
学名:Prunus lannesiana Wils. cv. Kawazu-zakura
カワヅザクラの原木は、伊豆急河津駅から天城山へ向かって1.2kmの地点、河津町田中の飯田氏宅の庭にあります。2017年(平成30年)現在、樹齢約60年以上、樹高約10m、樹巾約10m、幹周約115cmです。
河津桜の由来
河津桜の原木を、河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃、偶然発見したさくらの苗を、現在地に植えたものです。1966年(昭和41年)から開花が見られ、1月下旬頃から淡紅色の花が約1ヶ月にわたって咲き続けました。
伊東市に住む勝又光也氏は1968年(昭和43年)頃からこのサクラを増殖し、このサクラの普及に大きく貢献されました。一方、県有用植物園(現農業試験場南伊豆分場)は、賀茂農業改良普及所、下田林業事務所(現伊豆農林事務所)や、河津町等と、この特徴ある早咲きサクラについて調査をし、このサクラは河津町に原木があることから、1974年(昭和49年)にカワヅザクラ(河津桜)と命名され、1975年(昭和50年)には河津町の木に指定されました。
カワヅサクラは早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されています。
河津桜の特徴
落葉高木、樹形は広卵状で樹皮は紫褐色で光沢があり、若枝は褐色、無色。葉は開花後に展開する。成葉は倒卵状楕円形で先は尾状鋭尖形、基部は円形、長さ12.5~15.0cm、巾6.0~6.8cmで厚い。縁は単鋸歯だが、重鋸歯が混じり、鋸歯の先は芒状、腺はない。表面は濃緑色、裏面は淡緑色、両面ともに無毛。側脈は約10本。葉柄は長さ2.0~2.2cmで無毛、上部に一対の蜜腺がある。托葉は長く、分岐多い。(日本サクラの種・品種マニュアル<財>日本花の会)
河津のふるさと案内人
天城峠の河津七滝(ななだると読みます)ループ橋です。
折角ここまで来たのですから、近くの旧天城トンネルを抜け天城越えをしましょう。
ご存知、川端康成の「伊豆の踊子」や松本清張の「天城越え」に登場するあの天城トンネルです。更に行くと、旭川出身の井上靖が幼少時代を過ごした「湯ヶ島」温泉がありさらに行けば弘法大師「空海」が発見したと伝えられている「修善寺」温泉の独鈷の湯がある。念のため、河津から修善寺までは鉄道はなく、踊り子や学生のように歩く(小説では、修善寺方面から下田まで歩きますが)か、車かバスになります。ついでに紹介すると、河津七滝ループ橋の手前には伊豆の踊子で学生が宿泊した、川端康成の定宿の温泉旅館「福田屋」があります。また、福田屋の浴槽が何と言ってよいか、木の浴槽にすると一番丈夫だと言われている囲碁や将棋の盤に用いられている「かや」の木が使われている。女将が当時で100年もっているんですよと言っていたので、かやの浴槽も女将もお元気ならギネス級(失礼、お世話になって数十年お会いしておりませんが、心からお元気なことを祈ります)
小説「伊豆の踊子」の世界。湯ケ野の福田屋。玄関には川端康成をはじめ美空ひばり、中村(萬屋)錦之助、三浦友和、山口百恵など映画「伊豆の踊子」撮影時の記念品が飾ってあります。
早速、調べたところ檜の浴槽に変わっていました。幸いにも階段を下りてお風呂に入る伝統的なスタイル(大分・別府の砂湯で有名な竹瓦温泉も同じようなスタイル)、また洗い場の石や周囲の壁にはめ込んだタイルは、大正ロマンを感じさせるそのままで、健在の様子です。
当時の真っ黒で年季の入ったかやの浴槽の写真があったはずなので、見つかり次第添付いたします。時々のぞいてみてください。
河津のふるさと案内人が、観光ガイドやハイキングマップには載っていない歴史や豆知識などを交えてコースをご案内いたします。
何度か訪れて下さっている方も、新たな発見があるかもしれません!
■集合場所:河津町観光協会(河津駅から徒歩8分)〔河津桜観光交流館内〕
■所要時間:約2時間
■利用料金:お1人様につき500円
※2名様以上でご予約下さい
■お問合せ:河津町観光協会 0558-32-0290
交通アクセス
日本最大級の檜大浴場「千人風呂 金谷旅館」のご紹介です!
