ルネサンスでいきなり大仏様のご登場なので驚かれたかも知れません。しかし、この大仏様こそが匠の技を、随所に活かしたフィレンツェの芸術家に引けを取らない見事なものなのです。
実は今年岐阜市は、フィレンツェとの姉妹都市提携40周年になります。そこで今回は昭和53年より携わっておりましたインテリアコーディネーターにスポットを当て、姉妹都市提携40周年記念講演会と岐阜市について、前編・後編の2回に分けて紹介いたします。
まず本日の前編は、フィレンツェと岐阜市について、更に今回のメイン、記念講演会のご案内です。明日の後編では、木の中に生まれ木の中で育った者にとって(まるで日本昔ばなしのようなフレーズになってきましたが?)記念講演会が木を活かした建築デザインの会場で行われるので、いつかご紹介したいと思っていたその会場と、岐阜市内の見どころを(生まれただけで直ぐに県外に移転、それでも岐阜県は生まれ故郷なので、ⅮNAはしっかりと埋め込まれている筈?)岐阜市の皆さんに助けていただき、張り切ってご紹介できるよう頑張ります!
岐阜インテリアコーディネータークラブ創立20周年。伊藤初代会長と皆様のご苦労が実を結び、本当におめでとうございます。
岐阜大仏(正法寺)
日本三大仏の一つに数えられるこの大仏は乾漆仏としては日本一の大きさを誇ります。天保3年4月(1832年)に、実に38年の歳月を費やして完成しました。堂の高さ25.15m、廻り19.39m、仏像は坐像で、高さ13.7m、耳の長さ2.1m、鼻の高さ0.4m。大イチョウを直柱として、骨格は木材で組み外部は良質の竹材と粘土で造られ、その上を一切経で糊張りし漆を塗り金箔を置いたものです。胎内には薬師如来がまつられています。私たちに微笑みかけられているようなそのやさしい表情と荘厳さ、そして静寂な大仏殿の中はまさに癒しの空間です。
大変な種類と数の彫刻刀です。ひょっとすると、日本刀の故郷・岐阜県関市で造られたものもあるかもしれませんね!日本の職人が手掛けた刃物は、海外では大変評判が良いので!
岐阜伝統の岐阜提灯。後継者が育っているようですね。
岐阜提灯
岐阜和傘
涼しそうな岐阜うちわ
フィレンツェの街のリストランテ・バール、カフェ・バール、ジェラテリア・バールなど様々なお店がある。是非、講演の当日ご質問を。
岐阜 清流長良川鵜飼 狩り下り「鵜匠と鵜と船頭が三位一体の阿吽の呼吸」
確か毎年5月11日からのはずです。
織田信長も弟のように感じていた家康さんや、大名諸侯を招いて楽しんだんでしょうね!
清流長良川の屋形舟、幸せなご家族です。フィレンツェの子供たちにも飛騨牛を食べさせてあげたいですね。
正面の山の頂には、織田信長が義父(奥方の濃姫=帰蝶の父親)斎藤道三から譲られた(?)稲葉城後に岐阜城と改名、がある。
織田信長も眺めたであろう、いや、間違いなく眺めた、岐阜城のある金華山からの清流長良川と岐阜市街の眺め。
皆さんもきっと、この眺めを観たら安土に城を造り琵琶湖を眼下に、「天下布武」を唱え、天下を治めたいという信長の気持ちが分かるような気になります。
屋根や外壁の色に統一感のある、ルネッサンスの都フィレンツェの街並み。
ヴェッキオ橋のヴェッキオとはイタリア語で「古い」という意味で、その名が示す通りアルノ川にかかるフィレンツェ最古の橋です。一度、洪水で流されたが1345年に再建されています。周囲の建物も如何にも古そうですね。町の中に川があるとなんとなく落ち着く、きっと、川を渡って吹いてくる風がマイナスイオンを運んでくれるせいでしょうか。アルノ川も清流長良川も・・・
印象派の絵画のような写真(自画自賛!)