それでは、ここで河津に行った折には必ず寄る、鎹八咫烏の隠し湯(?千人風呂は有名なので皆さん既にご存知かもしれませんが)天然温泉かけ流しの温泉旅館を紹介いたします。
森の中の温泉「金谷旅館」看板がなければ森にしか見えない。中には通り過ぎてしまう人もいるようですよ。注意してください。(実は、他人事でなく昭和40年代の始め頃、小生も最初に伺った時そうでした。)
天然温泉かけ流しだけだったら、最近はどこの温泉地でも見かけますが、更にそれに加え、日本最大級の檜大浴槽の女風呂、千人風呂、露天風呂があり、泳いだり、歩いたりすることが出来るくらいその大きいこと、浴室の壁や天井も木を使用して落ち着いた雰囲気にしてある。洗い場周辺も広くとってあり、時々浴槽から上がり木の床に寝そべって長時間リラックスしてお風呂に入ることもできる。温泉は評判の泉質で先代が一人で掘り当てたものだそうですよ。旅館には、現主人の趣味(プロ並み?失礼プロかも)で、観測室には宇宙の星を観察できるプロ仕様の天体望遠鏡が設置されている。そういえば、この辺りは山も川もあり空気が澄んでいるので、夜空の星もきっとよく見えるのでしょう。「百聞は一見に如かず」と申しますので、河津に寄られ実際に温泉に入り確かめてみてください。
名実ともに「千人風呂」。「名は体を表す」とはまさにこのことですね。
「千人風呂 金谷旅館」の案内パンフレットにはこのように書かれているのでご披露します。
下田市街から稲生沢川の上流へ約三Km程の山あいに蓮台寺温泉と河内温泉があります。その河内温泉の一軒宿として、金谷山を背景にする緑に囲まれた二千坪の敷地の中、江戸の末より150年、当館は今も静かに時を刻んでいます。
伊豆一の木造大浴場「千人風呂」と、木造の女湯としては国内最大の「万葉の湯」、何れも泳げる程の広さと深さがあり、その大きな浴槽に自家源泉の豊富な湯があふれています。男女別の露天風呂には打たせ湯や泡風呂があり、「一銭湯(いっせんゆ)」という家族風呂も2箇所あって、温泉三昧には事欠きません。
「女湯」女性優先で、かなり前に総檜になりました。
弱アルカリ性、無色透明の清らかなる温泉は、飲用にも最適です。この土地ならではの新鮮な海の幸、山の幸を温泉と自家製味噌などによって調理する、素材の味を大切にした手料理で、皆様をお迎えしています。
露天風呂
平成14年5月17日、千人風呂は古い板を張替え、それまで木造りではなかった浴槽本体(女性専用大浴場は総檜、千人風呂は框のみブビンガという天然の木を使用してあった。恐らく先代が長尺の木を探したがなかなか見つからず、正直浴槽には向かないけれど大木で長尺をとることのできるブビンガを薦められて使用されたものと推察いたします。「編集長」)も総檜とし、「伊豆一の木造大浴場」から「日本一の総檜大浴場」に生まれ変わりました。
15年前の改修工事の時には果たせなかった日本一の総檜風呂という夢を、今年ようやく実現することができました。
素晴らしい檜の香りに包まれながら、木の柔らかい肌触りと、溢れる天然温泉の温もりを心ゆくまでお楽しみください。
この千人風呂(男性用混浴可)と万葉の湯(女性専用大浴場)、及び露天風呂(男女別)は、立ち寄り湯(日帰り温泉)も歓迎しています。
金谷旅館 〒415-0011 静岡県下田市河内114-2 TEL0558-22-0325
河津駅~蓮台寺駅 伊豆急線(下田方面に向かう)で約9分。
金谷旅館へは蓮台寺駅下車 徒歩5~6分位の所にあります。
勿論、河津には河津町観光協会推薦の天然温泉かけ流しの温泉旅館や観光ホテル等がありますので、ご自分の目的と趣味に合ったところを選ばれるのが良いかと思います。
最後にまだ初詣を済ませてない方のために、パワースポット紹介いたします。
河津・来宮神社と大楠について
【来宮神社】
河津の来宮神社は杉鉾別命(すぎほこわけのみこと)を祀ることから、杉鉾
別命神社とも呼ばれています。平安時代に作られた「延喜式」という書物の中
にも記されている、古く格式のある神社です。
【大楠】
境内にあるクスの木は県下有数の巨木であり、目通り14メートル、高さ2
4メートル、樹齢は千年以上といわれ、国の天然記念物に指定されています。
地域では「来宮様の大クス」と呼ばれ、古来より御神木として崇められてきま
した。
河津には、江戸時代から明治時代中頃まで「河津七抱七楠(ななかかえなな
くす)」と呼ばれるクスの巨木が7つあったそうで、その中で現存する唯一の巨
木です。
【鳥精進・酒精進】
この神社の氏子は12月18日から23日まで鳥肉や卵を食べず、酒も飲まな
い「鳥精進酒精進(とりしょうじん さけしょうじん)」という風習があります。
これは、祭神の杉鉾別命が酒に酔い、野火に囲まれた時、たくさんの小鳥たち
が羽に水を含ませて火を消し、野火から命を守ったという故事によるものです。
この行事は、現在でも町内外の氏子や崇敬者により守り伝えられております。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町 観光大使
協力(順不同 敬称略)
伊豆・河津温泉郷 河津町観光協会
〒413.-0512 静岡県賀茂郡河津町笹原72-12
TEL.0558-32-0290 / FAX.0558-34-0864
金谷旅館 〒415-0011 静岡県下田市河内114-2 TEL0558-22-0325
河津・来宮神社と大楠について
【来宮神社】 河津の来宮神社は杉鉾別命(すぎほこわけのみこと)を祀ることから、杉鉾 別命神社とも呼ばれています。平安時代に作られた「延喜式」という書物の中 にも記されている、古く格式のある神社です。 【大楠】 境内にあるクスの木は県下有数の巨木であり、目通り14メートル、高さ2 4メートル、樹齢は千年以上といわれ、国の天然記念物に指定されています。 地域では「来宮様の大クス」と呼ばれ、古来より御神木として崇められてきま した。 河津には、江戸時代から明治時代中頃まで「河津七抱七楠(ななかかえなな くす)」と呼ばれるクスの巨木が7つあったそうで、その中で現存する唯一の巨 木です。 【鳥精進・酒精進】 この神社の氏子は12月18日から23日まで鳥肉や卵を食べず、酒も飲まな い「鳥精進酒精進(とりしょうじん さけしょうじん)」という風習があります。 これは、祭神の杉鉾別命が酒に酔い、野火に囲まれた時、たくさんの小鳥たち が羽に水を含ませて火を消し、野火から命を守ったという故事によるものです。 この行事は、現在でも町内外の氏子や崇敬者により守り伝えられております。
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