フィレンツェの街の風景。
フィレンツェの街の風景。
フィレンツェとは
フィレンツェ ドゥオーモ
イタリア・フィレンツェのドゥオーモ(大聖堂)「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」教会の名前は「花のマリア(聖母)」の意味である。
ファサードはネオゴシック様式、19世紀に完成した。ウフィツィ美術館に行かれたら是非お寄り下さい。世界で四番目に大きな大聖堂になる。
バラ窓からステンドグラスを通して差し込む光は大変に神秘的です。
フィレンツェ ヴェッキオ宮殿
フィレンツェ ヴェッキオ宮殿。あくまでも芸術作品です。これで、目をそらしていたら、天下の奇祭「田県神社」には行けませんよ。
フィレンツェの市章と見比べてください。(日本の田んぼアートもレベルが高いですよ~)
フィレンツェ市は、ミラノとローマのほぼ中間に位置する街で、その名の語源は「花が咲く」です。花の名産地としても知られ、人々から「花の都」と呼ばれています。市章のユリは、かつてフィレンツェに君臨した財閥メディチ家に由来します。
ルネッサンスのシンボルともいえるフィレンツェの街は、メディチ家統治の下、15〜16世紀に経済・文化的繁栄を謳歌していました。
13世紀のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂やサンタ・クローチェ教会、ウッフィツィ美術館、ピッティ宮殿、またジオット、ブルネッレスキ、ボッティチェッリ、ミケランジェロといった大芸術家達の貴重な名作の数々は600年の時を経て今なおこの街に残されています。
芸術振興・保護活動の精神は今も生きており、街全体がひとつの大きな美術館のような美しさをたたえ、人々を魅了します。
こうなると、もう神話の世界・・・
大仏様か若き日の織田信長公でしか対抗できません・・・背景に岐阜城がみえる。
姉妹都市提携の経緯
岐阜市とフィレンツェ市は、都市の規模や地勢がよく似ています。
フィレンツェでの「ルネサンス」のころ岐阜は織田信長の時代であり、楽市楽座をはじめ大変に盛況を極めたという歴史的な類似点、さらに両市とも繊維産業の中心地である点などがあり、岐阜の繊維産業界から、洗練されたファッションの街フィレンツェ市と姉妹都市提携をしたいという強い要望や、市議会への陳情書などにより、市も提携を推進し、国会議員・ローマ日本大使館一等書記官の多大な協力を得て昭和53年(1978年)に姉妹都市提携を行いました。
岐阜市は昔、井の口といい、戦国時代 織田信長公が「周の文王岐山に起き天下を定む」との故事から、「岐阜」と名づけ全国に広められたと言われています。この深き由緒にもとづき、井の口の「井」をもって岐阜市の象徴とし、これを市章と定められました。
(フィレンツェの街の屋根の色に合わせたわけでは・・・?)
お待たせいたしました!
岐阜市と姉妹都市提携40周年を迎えるイタリア・フィレンツェは、14~16世紀にかけルネサンス発祥の地として栄え、今でもその当時の面影が残る美しい建造物や街並みが世界中の多くの人を魅了し続けている街として有名です。今回、そんなフィレンツェのよく知られた観光地としての側面ではなく、そこで生きる人々がどのような日常を過ごし、そして今日までのフィレンツェという街をどのように支えてきたのかについて、講師の在住経験を通して触れた、‘暮らす人々の視点’から見たフィレンツェについてお伝えします。
遠く離れた文化も言語も違う異国の街でありながら、意外にも岐阜市との共通点が多いフィレンツェを
少しでも身近に感じて頂ける機会になればと思います。
講師 麻衣 ラーナヴェルデ氏 (日本インテリア総合研究所)
講師プロフィール
インテリアコーディネーター&デザイナースクール「日本インテリア総合研究所」にて、国内外でのインテリア関連商品やイベント企画・開発を行なう。また、ヨーロッパの国々で学んだ自然療法と現地でのセラピストとしての経験を活かし、ナチュラルセラピースクール「香りの学校LIVE」にて、自然療法セラピスト・専任講師として各種療法のコース監修や指導に携わる。スクールの運営するナチュラルセラピーサロン「CreaLuce(クレアルーチェ)」ではヒーリングやセラピーに関する講座やワークショップを企画・開催している。
【定員】100名
【参加費】無料
【日時】2018(平成30)年2月7日(水)14:30~16:00
【会場】みんなの森 ぎふメディアコスモス
岐阜市司町40番地5
【主催】岐阜インテリアコーディネータークラブ
【共催】(公社)インテリア産業協会中部支部
【後援】岐阜市
岐阜市内を走る「信長バス」
講演会会場の「みんなの森 ぎふメディアコスモス 」
お問い合わせ・お申し込み
岐阜インテリアコーディネータークラブ
FAX: 0574-61-4358 Email:dali@ma.ctk.ne.jp
鎹八咫烏 記
(伊勢「斎王」の明和町 観光大使)
協力(順不同・敬称略)
岐阜市役所 〒500-8701 岐阜市今沢町18番地 代表電話:058-265-4141
岐阜市 市民参画部 国際課 〒500-8076 岐阜市司町40番地5
みんなの森 ぎふメディアコスモス1階 Tel: 058-214-6125
公益財団法人 岐阜観光コンベンション協会
〒500-8833 岐阜市神田町1丁目8番地の5 協和興業ビル6階 TEL:058-266-5588
(公財)岐阜市国際交流協会 500-8076 岐阜県 岐阜市司町40番地5
みんなの森ぎふメディアコスモス Tel: 058-263-1741
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